谷澤まさみ
谷澤まさみ

規格外コスメを廃棄せず、価値ある形で活かすにはどうしたらいい?
サロン・業務用・サブスク販売…今すぐできる現実的な方法を整理しました。
目次を見て必要なところから読んでみてください。

規格外化粧品でも価値はある?廃棄せず活かすための新常識

「使えるのに、売れない」——そんな化粧品が、毎日のように捨てられていることをご存じでしょうか?見た目がちょっと違うだけで、棚に並べてもらえない…。でも、それは本当に“いらないもの”なのでしょうか?規格外という言葉の裏側には、もったいない現実と、見直すべき価値がたくさん詰まっています。今回は、そんな化粧品の“本当の価値”について、一緒に考えてみたいと思います。

化粧品の「規格外」とはどんなもの?

「規格外化粧品」と聞くと、なんとなく“品質に問題があるのかな?”と思ってしまう方も多いかもしれません。でも実は、それはちょっとした誤解なんです。

化粧品の規格外とは、見た目や仕様が「基準と少し違う」というだけで、本来の機能や安全性には何の問題もないことがほとんどです。たとえば…

✅ ボトルの印刷が少しズレている
✅ 外箱に傷やへこみがある
✅ 香りやテクスチャーに、ロットごとの微差がある

こういった理由だけで、市場に出せずに保管され、やがて廃棄されてしまう商品がたくさんあります。中身はいつも通りの品質なのに、ちょっとした見た目の違いで“販売不可”の判定を受けてしまうのです。

この現実に、もどかしさを感じる方も多いのではないでしょうか。

廃棄される理由と、実は“使える”商品たち

化粧品はとても繊細で、ブランドとしての統一感や美しさが求められる世界です。だからこそ、ほんのわずかな違いが、出荷のストップにつながります。

でも、考えてみてください。

✅ 中身の美容成分はそのまま
✅ 肌へのやさしさや効果も同じ
✅ 実はプロの現場では“当たり前に使われている”ことも多い

そう、これらの「使える規格外品」は、サロンやエステなどの業務用ルートでは重宝されていることも多いんです。なぜなら、プロは「中身が大切」だと知っているから。

消費者としての私たちも、ちょっとだけ視点を変えてみると、新しい価値が見えてきますよね。

ブランドイメージとサステナビリティのジレンマ

もちろん、ブランドとしては「完璧な状態で届けたい」という想いがあります。パッケージにこだわるのも、その商品の“世界観”を大切にしている証。そこに異論はありません。

でも今、サステナビリティという新しい視点が、私たちの暮らしに根づきつつあります。見た目が少し違うだけで廃棄される化粧品がある一方で、「もったいない」という想いを持った消費者も確実に増えています。

ここに、ジレンマがあるんです。

「ブランドを守ること」と「資源をムダにしないこと」
このふたつを両立させるには、どうしたらいいのでしょうか?

たとえば、限られた人だけが買える“クローズドな販路”を使うことで、ブランドイメージを保ちながら、規格外品を活かす方法もあります。そういった新しい仕組みが少しずつ広がってきている今だからこそ、私たち一人ひとりができる選択も増えてきたのだと思います。

「安いから買う」のではなく、「活かしたいから選ぶ」
そんなやさしい消費が、これからのスタンダードになると素敵ですね。

規格外コスメを活かす3つの販路アイデア

谷澤まさみ
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「ちょっとの違いで店頭に並ばない化粧品」、それを捨てるか、活かすか。
その分かれ道にあるのが、“販路の工夫”です。
今回は、品質に問題がないのに眠っているB品・在庫品のコスメたちを、無理なく、価値ある形で活用するための具体的な販路アイデアを3つご紹介します。

B品・在庫品を業務用に展開するルートとは?

まず注目したいのは、「業務用」という販路です。
ここでは見た目よりも「中身の品質」や「コスパ」が重視されることが多く、規格外のコスメと相性がとても良いんです。

例えば、

✅ エステサロン
✅ ヘアサロン
✅ メイクスクール
✅ コスメを使った研修・講座

これらの現場では、「パッケージが多少ズレていても問題ない」とされるケースがほとんど。
中身のクオリティが確保されていれば、むしろ安く仕入れられることで喜ばれることもあります。

ポイントは「まとめ売り+定期販売」
1回限りの単発販売より、サロンなどの業務用ルートでは「継続的なニーズ」があるので、サブスクモデルとの相性も抜群です。

サロン・エステ向けに提案しやすいポイント

業務用ルートに販路を広げるときは、「プロにとっての使いやすさ」を意識した提案がカギです。

以下のようなポイントを押さえると、スムーズに導入してもらいやすくなります。

提案のポイント理由・メリット
施術単価との相性を明記する「1回分でいくらコスト?」が明確だと導入しやすい
大容量 or 詰め替え仕様に対応業務用としての扱いやすさが増す
成分や効能のシンプルな資料をつけるスタッフ教育用にも使えて好評
SDGs・サステナビリティ視点を共有サロンのブランディングにも貢献できる

サロン経営者の多くは、「他店とどう差別化できるか」を常に考えています。
だからこそ、「規格外だけど品質はそのまま」という背景は、むしろ“ストーリー性のある選択肢”としてプラスになることもあります。

小売NGでも“プロ向け販売”ならOKな理由

一般小売では避けられてしまうような外観の違いも、プロ向けの限定販売であれば大きな問題になりません。
その理由は、販売先と使用シーンの違いにあります。

✅ 小売:一般ユーザーがパッケージや見た目も重視
✅ 業務用:施術で使用するため、機能・成分が最優先

また、“プロ向け”という枠組みであれば、あらかじめ用途や背景を説明した上で販売できるため、誤解が生まれにくくなります。
特に最近では、「持続可能な取り組みをしている企業と取引したい」というサロンも増えており、エシカルな調達先として選ばれるケースも出てきています。

つまり、規格外コスメは“売れない”のではなく、「売り方」を変えれば必要とされる場所があるということ。

「捨てない美容」へ。
ほんの少しの工夫で、たくさんのコスメにもう一度、活躍のチャンスをあげられます。

サブスクで収益を最大化する!持続可能な販売モデル

谷澤まさみ
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不安定な売上、予測しにくい在庫の動き——そんな悩みを抱える化粧品事業者さんにとって、「サブスクリプション(定期販売)」という仕組みは、大きな可能性を秘めた選択肢です。特に、規格外品やB品のように数量に限りがある商品こそ、計画的に“使い切ってもらう”仕組みが重要になってきます。
今回は、化粧品とサブスクを組み合わせたときのメリットと、収益の安定化につながるポイントを深掘りしていきます。

化粧品の「サブスク化」が注目される理由

化粧品は、「なくなったらまた使いたい」と思われやすい、“リピート性の高い商品”です。だからこそ、サブスクとの相性がとても良いんですね。

主な注目理由は、こちら。

使用サイクルが明確(たとえば“1ヶ月で使い切る”美容液など)
消耗品であるため、定期的な需要が自然に生まれる
✅ 購入の手間を省きたいという消費者のニーズにも応える

さらに、B品や規格外品であっても「品質には問題がない」ことを丁寧に伝えることで、“もったいないを選ぶ”というエシカルな価値観がファンの共感を生み、継続率にもつながっていきます。

“お得”と“やさしさ”が両立する、それがコスメのサブスク化の魅力です。

業務用×サブスクの掛け算で安定収入に

サロンやエステのような“定期的に一定量を使う現場”では、サブスクモデルが本領を発揮します。業務用として使うからこそ、「毎月同じくらいの量を、決まったタイミングで届けてほしい」というニーズは意外と多いものです。

たとえば、以下のような形が考えられます。

提案モデル内容
月額制の“業務用セット”美容液や洗顔フォームなどのB品を、定量パックで毎月お届け
シーズン連動型サブスク季節ごとの肌悩みに応じた商品を、業務向けにアレンジ
サロン会員特典つきセット販売促進ツールやPOP付きで、店舗販売もサポート

こうしたモデルでは、商品だけでなく“サービス価値”ごと届けることが大切。継続して使ってもらえることで、廃棄リスクも減り、収益予測もしやすくなります。

規格外コスメだからこそ、「計画的に使ってもらう」ことで未来が見えてくる。
そんな形にしていけると理想的ですね。

顧客の継続利用を生むための工夫とは?

「1回だけ使って終わり」ではなく、「また次もお願いしたい」と思ってもらうためには、サブスクならではの“続けやすさ”を意識した仕組みづくりがポイントです。

おすすめの工夫はこちら。

初回限定のトライアル価格で始めやすくする
スキップ・解約が簡単な仕組みを明記して、安心感を提供
毎月ミニおまけや、ちょっとした“変化”を加えて飽きさせない
✅ 利用者の声や感想を紹介し、「私も続けたい」と思える共感を作る

また、B品・規格外という特性を“あたたかいストーリー”として伝えることも大事です。

たとえば、

「この月の美容液は、キャップに微細な傷があるため店頭に並ばなかったもの。でも品質はそのまま、プロも使うほどのクオリティです。」

といった説明があるだけで、“買う行動”が“参加する選択”に変わるのです。

サブスクは“つながり”が続くからこそ、信頼や共感が育ちます。
その積み重ねが、あなたの事業にとっての“サステナブルな収益”につながっていくのです。

SDGs時代の“売らないと損する”在庫活用術

谷澤まさみ
谷澤まさみ

「在庫が余ってしまったから仕方ない…」そんなふうに諦めてしまっていませんか?
SDGsが広がる今の時代、「捨てないこと」が価値になるという発想が、企業にも個人にも求められています。特に化粧品のような製品は、適切な販路があれば“廃棄”ではなく“活用”へとつなげられる可能性が高いもの。
今回は、ただのコスト削減にとどまらない、在庫活用の新しいスタンダードについて一緒に考えていきましょう。

廃棄コストの削減だけじゃないメリット

まず知っておきたいのが、在庫を捨てることの“見えない損失”です。

化粧品業界では、廃棄にかかる費用が意外とかさみます。焼却や処分のための手配、そして人件費…。それだけでなく、「もったいないことをしている」という企業イメージの低下も見逃せません。

でも在庫を活かす選択をすると、こんなメリットがあります。

廃棄コストがゼロに近づく
商品を現金化できる
エシカルな企業として評価される
“もったいない精神”が社内にも浸透する

特にSDGsに関心のある企業との取引では、「御社の取り組みに共感しました」という声から新しいビジネスが生まれることも。
「ただ捨てない」ではなく、“価値に変える”視点
を持つことが、これからのビジネスには求められているのかもしれません。

ブランドを守りながら販売するには?

「在庫を出したい。でも、ブランドの価値を下げたくない」
そんなお悩みも、化粧品メーカーやD2Cブランドさんからよく聞きます。実際、“安く出回る”ことは、通常価格で買ってくれるお客様との信頼関係にも影響するため、慎重になるのは当然です。

ここでおすすめなのが、“クローズド・バイイングモデル”という仕組み。

✅ 商品ページはオープン(誰でも見られる)
✅ 実際の購入は、会員限定でクローズドに実施
✅ 定価販売チャネルとは別の“限定流通”にする

この方法なら、

「商品を活かしたい」
「でも、価値を守りたい」

という2つの願いを同時に叶えることができます。

「選ばれた人だけが買える」ことに特別感も生まれ、プレミア感を演出することも可能です。
エシカルでありながら、ブランディングも崩さない——そんな販路が、すでに現実になっているんです。

フードロスならぬ“コスメロス”をなくす仕組み

「食べられるのに捨てられてしまう食品」をなくす“フードロス対策”は、いまや社会全体のテーマになっています。
でも実は、「まだ使えるのに捨てられている化粧品」——“コスメロス”も、静かに広がっているんです。

✅ 印字ミス
✅ パッケージ破損
✅ テスト販売の余剰品
✅ サンプル品の期限切れ

こういった理由で、中身がちゃんとしていても廃棄されるコスメは少なくありません。
けれど、適切な販売先とストーリーさえあれば、こうしたコスメは十分に価値を持ち続けられます。

たとえば、

エシカル会員限定での販売
サロンやエステへの業務用展開
サブスクでの定期的な活用

といった形で、消費者との“関係性”を育みながら、商品を丁寧に循環させることができます。

「まだ使えるなら、ちゃんと使ってもらおう」
そんなやさしさが、これからのコスメ業界を少しずつ変えていくのかもしれません。

そしてその選択は、廃棄を減らすだけでなく、企業の収益やブランドの未来も守る力になります。
“売らないと損する時代”に、ぜひ「活かす販路」を見つけていきましょう。

化粧品業界に広がる新たな販路:OEFという選択肢

谷澤まさみ
谷澤まさみ

在庫を抱えながらも「安売りにはしたくない」と悩むブランドにとって、“OEF”という新しい選択肢が、いま注目されています。
規格外品やB品を、「もったいない」では終わらせない
OEFでは、ブランドの世界観や信頼を守りながら、価値ある商品を必要な人へ届けるための仕組みを整えています。
ここでは、化粧品業界にとってOEFがなぜ安心して使えるのか、その理由を具体的にお伝えします。

「価格オープン・購入クローズド」の安心感

OEFの最大の特徴は、「誰でも見られるけど、誰でも買えるわけではない」という点です。
商品の情報や価格はサイト上でオープンになっていますが、実際に購入できるのは月額会員登録をした方だけ
。つまり、「クローズドな購買環境」が整っているのです。

この仕組みによって、

✅ 一般流通とは分離された特別な購買ルートになる
✅ 過度な値引き印象を避けられる
✅ 価格競争に巻き込まれずに済む

といった安心感が得られます。

情報は公開、でも購入は限定
この絶妙なバランスが、「信頼」と「販売」を同時に守ってくれるのです。

ブランド価値を守る“クローズド・バイイングモデル”

「値崩れを起こしたくない」「取引先への説明が難しい」——
そんな不安を持つサプライヤーにとって、OEFの採用している“クローズド・バイイングモデル”は、非常に相性が良い仕組みです。

このモデルでは、

✅ 商品ページの表示は一般公開(SEOにも貢献)
✅ 実際の購入はOEF会員のみ(購買制限あり)
✅ 会員は、エシカル意識の高い人たちに限定

つまり、「ブランドを守るための環境設計」が整っているということ。
“誰でも手に入れられる安売り品”ではなく、
「選ばれた人だけが選べる、やさしい選択」としての位置づけになります。

ブランドの哲学や世界観を大切にする企業にとって、この“クローズド感”は大きな魅力となるはずです。

少量・短期でも出品できる柔軟な仕組み

OEFは、「在庫がたくさんある企業だけのもの」ではありません。
むしろ、少量・短期での出品にも対応できる仕組みがあるからこそ、使いやすいという声が増えています。

たとえば、

✅ シーズン品の余剰分を“ワンロットだけ”出品
✅ サンプル試作品をお得セットで限定販売
✅ 販売終了予定のラインナップを“エシカルに卒業”

といった柔軟な活用が可能です。

特に、「もともと廃棄予定だった商品」を少しでも活かしたいという気持ちがあるなら、OEFはまさにその受け皿になってくれます。

初期費用や手数料も明瞭で、物流は各サプライヤーに任せる形なので、無理なく始められるのも嬉しいポイントです。


「このまま処分するしかない…」と思っていた商品に、もう一度光を当てたい。
そんな時に、OEFは“売ること”以上の価値を提供してくれる販路になるはずです。
エシカルに、サステナブルに、そしてブランドを守りながら。
コスメ業界にとっても、これからますます必要とされる場所になっていくのではないでしょうか。

👉 廃棄せずに在庫を活かす5つの方法をチェックする

✅ 在庫処分に悩んでいる
✅ ECに出したけど広告費ばかりかかる
✅ ブランド価値を守りながら売りたい
その悩み、OEFでまるごと解決できます!
初期費用を抑えて、今ある在庫を新しい売上に。