谷澤まさみ
谷澤まさみ

キャッシュ不足に悩む中小企業や個人事業主へ。まだ使える“訳あり在庫”を、価値ある商品として現金化する方法を解説します。目次を見て必要なところから読んでみてください。

キャッシュが回らない…在庫で悩む事業者のリアル

季節ごとの商品や限定パッケージ。せっかく仕入れたのに売れ残ってしまって、気づけば倉庫に眠ったまま…。そんな在庫を抱えながら、「現金が足りない」と焦っていませんか? 実は今、キャッシュ不足を訳あり品の販売で解消するという方法に注目が集まっています。売れない在庫ではなく、“まだ売れる”在庫。いまの時代に合った新しい選択肢について、一緒に考えてみませんか?

黒字倒産の原因は「売れてない」ではなく「資金が足りない」

「決算は黒字だったのに、なぜか会社が続けられない…」
そんな事業者さんのお話、私もこれまでに何度か耳にしたことがあります。実はこれ、黒字倒産と呼ばれる現象で、原因はとてもシンプル。売上が立っていても、現金(キャッシュ)が手元に残っていない状態に陥ると、支払いがまわらなくなってしまうのです。

たとえば、商品を仕入れてから売れるまでに時間がかかると、その間はお金が動かない状態。加えて、店舗運営費や人件費、次の仕入れの支払いなど…現金がないと、日々の経営はあっという間に立ち行かなくなってしまいます。

“利益が出ている=安心”とは限らない
資金繰りの見直しは、早めが肝心

とくに食品や日用品などの在庫を多く扱う事業者さんにとっては、「いかにキャッシュを早く回すか」がとても重要なポイントなんです。

賞味期限や型落ち…「まだ売れるのに廃棄」していませんか?

売り物としては十分な品質なのに、賞味期限が迫っているとか、パッケージが変更になったといった理由で、やむなく在庫を廃棄してしまっていませんか?
その在庫、実は“価値”を失ったわけではありません。

たとえばこんなケース、心当たりはありませんか?

在庫の理由本当の状態
賞味期限が残り2週間まだ安全に食べられる
パッケージが旧デザイン中身は現行品と同じ
季節限定で売り切れずクオリティは変わらない

どれも、“見た目”や“タイミング”の都合で売れ残ってしまっただけ。こうした在庫は、訳あり品としての販路に出すことで、キャッシュに変えることができます。

しかも今は、「もったいないから選ぶ」という価値観が広がりつつあります。訳あり品に対してもポジティブな印象を持つ人が増えていて、「エコだから」「お得だから」と進んで選ばれるようになっているのです。

訳あり=ネガティブではない時代へ
捨てる前に、“誰かにとっての価値”を探してみることが大切です

在庫は「失敗」ではありません。それをどう活かすかで、次のチャンスが見えてくると私は信じています。

訳あり品の販売が、キャッシュ改善につながる理由

谷澤まさみ
谷澤まさみ

在庫は「売れなかったもの」ではなく、「まだ誰かにとっての価値が眠っているもの」。そんなふうに視点を変えてみると、これまで見過ごしていた選択肢が見えてきます。特にキャッシュが苦しい時こそ、訳あり品をどう活用するかが鍵になります。ここでは、在庫をムダにせず利益につなげるための、現実的なヒントをお伝えします。

廃棄コストの削減が、そのまま利益になる

少し意外かもしれませんが、「廃棄」って、ただ処分するだけで終わりではないんです。実際には、処分費用・人件費・輸送コストなど、目に見えないお金がかかっています。

たとえば、食品を例にすると…

✅ 賞味期限が過ぎた商品を産廃業者に依頼すると、1kgあたり数百円〜数千円の費用が発生
✅ 在庫スペースが埋まったままだと、新しい仕入れができず売上のチャンスを逃す

つまり、「売れなかったから捨てよう」は、二重にお金を失う選択肢なんですね。

でも、もし“ちょっとだけ期限が近い”とか“ラベルにキズがある”だけであれば、それを訳あり品として販売することで、処分コストが「売上」に変わる可能性があるんです。

特に近年では、「エシカル消費」や「もったいない精神」に共感して購入してくださる方も多く、訳あり品は“買ってもらいやすい商品”になっています。

少量ロットでもOKな「アウトレット販路」の存在

「うちは大きな出荷ロットが組めないから…」
そうお悩みの方も多いかもしれません。でもご安心ください。今の販路は、必ずしも大量販売が前提ではないんです。

✅ 少量ロット・一括納品不要
✅ 1商品だけの出品でもOK
✅ 送料込み価格で完結する仕組みもあり

このように、小回りがきくアウトレット販路が増えてきていて、「初めての訳あり販売」にチャレンジするハードルはどんどん下がっています。

たとえば、ある調味料メーカーさんは「10本だけ賞味期限が近い商品」が出たときに、アウトレット経由で数日で完売。処分予定だった在庫が、思わぬキャッシュになったという事例もあるんですよ。

誰かにとっては“売れ残り”でも、別の誰かにとっては“お得な掘り出し物”。そう考えると、在庫にはまだまだたくさんの可能性が眠っているんです。

在庫を利益に変える!訳あり品販売の現実的なルートとは

谷澤まさみ
谷澤まさみ

訳あり品を「売ってみよう」と思っても、いざとなると「どこで?」「どうやって?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
特にブランドや価格のイメージを大切にしている事業者さんほど、「安売り感が出てしまうのでは?」という不安を感じやすいかもしれません。
ここでは、訳あり品の主な販売ルートと、それぞれの特徴をご紹介します。

メルカリ・業者買取・業販…どれがベスト?

まずは、よく使われる3つのルートについて、それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。

販売ルートメリット注意点
メルカリなどのフリマアプリ誰でもすぐ始められる・手数料が明確ブランド毀損・価格崩れのリスクがある
業者による買取即時現金化できる・在庫処分が早い買取価格が安くなる傾向あり
業販(BtoB取引)同業者に卸すことで継続取引に発展する可能性条件交渉が必要・スピード感に欠ける場合も

どのルートも一長一短ありますが、「ブランド価値を守りながら、無理なく在庫を動かしたい」という方にとっては、もうひとつの選択肢があります。

会員制で安心して売れる“クローズド・バイイングモデル”とは?

それが、「クローズド・バイイングモデル」と呼ばれる販売の仕組みです。

これは、商品情報は誰でも見られるけれど、実際に購入できるのは会員だけというスタイルのEC販売方法です。

価格はオープン。けれど、購入はクローズド
ブランド価値を守りながら在庫をさばける
会員=エシカル消費に共感している人たちなので、値崩れや転売の心配が少ない

こうした販路は、単なる在庫処分ではなく、「社会貢献」と「収益化」を両立できる売り方として、じわじわと広がっています。

とくに、「まだ使えるのに捨てるのはもったいない」という考え方に共感してくれる会員さんがいる場であれば、訳あり品も“価値ある選択肢”として前向きに受け取られやすいんです。

キャッシュが足りないときに、ただ「安く手放す」のではなく、想いと価値をちゃんと届ける販売ルートを選ぶことで、次のビジネスにもつながっていくはずです。

エシカルな販路で信頼と売上を両立させる方法

谷澤まさみ
谷澤まさみ

訳あり品を販売する際に、多くの事業者さんが気にされるのが「ブランド価値への影響」です。「定価で買ってくれているお客さまにどう映るだろう?」という不安は、ごく自然な感情です。だからこそ、信頼を守りながら在庫を活かせる“エシカルな販路”を選ぶことが、これからの時代にはより大切になってくるのだと思います。

値崩れの不安なし!ブランド価値を守る仕組み

“安売り”や“在庫処分”という言葉には、どうしてもネガティブな印象がつきまといます。でも、実際には「訳あり=質が悪い」というわけではありません。品質は保たれたまま、タイミングや事情で通常の流通に乗らなかっただけのものが、たくさんあるんです。

そこで重要になるのが、誰に向けて・どんな形で販売するかという視点。

たとえば、

✅ 一般市場ではなく、限定された会員向け
✅ 商品の背景やストーリーをきちんと伝えたうえで
✅ ブランド価値に配慮された価格設定で

こうした仕組みの中であれば、「価値を守ったまま」訳あり品を提供することが可能になります。むしろ、お客さまからは「企業の姿勢に共感した」「応援したくなった」といった声も寄せられることがあります。

エシカルな選択が、信頼にも、売上にもつながっていく。そんなあたたかい循環が、いま少しずつ広がってきているのです。

「誰でも見れるが、買えるのは会員だけ」という安心感

最近では、「クローズド・バイイングモデル」という仕組みが注目を集めています。これは、商品情報はオープンにしながらも、購入は選ばれた会員だけに限定する販売方式のこと。

このモデルには、いくつかの安心ポイントがあります。

価格は公開されているので、隠し事がない透明感
購入できるのは“エシカル消費”に共感する人たちだけ
転売や値崩れのリスクが少ない

たとえば、スーパーのチラシやタイムセールのような「誰でも買える安売り」ではなく、「理念に共感している人だけがアクセスできる販路」だからこそ、ブランドの世界観やこだわりを壊すことなく届けることができるんです。

企業にとっても、お客さまにとっても、信頼を土台にしたやりとりができる。それが、エシカルな販路のいちばんの魅力なのかもしれません。

在庫に悩んだとき、値段を下げる前に、「どう届けるか?」を考えてみる。そんな選択が、未来への一歩につながっていきます。

OEFという選択肢|在庫を現金化しながら社会貢献もできる

谷澤まさみ
谷澤まさみ

「まだ売れる在庫があるのに、捨てるしかない…」そんな悩みを抱えていたあの頃の自分に、今ならこう伝えたいです。“売れ残り”ではなく、“選ばれ待ち”の商品なんだよ、と。
OEFは、そんな“もったいない”にもう一度命を吹き込む場所です。在庫をキャッシュに変えるだけでなく、社会にも価値を届けるという、新しい形のアウトレット販路として、多くの事業者さんに選ばれ始めています。

出品は月額制+成果報酬型で低リスク

OEFの仕組みはとてもシンプル。初期費用を抑えながら、成果が出たときだけ手数料が発生するモデルです。

✅ 初回登録料:15,400円(税込)
✅ 月額利用料:2,980円(税込)
✅ 販売手数料:売れたときだけ10%(決済手数料込み)

つまり、「まずは1商品だけ出してみる」というチャレンジも大歓迎なんです。しかも、価格はオープン、でも購入できるのは会員限定という“クローズド・バイイングモデル”を採用しているので、市場価格や取引先との関係に配慮しながら販売できるという安心感もあります。

少量ロットでも、スポット的な在庫でもOK。「売れるかどうか不安…」という方にこそやさしい仕組みです。

サステナブルな企業イメージ強化にもつながる

OEFを通じた訳あり品の販売は、単なる「在庫処分」ではありません。廃棄コストを減らしながら、社会貢献にもつながる行動なんです。

そしてそれは、いま多くの消費者が求めている「共感できる企業選び」にも直結しています。

✅ フードロス削減への取り組み
✅ サステナブルな流通モデルへの参加
✅ 誰かの「もったいない」を「ありがとう」に変える体験

こうした取り組みは、企業のブランディングにも大きなプラスをもたらします。「あの会社、いいことやってるね」「応援したくなるね」――そんな声が、やがて売上にもつながっていくのです。

訳あり品を売ることは、安売りでも敗北でもありません。
それは、価値の再発見であり、未来への前向きな選択です。

在庫の奥に眠るストーリーを、誰かの暮らしに届けてみませんか?
OEFなら、その一歩を安心して踏み出せます。

👉 廃棄せずに在庫を活かす5つの方法をチェックする

✅ 在庫処分に悩んでいる
✅ ECに出したけど広告費ばかりかかる
✅ ブランド価値を守りながら売りたい
その悩み、OEFでまるごと解決できます!
初期費用を抑えて、今ある在庫を新しい売上に。