谷澤まさみ
谷澤まさみ

法人ギフトの大口案件が突如キャンセルに──。丹精込めた柑橘ピール15kgの行き場がなくなったとき、あなたならどうしますか?
目次を見て必要なところから読んでみてください。

こんにちは。OEFの谷澤まさみです。

あなたが地方で柑橘の加工を手がける農家で、商品力には自信があるけれど、販路は限られていて──そんな中、ある法人ギフト案件で「乾燥ピールを15kg納品予定」となれば、それはまさにチャンスの到来です。

「これが決まれば、今年の売上がぐっと伸びる」

そう期待して、農閑期返上で製造に励んだ。
パッケージもいつもより上質なデザインに。
いつでも出荷できるよう、15kgを真空パックして冷凍保管。

それがまさか、「先方の社内事情で企画ごと白紙」になるなんて──。

こうした事態は、実は特別な話ではありません。

予定が消えた。だけど、在庫は残った。

乾燥ピール15kgというと、200gパックにすればおよそ75セット。
単価を1,000円と見積もっても、約75,000円分の在庫。

けれどこれはあくまで「販売できれば」の話です。

食品ですから、冷凍保存とはいえ賞味期限には限りがあります。
それに、法人ギフト用に作った仕様は、直販やマルシェに流すにはちょっと立派すぎて浮いてしまう。
ギフト用途に合わせた化粧箱やラベルは、原価にも跳ね返っています。

つまりこの時点で、「自社で売るにはハードルが高い」在庫になってしまっていたんです。

しかも冷凍ストック用のスペースを圧迫していることで、他の商品生産にも影響が出始めていました。

「使えるのに売れない」焦り

冷凍庫の一角にずっしりと居座る、15kgの乾燥ピール。

「破棄するにはもったいない」「でも、売るあてもない」

この矛盾は、売上とは関係のないところで日々の業務に影を落とします。

気づけば、ピールのことばかり考えてしまう。

販路はないか、ギフトに代わる企画は出せないか、既存のお客様に案内できないか──。
SNSで紹介してみるも、反応は弱い。

かといってセール価格で投げ売りすれば、「いつもはこんなに安くできるの?」とブランドイメージを崩しかねません。

商品は素晴らしいのに、状況がそれを殺してしまう。
そんなジレンマに、正直、心がすり減っていく感覚がありました。


次回は、この在庫課題に対してどんな模索があり、従来の販路ではなぜ限界があったのか──
そして「売れ残り」から「選ばれ待ち」へと発想を変えるきっかけについて、お話ししていきます。

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