谷澤まさみ
谷澤まさみ

POPUP中止で在庫が行き場を失った…そんな“もったいない”に、エシカルな救いの手が差し伸べられました。在庫とブランドを守るヒント、目次を見て必要なところから読んでみてください。

限定POPUPの中止がもたらした“在庫ショック”

予定されていたPOPUPの開催が急きょ中止に──。
売り場が消えたことで、行き先を失ったアイテムたちが、静かに倉庫に積まれていきました。
その裏で起きていたのは、「売れないかもしれない」という不安と、「捨てるしかないのか」という葛藤
エシカルにこだわってきたからこそ、なおさら大きなショックでした。

突然の中止で売る場所を失ったアイテムたち

POPUPストアの準備って、想像以上に手間と気持ちがこもるものです。
季節や場所に合わせてパッケージを整えたり、スタッフの動線を確認したり、SNSでの告知も地道に重ねて……。
だからこそ、「中止です」と言われた瞬間の落胆は、本当に大きなものでした

箱詰めされた商品たちは、「これから旅立つ」予定だったのに、行き場が突然なくなってしまった。
なかには、季節限定や販売期間の短いものもあり、このままでは売るチャンスを逃してしまうという焦りもありました。

「せっかく丁寧につくったのに…」
「応援してくれるお客さまに届けたかったのに…」

そんな想いが交錯しながら、売る場所が奪われた現実と向き合う日々が始まりました。

廃棄の危機、関係者の焦りと戸惑い

POPUP用に仕入れた在庫の多くは、今このタイミングで売らなければ意味がないというものばかり。
賞味期限が近い食品や、プロモーション用の限定パッケージなどは、別の販路ではなかなか販売が難しいのが現実です。

商品そのものに問題はなくても、「このまま置いておいても売れないかも」「いずれ廃棄するしかないかもしれない」
そんな声が、社内でもぽつぽつと聞こえてきました。

そして、これは単にモノの問題ではなく、それを作った人の想いが行き場を失うことでもあるのです。
関係者のなかには、「もうPOPUPに頼るのは難しいかもしれない」と、販路の見直しを迫られる人もいました。

それでも、「廃棄はしたくない」という気持ちは共通していて、どうにかして活かす道を探したい、そんな声が次第に強くなっていったのです。

在庫が行き場を失う=その背景のストーリーも止まってしまう
POPUP中止は、ただの“イベントキャンセル”ではなく、エシカル消費の現場で起きた危機でもある

次回は、そんな時に差し伸べられた“意外な救いの手”について、お話ししていきますね。

「このまま捨てたくない」──ある担当者の声から始まった

谷澤まさみ
谷澤まさみ

「まだ使えるのに」「きっと誰かの役に立てるのに」
POPUPの中止によって行き場を失った商品たちに、そんな想いを寄せる声が上がりました。
“廃棄”という選択肢が頭をよぎったとき、ふとこぼれた一言——「このまま捨てたくない」
その小さな声から、在庫を“守る”道が動き始めたのです。

まだ誰かに届いてほしいという想い

あるスタッフは、POPUPの準備に携わりながら、こう話してくれました。
「今回のために仕入れた商品には、すごく思い入れがあるんです。できれば、どこかでちゃんとお客様の手に届けたい」

在庫はただの“余りもの”ではなく、たしかな価値がある商品たちです。
味も品質も変わらないのに、期限が近いというだけで扱いが難しくなってしまう現実。
でも、その商品を「おいしい」「うれしい」と感じてくれる人が、どこかにいるはずなんです。

だからこそ、担当者の「まだ誰かに届けたい」という気持ちは、
エシカル消費の本質そのものだと感じました。

“もったいない”は、感情じゃなくて行動で変えられる
「このままじゃもったいない」から、「まだ使ってもらえる」への一歩

ブランド価値を守りながら在庫を活かすには?

ただ、もう一つの課題もありました。
「どこでも安く売ればいい」というわけにはいかない、ということです。

ブランドの世界観や価格帯を保つことは、企業にとってとても大切なこと。
特に、POPUPで展開するような限定商品は、「安く売られた」という印象がつくと、
本来の魅力が伝わらなくなってしまうこともあるのです。

ここで考えられたのが、「クローズドな場で、価値を伝えながら届ける」という方法でした。
一般に値引きされるわけではなく、限られた人だけが、理由を知って選ぶ場があれば、
ブランドの想いを守りながら、在庫も救えるのでは?という発想です。

このとき、誰かがふと口にしたのが、「OEFって知ってますか?」という言葉でした。

それは、商品に込めた想いを“丁寧に救う”販路との出会いでもありました。

エシカルな販路「会員制レスキューEC」という選択肢

谷澤まさみ
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POPUPで販売予定だった在庫に、新しいチャンスが訪れました。
それが、「エシカル×会員制EC」という仕組みをもつ販路との出会い。
安売りに見えないように、でも“もったいない”を救うことができる――
そんなちょうどいいバランスの場所が、実はちゃんと存在していたのです。

OEFのクローズド・バイイングモデルとは?

OEF(アウトレット・エコロジー・フードロス)は、
エシカルな理由で流通の行き場を失った在庫を、必要な人につなぐ会員制の通販プラットフォームです。

ここで採用されているのが、「クローズド・バイイングモデル」。
これは、商品ページは誰でも見られるけれど、購入できるのは会員だけという販売の仕組みです。

この設計が生み出すのは、ただの“お得”ではありません。
ブランドの価格や価値を守りながら、エシカルに在庫を活かせる安心感です。

たとえば、

一般的なアウトレット販売OEFのクローズド・バイイングモデル
誰でも購入可能商品は見えるが、買えるのは会員限定
ブランド価値が下がる懸念限定販売で価格イメージを保護
安売り印象がつきやすい“エシカルな選択肢”として魅せられる

このように、OEFのモデルは、
「売れ残りを安く流す」のではなく、「大切に想いを引き継ぐ」ための設計になっています。

“価格は見えるが、買えるのは会員だけ”という安心設計

「価格はオープン、でも購入は会員だけ」――
このスタイルに、最初は少し不思議な印象を受けるかもしれません。
でも実はここに、“ブランドを守りながら売れる”理由が詰まっているのです。

✅ 誰が見ても価格がわかることで、“透明性”はちゃんと確保
✅ でも、実際に購入できるのは、OEFの理念に共感して登録した人たちだけ

これにより、市場価格に影響を与えることなく、必要な人に必要なものを届けることができる
販売先を限定しているからこそ、「きちんとした文脈の中で売る」ということが実現できるのです。

そして、OEFのサイトでは、ただ商品を売るだけでなく、
「なぜそれが今ここにあるのか」「どうしてお得になっているのか」も丁寧に伝えられます。

それはまさに、POPUPで伝えたかったことを、別のかたちで実現する場所でした。

売れなかった商品ではなく、「いま、選ばれようとしている商品」として。
この販路を選んだことで、商品たちは再び誰かのもとへ向かう準備を始めたのです。

廃棄予定だった商品が、新しい価値を持って届いた

谷澤まさみ
谷澤まさみ

POPUP中止のショックから数週間。
倉庫に眠っていた商品たちは、思いがけないかたちで旅立っていきました。
OEFという「会員制のエシカルEC」という舞台で、
ただの“在庫”ではなく、“選ばれた商品”として再び輝き始めたのです。

実際にOEFで販売されたアイテムと反響

今回OEFで販売されたのは、POPUP用に準備されていた
季節限定のお菓子や、ギフト向けのコスメセット、賞味期限が近づいた加工食品など。
見た目にもこだわり、丁寧にパッケージされた商品たちでした。

たとえば、

  • 春限定のベリー風味焼き菓子セット(賞味期限残1ヶ月)
  • 保湿力の高い天然由来クリーム(ギフトパッケージ仕様)
  • イベント用に用意されたカラフルなスパイスミックス

これらが、「レスキュー商品」として並び、OEF会員の目にふれると――
“売れ残り”というネガティブなイメージではなく、「お得で意味のある買い物」として受け入れられました。

販売開始からわずか3日で完売した商品もあり、
中にはリピート希望の問い合わせが殺到したアイテムも。

「えっ、これが在庫だったなんて信じられない!」
という声が寄せられるたびに、私たちの中にも、あたたかい希望が生まれていきました。

消費者から届いた「嬉しい」声たち

OEFを通じて商品を手に取ってくれた方々から、たくさんの声が届きました。
その一つひとつが、“もったいない”に価値を与える力になっていると実感しています。

✅「ちょっとしたギフトにぴったりで、しかもエシカル。嬉しい発見でした」
✅「訳ありと書いてあったけど、どこが?と思うくらい、きれいで美味しかったです」
✅「誰かの困りごとが、自分の買い物で少しでも軽くなっていたらと思うと、心があったかくなります」

このような言葉に支えられながら、
私たちは改めて思いました。

「売れ残り」ではなく、「選ばれ待ち」だったんだなと。

エシカルな選択が、誰かの“助けたい”という想いとつながる。
そんな場をつくれることが、OEFの大きな役割であり、存在価値なのだと感じています。

在庫を捨てないという選択が、ブランドを未来につなぐ

谷澤まさみ
谷澤まさみ

売れ残った在庫を「捨てる」のではなく、“活かす”という選択をすること。
それは単なる在庫整理ではなく、ブランドとしてのあり方を未来へとつなぐ行動なのかもしれません。
POPUPが中止になったあとも、丁寧に仕上げられた商品たちは、
“お得なだけじゃない価値”と一緒に、しっかりと届けられていきました。

安売りではなく、ストーリーのある販売

OEFでの販売では、「とにかく安く売る」ということはしていません。
大切にしているのは、なぜその商品がここにあるのか、というストーリーを伝えること。

たとえば、「イベント中止で出番を失った焼き菓子」や「限定パッケージの保湿アイテム」など、
背景が伝わることで、「掘り出し物」ではなく「選びたくなる商品」へと印象が変わるのです。

このような販売のあり方は、ブランドにとってもプラスになります。

✅ 値引きに見えない=ブランド価値を守れる
✅ ストーリーが共感を呼び、ファンを増やすチャンスにも

一時的な売上だけでなく、「このブランド好きかも」という気持ちを育てる導線にもなるのです。

社会貢献と収益性を両立する販路づくり

在庫を活かすということは、単に“もったいない”を解決するだけではありません。
それは、企業にとっても「収益を生む選択」になりうるということ。
そして何より、その選択が、社会課題の解決にもつながっている
この両立ができるのが、OEFのようなエシカルECの強みです。

実際に出品した企業の声でも、

✅「捨てるしかなかった在庫が売上になった」
✅「新しい顧客層に出会えた」
✅「ブランドの想いを理解してくれる人が増えた」

といった、単なる“在庫処分”では得られない成果が出ています。

エシカルに、でもしっかり利益も生み出せる。
そんな販路を持つことで、ブランドはもっと自由に、柔軟に、
そして持続可能な形で“想い”を届けていけるのだと思います。

「売れ残ったら捨てる」のではなく、「残ったものにこそ、もう一度チャンスを」。
そんな考え方が、これからの時代のブランド価値を左右していくのかもしれません。

OEFという仕組みが、サステナブルな未来を支える

谷澤まさみ
谷澤まさみ

POPUP中止という“想定外”の出来事がきっかけとなって、
在庫の行き場を考え直すことになった今回のケース。
でもその中で出会えたのが、「売るための場」ではなく、「想いをつなぐ場」でした。
OEFは、単にモノを売るだけのECサイトではありません。
“もったいない”を、価値に変えるプラットフォームなのです。

出品は初期費用のみ・購入は会員限定の安心感

OEFでは、商品を出品する企業やブランドに対して、極力リスクの少ない設計をしています。
たとえば、出品には初期登録料のみで、販売手数料は「売れたときだけ」。
さらに、物流は各社が自分たちで管理できるため、柔軟な運用が可能です。

そして、何より特徴的なのがこの仕組み。

価格は誰でも見られるけれど、買えるのは会員だけ
クローズド・バイイングモデルだから、市場価格を守りながら販売できる
✅ ブランド価値を損なうことなく、“選ばれた人にだけ届ける”スタイルを実現

この設計により、OEFはサステナブルで安心感のある「新しい販路」として、
多くの企業から選ばれはじめています。

「うちも相談してみようかな」と思った方へ

もし、あなたの会社やブランドにも「販路がなくて困っている在庫」があるなら――
あるいは、「エシカルな文脈でちゃんと届けたい商品」が眠っているなら、
一度OEFの仕組みを知ってみてください。

✅「賞味期限が迫っているけど、味にはまったく問題ない」
✅「限定POPUPでしか売る予定がなかった商品が大量に残っている」
✅「値崩れは避けたいけど、無駄にはしたくない」

そんな“どうしようもなさ”に、OEFは答えられるかもしれません。

「うちも、相談してみようかな」
そんな小さな気持ちが、ブランドと社会の未来をやさしくつなぐ一歩になります。

エシカルに、でもビジネスとしてもしっかりと。
OEFは、その両立が当たり前になる未来を、みなさんと一緒に作っていきたいと願っています。

👉 安売りに見せずに在庫を売るOEFの仕組みをチェックする

✅ 在庫処分に悩んでいる
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その悩み、OEFでまるごと解決できます!
初期費用を抑えて、今ある在庫を新しい売上に。