
PMSや月経不順がつらいけど、「ホルモン検査って実際どうなの?」と思っていませんか?24歳の私が受けたリアルな体験談と、選び方・向き合い方を正直に綴りました。目次を見て必要なところから読んでみてください。
ホルモン検査って何のためにするの?【知っておきたい基礎知識】
「ホルモン検査って、そもそも何のためにやるの?」そう感じた方も多いのではないでしょうか。月経不順やPMS、不妊、肌荒れなど…なんとなくの不調に“理由”をつけたいとき、検査という選択肢が見えてきます。この章では、ホルモンと心身の関係、検査でわかることや受けるべきタイミングについて、まず知っておきたい基礎知識をまとめました。
女性ホルモンと心・体のつながり
女性の体は、エストロゲンとプロゲステロンという2つの主要なホルモンによって日々揺れ動いています。これは生理周期だけでなく、肌の調子、気分、集中力、睡眠の質にまで影響を与えるもの。
たとえば、生理前になると「いつもよりイライラする」「眠りが浅くなる」「むくみやすい」と感じたこと、ありませんか?それは、ホルモンバランスの自然な変動によるものなんです。
ただしこのバランスが乱れると、PMS(月経前症候群)や不正出血、強い倦怠感といった症状につながることも。心の不調も含め、身体と女性ホルモンのつながりを正しく理解しておくことが、自己ケアの第一歩です。
検査でわかること:ホルモンバランスと不調の関係
ホルモン検査では、主に以下のようなホルモンの値をチェックすることができます。
✅ エストロゲン(卵胞ホルモン)
✅ プロゲステロン(黄体ホルモン)
✅ FSH(卵胞刺激ホルモン)
✅ LH(黄体形成ホルモン)
✅ テストステロン(男性ホルモン)
✅ 甲状腺ホルモン
これらのバランスから、
- 排卵が起きているか
- 月経周期が正常か
- 更年期の兆候があるか
- PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)などの疾患の可能性
などが見えてきます。
私自身も20代後半に検査を受けたのですが、それまで「ストレスかな」と流していた体調不良が、実はエストロゲンの低下によるものだったとわかったとき、妙に納得してホッとしたのを覚えています。
つまり、ホルモン検査は“なんとなくの不調”に名前をつける手がかり。原因がわかることで、必要以上に自分を責めることも減っていきます。
検査を受けるタイミングや年齢の目安
検査は婦人科やオンラインの自宅キットで受けられますが、いつ受けるのがベストか?というのは悩むところですよね。
まず、生理周期が安定している方であれば、生理開始から3〜5日目がホルモン値の基準を見やすいタイミングとされています。ただし、不正出血や月経不順がある場合は、医師の指示に従いましょう。
年齢の目安としては、
- 20代後半以降でPMSや月経不順が気になるとき
- 妊娠を考える前に体調を知っておきたいとき
- プレ更年期(30代後半〜40代前半)の体調変化を感じたとき
このあたりが「検査してみようかな」と立ち止まるきっかけになりやすいポイントです。
ホルモン検査って、病気を疑うためだけじゃないんです。「今の自分の状態を知って、どう付き合っていくかを考える時間」でもあると思っています。
だからこそ、ちょっとでも気になることがあるなら、検査を“選んでいい”。それが、自分を大事にするケアのはじまりだと、私は思います。
実際に受けてみた!24歳の私のホルモン検査体験談
「ホルモン検査って気になるけど、実際どうだった?」という声をよく聞きます。私自身、24歳のときに検査を受けました。きっかけは、PMSの不調で生活に支障が出はじめたこと。それまで自分の体に“なんとなく”で向き合っていたけれど、検査を通してようやく言語化できたんです。この章では、リアルな体験談として、検査までの経緯・選んだ方法・結果を見たときの気持ちを正直にお伝えします。
きっかけは「PMSがつらすぎた」こと
正直、最初は「ホルモン検査なんてまだ早いんじゃ…?」と思っていました。でも24歳のある日、生理前になると涙が止まらなかったり、急に人との関わりがしんどくなったり。仕事中に集中できず、夜も眠れない。そんな日々が続いて、「これってただの気分の問題じゃないかも」と思い始めました。
市販のPMS対策サプリを試したり、食生活を見直したり…自分なりに工夫しても、根本的な改善が見えなくて。ふとSNSでホルモン検査キットの広告を見かけたのが、行動に移すきっかけになりました。
「ちゃんと理由を知りたい。数字で見たい」
その思いが背中を押してくれました。
どこで・どうやって受けた?検査方法の選び方
当時は忙しくて婦人科に通う時間がなかったので、自宅でできる検査キットを選びました。採血は指先から少量の血液を採る方法で、痛みもほとんどありません。ネットで注文して、届いたキットに沿って手順を進めるだけ。2週間ほどでオンライン上に結果が届きました。
選ぶときに意識したポイントは以下の3つです。
✅ 信頼できる企業かどうか(医療機関と連携しているか)
✅ 知りたいホルモン項目が含まれているか
✅ 検査後のサポートや結果の見やすさ
ちなみに、迷った末に婦人科の選択肢も調べたのですが、予約のハードルや平日しか空いていないなどの理由で、当時の私にはハードルが高かったんですよね。でも今思えば、ライフスタイルや不調のレベルに応じて「どちらも選べる」という知識が大事だったなと思います。
検査結果を見たときの気持ちと正直なリアクション
届いた検査結果には、複数のホルモン数値がグラフで表示されていて、自分の状態が「平均より低め」「やや高め」など、ひと目でわかる形になっていました。
特に驚いたのは、エストロゲンの値がかなり低めだったこと。
それを見た瞬間、「やっぱりホルモンのせいだったんだ…!」と、ある意味で納得できたんです。今まで「自分が弱いから」と思っていたモヤモヤが、体の声だったんだとわかっただけで、すごく安心しました。
もちろん、数字を見ただけで全てが解決するわけではありません。でも、
- 自分の状態を客観的に把握できたこと
- ケアの方針を立てる“土台”ができたこと
- 医師やパートナーにも「こういう結果だった」と伝えやすくなったこと
この3つが、わたしにとっての大きな変化でした。
検査を受けたあの日から、「ちゃんと向き合いたい」という気持ちが、やっと自分の中で育ち始めた気がします。検査って“怖い”ものじゃなくて、自分にやさしくなるための選択肢なんですよね。
ホルモン検査の方法を比較【婦人科・自宅キット】
ホルモン検査を受けてみようと思ったとき、まず悩むのが「どこで、どんな方法で受けるか」ですよね。通院して医師に診てもらうのがいいのか、それとも自宅でできるキットにするのか…。この章では、ホルモン検査の代表的な2つの方法を比較しながら、それぞれの特徴と選び方のヒントをお伝えします。
方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
婦人科での採血 | 医師の診察あり・保険適用も可 | 専門的・安心感がある | 予約が必要・やや緊張する |
自宅検査キット | 自分のペースで実施・ネット注文可能 | 手軽・通院不要・記録も簡単 | 正確さはやや劣る場合もある |
自分に合った方法を選ぶためのチェックポイント
どちらの方法にもメリット・デメリットはあるので、“今の自分”にフィットする方法を選ぶことが大切です。以下のような視点で比較してみましょう。
✅ 時間的な余裕があるか
通院できる時間があるなら、医師のサポートが得られる婦人科もおすすめ。忙しい方や人混みを避けたい場合は、自宅検査キットが向いています。
✅ 相談したいことがあるか
月経不順や不妊など、具体的な悩みがあるなら、医師に相談できる体制がある方が安心です。逆に「まずは状態だけ知りたい」という方には、オンラインの自己チェックが便利。
✅ 結果をどう活かしたいか
婦人科では、その場で治療の提案がある場合も。一方、自宅キットは記録として残しやすく、何度か繰り返して“自分の変化を見守る”ツールとしても使えます。
費用・時間・手間のバランスをどう考えるか
実は、ホルモン検査って方法によって費用にもかなり差があります。
検査方法 | 費用の目安(保険外) | 所要時間 | 受けやすさ |
---|---|---|---|
婦人科での検査 | 約3,000〜10,000円 | 来院+検査:約1〜2時間 | △(予約必要) |
自宅検査キット | 約6,000〜12,000円 | 検体採取:約10分 | ◎(自宅OK) |
※保険適用になるケース(不妊治療や月経異常など)では、婦人科での検査がよりリーズナブルになります。
わたし自身は最初、自宅キットを使って“自分の基準”を知り、2回目以降は婦人科で精密に診てもらうという形にしました。どちらかを選ぶというより、「どう組み合わせるか」という視点で考えるのもおすすめです。
そして何より大事なのは、「ちゃんと知ろう」と思ったその気持ち。どんな方法を選んだとしても、“自分の声に耳を傾けようとしたこと”が大切な一歩だと思っています。
結果とどう向き合う?ホルモンバランス改善の第一歩
ホルモン検査の結果が出たとき、多くの人が「じゃあ、これから何をすればいいの?」と戸惑います。わたしもそうでした。数値は“事実”を示してくれるけれど、それをどう活かすかは自分次第。この章では、検査後の向き合い方と、実際にわたしが取り入れてよかったセルフケアの習慣、そして心の支え方についてお話しします。
私がやってよかった3つのこと ✅
検査結果を受けて、私がまず見直したのは「日常の小さな選択」でした。病気ではないけれど、今のままだと不調が積もってしまいそう。その危機感が、自分の生活を見つめ直すきっかけになりました。
✅ 食生活の見直し(鉄分・たんぱく質を意識)
ホルモンは“材料”がなければ作れません。特にたんぱく質と鉄分は、女性ホルモンの土台をつくる栄養素。コンビニ食が多かった私は、まず朝ごはんにゆで卵と納豆を加えることからスタートしました。難しいことはしていません。毎日じゃなくても、選択肢を知っておくことで「今日はちょっと意識してみよう」と思えるようになりました。
✅ ストレスケアと睡眠の優先順位アップ
睡眠不足や慢性的なストレスは、ホルモンバランスに大きく影響します。だから私は「気分が下がる前に、先回りして休む」ことを自分に許しました。たとえば、予定を詰めすぎない、SNSを見すぎない、夜のスマホ時間を減らす。休む=悪いことと思っていた自分の価値観も、少しずつ変わっていきました。
✅ サプリや漢方の併用(婦人科医と相談)
自己判断でのサプリ摂取は避け、検査結果をもとに婦人科で相談しました。私の場合は、女性ホルモンの補助を目的に漢方を処方してもらい、それがかなり相性良かったんです。もちろん体質によって合う・合わないはありますが、「選択肢がある」と知るだけでも気持ちがラクになりますよ。
「数字」よりも「今の自分」と向き合う大切さ
検査結果に一喜一憂しすぎると、逆に不安が強くなることもあります。私も最初は、「この数値じゃダメなの?」と自分を責めてしまったことがありました。
でも、数字は“今のスナップショット”であって、未来を決めるものじゃないと気づいたんです。
たとえば、ストレスが強かった週の数値は乱れやすいですし、月経周期や体調によってもブレがあるもの。だからこそ大事なのは、「この結果をどう受け止めて、自分のケアに活かすか」。“どうせ私なんて”じゃなくて、“じゃあ今から何ができるか”に目を向けること。それが、ホルモンと付き合っていく一番やさしい方法だと思います。
周囲に相談できない時、どう乗り越えた?
ホルモンの話って、まだまだタブー視されがちですよね。職場の同僚にも、友人にも、なかなか打ち明けづらくて。実際、私も「そんなの気のせいじゃない?」と言われた経験があります。
そんなときは、自分と同じ悩みを抱えた人の声を探しました。SNSやnote、ポッドキャストなど、顔の見えない場所だからこそ、本音で話している人がたくさんいます。
そして、「私だけじゃなかった」と思えたことで、少しずつ前を向けるようになりました。
また、日記を書くのもおすすめです。誰かに話せないなら、自分だけのノートに「今日ちょっとつらかった」「こうしてみたら楽だった」って残していく。気づかないうちに、自分自身が“一番の相談相手”になれる瞬間がきっと来ます。
ホルモンのことって、目に見えないからこそ悩みやすい。でも、それを見える形にしてくれるのが検査であり、そこから日々の小さなケアにつなげていくことが、ホルモンと共存していくということなんだと思います。
ホルモン検査を受けてよかったこと【未来の自分へのギフト】
ホルモン検査って、ただ“数値を知る”だけのものだと思っていたけれど、終わってみてわかったんです。これは「自分の未来のためのギフト」だったって。この章では、検査を通して変わった私の価値観や習慣、そしてあの時悩んでいた過去の自分に向けて伝えたいことをまとめました。もし今、迷っている人がいるなら、少しでも背中を押せたら嬉しいです。
体の声に気づく習慣ができた
ホルモン検査を受けたことで、私はようやく“自分の体と対話する”ことを覚えました。それまでは、「なんか調子悪い」「イライラするけど理由がわからない」そんな日々の連続。
でも今は、「この時期はホルモンの影響かも」と気づけるようになって、体調の揺らぎに理由を与えられるようになったんです。
たとえば、
- 疲れが抜けないときは無理せず休む
- 食欲が乱れる日は炭水化物を制限しすぎない
- ちょっとした不調を日記にメモしておく
こんなふうに、“気づいてあげる習慣”ができたことで、必要以上に自分を責めることが減りました。
「ちゃんと向き合う」ことが不安から安心に変わった
検査を受ける前は、「異常があったらどうしよう」「知らなかったほうが楽なんじゃ…」と怖かったのが本音。でも結果を見たとき、不安よりも「あ、やっぱりちゃんと理由があったんだ」と納得感が勝ちました。
自分のホルモン状態を知ることって、“知らないまま怯える”不安から、“知ったうえで動ける”安心に変わることなんですよね。
そこから、必要以上にネット情報に振り回されなくなったし、「私の体にはこのペースが合ってる」と思えるようになりました。選択肢を持つって、こんなに心が軽くなるんだなと実感した瞬間でした。
同じ悩みをもつ人へのメッセージ
最後に、過去の私と同じように「なんか変だけど、どうしていいかわからない」と感じているあなたへ。
ホルモンのことって、誰にも言えないし、比べる基準もないからこそ、ひとりで抱え込んでしまいやすいんですよね。
でもね、あなたが感じているその不調や違和感には、ちゃんと“理由”があります。そしてそれは、あなただけのせいじゃない。
検査を受けるって、決して大げさなことじゃなくて、「私のことをもっと知ってあげたい」っていうやさしさの表れなんです。
未来の自分が、いまのあなたの決断に「ありがとう」と言ってくれる日がきっと来ます。
だからどうか、不安に蓋をするんじゃなくて、自分を守る選択肢として検査を見つめてみてください。
私の経験が、あなたの“最初の一歩”につながりますように。