
「フェムテックって本当に使えるの?」と半信半疑だった30歳の私が、実際に試して感じた“リアルな変化”を本音で綴ります。目次を見て必要なところから読んでみてください。
フェムテックって本当に使える?30代女性のリアルな悩みと向き合ってみた
「フェムテックって気になるけど、自分に本当に必要?」
そんなふうに思っていた30歳の頃の私が、実際に体験して感じたことを今日は正直に綴ります。特別なことではなく、「なんとなく不調」や「これって年齢のせい?」と感じ始めたあなたにこそ届けたい内容です。誰かのおすすめじゃなく、“自分の選択”として取り入れた7つのフェムテック。リアルな視点で、良かったことも、合わなかったこともお話します。
フェムテックに興味を持ったきっかけとは?
フェムテックという言葉を最初に知ったのは、SNSで“月経カップ”が話題になっていた頃。
「生理用品を自分で選べるって、なんかいいな」
そう思ったのが最初でした。
でも正直、最初はちょっと構えていました。
「自分にはまだ早いんじゃないか」「なんだか難しそう」
そんな気持ちの方が大きかったです。
ただ、その頃ちょうど30歳を迎えて、体の変化や生理周期のズレ、不調の種類が変わってきたな…と感じていて。そんな自分にとって、フェムテックは“気になる存在”になっていったんです。
「なんとなく不調」を放置し続けた20代
20代の私は、自分の不調にとにかく無頓着でした。
たとえばこんなこと、心当たりありませんか?
✅ 毎月の生理前、気分が落ちて当たり散らすけど「私が悪い」と思って我慢
✅ おりものが増えても「疲れてるだけ」と片づけて市販品でごまかす
✅ 生理が早まっても遅れても「まあいっか」でスルー
本当は気づいていたけど、向き合うのが怖かったんですよね。
「病院に行くほどでもない」「忙しいし、後でいいか」
そう言い訳をして、自分の体の声にフタをしてきました。
でも、それを続けた結果どうなったか。
PMSは悪化し、肌荒れは常態化。夜もよく眠れず、心まで沈んでいったんです。
「私、ずっとこのままなのかな…」そんな不安が募るようになって、ようやく“ケアの必要性”に気づきました。
フェムケアの選択肢が“私の生活”に必要だった理由
フェムテックに興味を持って、実際に使ってみようと思った最大の理由は、「自分の体調を、自分でコントロールしたい」という願いでした。
30代に入って、仕事も家庭もバタバタな日々。だけど、そんな毎日の中で、
「私、ちゃんと元気?」って立ち止まれる時間がほしかったんです。
フェムケアアイテムって、特別なことをするためのものじゃありません。
日々の小さな違和感に“気づくきっかけ”をくれるツールだと思っています。
たとえば:
- デリケートゾーンのにおいやかゆみ → 自分のケア習慣を見直すチャンス
- 生理周期の乱れ → ストレスや生活習慣のシグナル
- 漠然としたモヤモヤ → 「なんで?」を問い直すきっかけ
これまで“がまん”が当たり前だったケアの領域に、「選べる」選択肢があると知ったとき。
私はようやく、自分の不調を“責める”のではなく、“理解しよう”と思えるようになったんです。
フェムテックは、私にとって「生活の中にある安心」になっていきました。
このあとの章では、実際に使ってよかったフェムテックアイテムを、リアルな使用感とともにご紹介します。
どれも広告でも、誰かのおすすめでもなく、“自分の悩み”から選んだもの。
同じような気持ちを抱えている方の、ヒントになればうれしいです。
実際に使ってよかったフェムテックアイテム7選【本音レビュー】
「フェムテックって実際どうなの?」そんな疑問に答えるために、私自身が使ってよかった7つのアイテムを本音でレビューします。目的は“売る”ことではなく、本当に役立ったものを、リアルな生活者目線で紹介すること。それぞれの悩みや体調にどうフィットしたのかを中心に、使い心地・効果・注意点まで正直にお伝えします。
① デリケートゾーン用ソープ:毎日のケアで不快感が激減
20代の頃はボディソープでそのまま洗っていたデリケートゾーン。
でもある日ふと、「なんで顔は専用の洗顔料使うのに、ここは使わないんだろう?」と思ったのが始まりでした。
専用ソープに変えて驚いたのは、におい・かゆみ・ムレ感が明らかに減ったこと。
敏感な場所だからこそ、pHバランスや保湿力が大事だったんだなと実感しました。
✅ 毎日のケアで清潔感が保たれる
✅ 肌が弱い人は低刺激タイプを選ぶのがおすすめ
✅ 一度使うと、普通のボディソープには戻れない
“恥ずかしい”より“快適”が勝つ。 そんな転換点になったアイテムです。
② 月経カップ:最初は怖かったけど、慣れたら手放せない
使う前は、正直「無理そう…」と思っていた月経カップ。
でも、使い方をちゃんと学んで試してみたら、想像以上の快適さに驚きました。
✅ 長時間使えてモレにくい
✅ 繰り返し使えるからエコ&経済的
✅ 洗って保管する手間があるが、慣れれば苦じゃない
最初のハードルは「挿入と取り出しへの不安」。
でも慣れれば、生理期間中も気持ちに余裕が持てるようになります。
「自分の体と向き合う時間が増えた」ことも、思わぬ副産物でした。
③ 温活グッズ(よもぎ蒸し・吸着カイロなど):PMS対策に◎
冷えが原因で不調が出るタイプだった私にとって、温活はフェムケアのベース。
よもぎ蒸しパッドや貼るカイロなど、手軽に取り入れられるグッズをいくつか使っています。
特に下腹部や仙骨あたりを温めるだけで、生理痛やイライラが和らぐ実感がありました。
✅ 自宅でも、仕事中でも使えるものを選ぶ
✅ 香り付きの温活アイテムで癒し効果もUP
✅ 毎日じゃなくても、「冷えてるな」と感じたときに活用するのがコツ
“不調の前借り”をしないために、温活は続けています。
④ 骨盤底筋トレーニングガジェット:30代の“ゆるみ”に喝!
出産経験がある方はもちろん、デスクワーク中心の方も、骨盤底筋の衰えは他人事じゃありません。
私が使っているのは、アプリと連動した骨盤底筋トレーニングガジェット。
画面を見ながら呼吸と連動させて“締める→緩める”を繰り返すので、楽しく継続しやすい設計です。
✅ 1日5分程度のトレーニングでOK
✅ 使い始めてから、尿もれや姿勢改善にも変化を実感
✅ 医療機器ではないので、継続がカギ
「あ、年齢のせいかも」って思ったら、早めに取り入れてみてほしいです。
⑤ スマート基礎体温計:妊娠計画にも体調管理にも便利
妊活を意識し始めたときに使い始めたスマート基礎体温計。
でも、実際は妊娠に関係なく、体調のリズムを知る手段として大活躍しています。
✅ 毎朝測るだけで、アプリに自動転送
✅ 体調変化や排卵時期の目安が見える化される
✅ 継続が大切なので、無理のない範囲で使うのがおすすめ
「なんかだるい」の正体が、ホルモンバランスだったりする。
そんな気づきをくれたアイテムです。
⑥ 月経周期管理アプリ:生理予測だけじゃない“気づき”が増えた
一見ただの生理日管理アプリに見えるかもしれませんが、毎日の体調や気分を記録していくことで、驚くほど自分を理解できるようになります。
✅ PMS期が来る前に“構えておける”安心感
✅ 排卵日や体温の変化を把握しやすい
✅ 感情の波にも「理由」があるとわかってラクになる
記録を見返して、「この時期は落ち込みがちなんだな」「ここは元気ゾーン」と分かるだけでも、自己肯定感がアップする感覚がありました。
⑦ デジタル相談サービス:病院に行く前に“相談できる安心感”
「病院に行くほどじゃないけど、気になる…」
そんなときにありがたかったのが、チャット形式のオンライン相談サービス。
✅ 医師や助産師に気軽に相談できる
✅ 通院せずに自宅からアクセスできる
✅ 返答をスクショして読み返せるのも地味に便利
すぐに診察が必要なケースかどうかの判断材料にもなり、「相談する=大ごと」じゃないことが腑に落ちました。
7つすべてに共通していたのは、“自分のことを知るきっかけ”になったこと。
そして、どれも「もっと早く出会いたかった」と思えるくらい、生活の質を変えてくれた存在です。
このあとの章では、「正直、合わなかった…」というフェムテック体験も包み隠さずお話しします。
“選ぶこと”は自由。でも“知ること”は、すべての始まりになると思っています。
「失敗だったかも…」と思ったフェムテック体験も正直に告白
フェムテックって聞くと、「これで悩みが解決するかも!」と期待しがちですよね。私もそうでした。
でも正直に言うと、すべてのアイテムが自分に合ったわけではありません。中には「ちょっと違ったな」と感じたものもあります。
ここでは、そんな“失敗”と感じた体験も含めて、なぜ合わなかったのか、そしてその後どう向き合ったかをお伝えします。「買って損したくない」と思っている方にこそ、読んでほしい本音のパートです。
アイテムが自分に合わなかったときの落とし穴
まず前提としてお伝えしたいのが、「フェムテック=誰にでも効果がある魔法の道具ではない」ということ。
たとえば、私が試した骨盤底筋トレーニングのガジェット。
話題になっていたし、レビューも高評価だったので迷わず購入。
でも、実際には…
✅ 感覚がうまくつかめず、毎回ストレスに
✅ 使用時の姿勢が難しく、疲れてしまった
✅ 「トレーニングしてる感」が得られず、すぐ挫折
便利さやテクノロジーに惹かれて買ったけれど、そもそも自分が“機械で管理される”ことに向いていなかったと気づいたんです。
このときの学びは、「レビューや評判だけで選ばず、自分の性格やライフスタイルに合うかを考える」ことの大切さでした。
過剰な期待をしていた自分にも反省
もう一つの失敗例が、月経周期管理アプリへの期待しすぎ。
「これでPMSも軽くなるかも」「排卵日がバッチリわかるはず!」とワクワクして使い始めましたが、思うような変化は感じられず…
✅ データを記録するだけで疲れてしまう
✅ アプリの予測と実際の体調がズレる
✅ 期待が外れてガッカリ
このときに気づいたのは、ツールはあくまで“補助”であって、自分の体を決めるのは自分自身だということ。
便利なアプリも、「正確な診断ツールではない」と理解して使えば、もっとラクに向き合えたのかもしれません。
過剰な期待が、ツールとの距離感を見誤らせてしまうことってあるんですよね。
合わなかった理由とその乗り越え方
失敗体験を経て、私が意識するようになったのは「自分の感覚を信じること」と「一度で諦めないこと」です。
ここで、私が失敗→改善できたプロセスをまとめてみます。
アイテム名 | 合わなかった理由 | 改善・乗り越えた方法 |
---|---|---|
骨盤底筋トレーニングガジェット | 操作が複雑で続かなかった | 手動トレーニングに切り替え。アナログな方法が性に合っていた |
月経管理アプリ | 予測ズレにイライラ | 予測よりも「気づきの記録」として使う視点に変更 |
スマート基礎体温計 | 毎日測るのが苦痛に | 測れない日は“無理しない”ルールを自分に許可 |
この経験を通して、「失敗=終わり」じゃないし、「合わなかった=意味がなかった」わけでもないと思えるようになりました。
むしろ、“合わなかった理由”を言語化できたことが、次に選ぶ基準になってくれた。
それって、フェムケアにおけるすごく大事な“自己理解”の一歩だった気がします。
フェムテックに失敗はつきもの。でもその失敗こそが、自分に合うケアへの近道になる。
そう思えたとき、私は「なんでもっと早く試さなかったんだろう」とさえ感じたんです。
次の章では、そんな試行錯誤を経てたどり着いた“私の変化”について、リアルに綴っていきますね。
フェムテックを取り入れて変わった“私の暮らしと心の変化”
「便利そうだから」「流行ってるから」ではなく、フェムテックを自分の意思で選んで取り入れたことで、体だけでなく、気持ちや人間関係にもポジティブな変化が生まれました。
ここでは、私が感じた3つの大きな変化についてお話しします。道具としての“便利さ”以上に、「わたし自身と向き合うこと」こそが、いちばんの価値だったのかもしれません。
「選べる」ことで感じた、安心と自信
以前の私は、「どうせこんな体質だし」「毎月のことだし仕方ない」と、いろんな不調を“あきらめる”ことで受け入れていたように思います。
でも、フェムテックを通じて“選べる”という経験を積み重ねたことが、少しずつ自信につながっていきました。
✅ 生理用品を選ぶ自由
✅ PMSへの対処法を探せる選択肢
✅ 体調や気分の波に応じた過ごし方を知る知識
これらが「私にはどうにもできない」から「自分でコントロールできる」に変わったとき、安心感と“ちゃんと生きてる感”がじわっと広がったんです。
「わたしの体をわたしがケアできる」って、思っていた以上に、心強いことでした。
不調が“言語化”できるようになった変化
フェムテックに触れたことで、それまで感覚的だった不調を、言葉で説明できるようになったという変化も大きかったです。
たとえば:
- 「なんとなくイライラする」→「黄体期でセロトニンが減ってるかも」
- 「集中力が落ちる」→「排卵後のホルモン変化の影響」
- 「下腹部が重い」→「骨盤まわりの血流が悪いのかも」
こんなふうに、自分の体や心の状態を「見える化」できるようになることで、ムダに落ち込んだり、自分を責めたりする回数がぐっと減ったんです。
そして、不思議と「誰かに頼る言葉」も見つけやすくなっていきました。
「今日はPMSで気分が沈んでるだけだから、少し静かにしてたい」
「この時期は不調が出やすいから、無理しないようにしてるんだ」
自分を理解することで、まわりにも伝えられるようになったのは、本当に大きな変化でした。
夫やパートナーとのコミュニケーションにも変化が
体調の変化や心の波を言葉にできるようになったことで、夫との関係性にも静かな変化が起きました。
以前は、生理前にイライラしてあたってしまったり、
「また?」と言われるのが怖くて黙り込んだり…。
でも今は、「今日はPMSで情緒が安定しないかも」と先に伝えられるようになりました。
すると、夫の反応も変わってきたんです。
✅ 理由がわかれば、不機嫌の受け止め方が変わる
✅ 無言で距離をとるより、言葉にしたほうが理解されやすい
✅ 結果的に、自分もラクになる
一緒に月経周期アプリを見ながら、「そろそろ辛くなる時期だよね」なんて言ってくれる日も。
“体調に振り回される私”から、“体調を伝えて共有できる私”へ。
ほんの少し勇気を出したことで、関係性にもあたたかい変化が訪れました。
フェムテックは、ただのガジェットやアプリじゃない。
“自分を知るきっかけ”であり、“大切に扱う練習”でもあります。
便利さや流行りを超えて、その先にある「自分とのつながり直し」を体験できたからこそ、私はこれからもフェムケアを「生活の一部」として続けていきたいと思っています。
30代女性に伝えたい!フェムテックとの付き合い方のヒント
「フェムテックに興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない」
そんな30代女性に向けて、実際に体験してきた私の視点から、無理なく・心地よく・自分らしく続けられるフェムテックとの付き合い方をお伝えします。選び方のコツも、向き合い方のヒントも、誰かの正解じゃなく「あなたの心と体に合うこと」が大切。最後にもう一度、自分の感覚に立ち返る時間を一緒に持ちましょう。
初心者におすすめの始め方3ステップ
フェムテックにハードルを感じる人ほど、“まずはここから”という小さな一歩を踏み出すことが大事です。おすすめはこの3ステップ:
✅ STEP1:毎日の“なんとなく不快”をメモしてみる
→ 体調・気分・眠り・肌の状態など、曖昧でOK。まずは“気づく”ことから。
✅ STEP2:ひとつだけ、気になっていたアイテムを試してみる
→ 石鹸でもアプリでもOK。“続けられそう”かどうかを基準に選んで。
✅ STEP3:使いながら、体と心の変化を自分の言葉で振り返る
→ 効果の有無だけじゃなく、「自分はこういうのが好き・苦手」を発見することが大切。
いきなり完璧を求めないこと。
「選んでみる」「使ってみる」「やめてみる」も、すべてが大切なステップです。
自分に合うフェムテックを見つけるための視点
市場にはたくさんのフェムテック商品がありますが、“話題”や“口コミ”に振り回されすぎないことがとても大事です。
以下の3つの視点を持つと、選びやすくなります:
視点 | チェックポイント |
---|---|
生活リズムに合うか? | 忙しい日常の中で無理なく続けられるか |
気持ちが前向きになるか? | 使ったあとに「安心した」「整った」と思えるか |
価格や負担感はどうか? | 継続するためのコストが現実的か |
ときには、“便利そう”より“気持ちいい”を優先する選び方もアリです。
自分にとっての「ちょうどいい」を探す視点を忘れずに。
「比較・調査」よりも大切にしたい“感覚”
フェムテックを調べ始めると、ついあれこれ「どれがいい?」「比較サイトで1位はどれ?」と情報を漁りたくなりますよね。私もそうでした。
でも、実際に使ってみて気づいたのは、一番大切なのは“頭”じゃなく“感覚”だということ。
- 「なんかこれ、好き」
- 「これなら毎日続けられそう」
- 「肌がふわっとした」
こんな小さな“心地よさ”の積み重ねが、本当の意味で「続くセルフケア」になるんです。
もちろん調べることも大切ですが、「知る」より先に「感じる」ことを自分に許してあげる。
それが、フェムテックと長く付き合っていくうえで、なによりのコツだと私は思っています。
30代は、自分の体の変化を一番リアルに感じやすい時期。
だからこそ、「不安」じゃなく「選択肢」を持つことが、これからの自分への最高のギフトになるはずです。
フェムケアは、がんばるための道具じゃない。がんばらなくていいように、日々を整える手段。
そんな視点で、ぜひあなたの“ちょうどいい”フェムテックを見つけてみてください。