
OEM商品を“訳あり品”として販売する際のリスクと対策、ちゃんと知っておけばブランドも信頼も守れます。
OEFなら安心して在庫を減らせる理由を、やさしく解説しています。目次を見て必要なところから読んでみてください。
OEM商品を“訳あり品”として売る前に知っておきたいこと
「まだ使えるけれど、通常価格では売りづらい」そんな商品が、倉庫に眠っていませんか?
OEM(他社ブランド製造)商品を“訳あり品”として販売したいと考えたとき、気をつけておきたいことがいくつかあります。
とくにブランドイメージや既存の取引関係に配慮しながら、在庫をムダにせず販売していくには、“売り方”に工夫が必要です。
この記事では、OEM商品を「訳あり品」として販売するときのポイントを、やさしく整理していきます。
“訳あり品”とはどんな商品?
まず最初に、「訳あり品」とはどんな状態の商品なのかを確認しておきましょう。
✅ パッケージに傷や凹みがある
✅ 賞味期限や使用期限が近い
✅ 製造ロットに過剰在庫が出てしまった
✅ 外装や内容に仕様変更があった
このような理由から、正規ルートでは販売しづらいけれど、品質には問題がない商品が「訳あり品」として扱われます。
エシカルな観点から見ても、こうした商品をムダにせず届けることは、とても意義のある行動です。
ただし、OEM商品には特有の注意点があるため、次の項目に進みましょう。
OEM商品の販売ルールと契約の確認ポイント
OEM商品を“訳あり”として販売する場合、まず確認したいのが契約内容です。
特に次のポイントは、事前にチェックしておきましょう。
確認項目 | 内容のポイント |
---|---|
ブランド使用許可 | OEM先ブランド名での販売が許されているか? |
流通制限 | 特定のチャネル以外での販売はNGになっていないか? |
販売価格のガイドライン | 大幅な値引きに関する制約があるか? |
こうした項目は、OEM契約のなかで明記されている場合が多く、誤解やトラブルを防ぐためにも、販売前に確認することが大切です。
もし不明点がある場合は、OEM先の担当者に「訳あり品として在庫処分を検討しているが、どういう形なら問題ないか」を相談するのが安心です。
ブランド価値を守るために必要な配慮
OEM商品を割引価格で販売することには、「市場価格の崩れ」や「ブランドのイメージダウン」といった懸念もありますよね。
そんなときこそ、“見せ方”や“売る場所”を工夫することが重要になります。
✅ 会員限定販売にする(一般公開しない)
✅ ブランド名を伏せて出品する
✅ 商品説明に「訳あり理由」を丁寧に記載する
✅ 限定数・期間を設けて希少性を出す
たとえば、OEFのように「エシカルな会員制ECサイト」を活用すれば、一般流通とは違った形で安心して販売できます。
OEFでは、出品者が匿名で商品を登録できる仕組みや、会員限定での販売制限があるため、OEM先との関係性を大切にしながら“ムダなく売る”ことが可能です。
OEM商品にも、メーカーさんの思いや努力が込められています。
だからこそ、適切なルートで、ちゃんと価値を伝えながら販売していく。
それが、これからの“エシカルな在庫処分”のあり方ではないでしょうか。
“訳あり”でも安心して売るための3つの工夫

「この商品、まだ十分使えるのに…」
そんな在庫を目の前にして、もったいなさを感じたことはありませんか?
でも一方で、「訳あり」として販売することで、ブランドの信頼や取引先との関係が崩れてしまわないか…そんな不安もあるかもしれません。
ここでは、OEM商品やブランド品などを“訳あり品”として安心して販売するための工夫を3つご紹介します。ちょっとした気づかいで、大切な関係や信頼を守ることができるんです。
販売チャネルを限定する(会員制・限定公開)
まずひとつ目は、販売する場所を絞ることです。
どこでも誰でも買えるようにしてしまうと、どうしても「安売りしているブランド」として見られてしまいます。
✅ 一般公開されない、会員制のサイトでのみ販売する
✅ 検索に出ないクローズドなページで販売する
✅ SNSなどでシェアされにくいクーポンリンク販売を活用する
たとえば、OEFのような“会員限定のエシカルECサイト”であれば、価格に敏感な一般流通とは切り離して販売できるので、ブランドイメージを保ちつつ在庫を減らせます。
「誰に売るか」を選べることは、訳あり販売においてとても大切な視点です。
パッケージや説明文で“訳あり”の理由を丁寧に伝える
訳あり商品でよくある誤解が、「安い=質が悪い」という先入観です。
でも実際は、パッケージに小さな凹みがあるだけとか、賞味期限が数週間短いだけということも多いですよね。
だからこそ、販売ページではこうしたポイントをきちんと説明することが信頼につながります。
✅ 「訳あり理由」を写真付きで具体的に書く
✅ 「中身に問題がないこと」も合わせて記載する
✅ 「どうして今、この価格なのか」を伝える
たとえば、「パッケージ印刷のズレにより、通常販売からは除外しましたが、品質には問題ありません」と記載すれば、お客さまも安心して選ぶことができます。
これはただの販売テクニックではなく、「商品を大切にしている」という姿勢の表れにもなります。
既存取引先との信頼関係を損なわない伝え方
最後に一番大切なのが、既存の取引先との関係性です。
もしも訳あり品の販売が知らないうちに表に出てしまったら、
「勝手に値崩れされた」と誤解されてしまうかもしれません。
だからこそ、事前に丁寧な説明をしておくことがとても大切です。
✅ 「通常ルートとは別の、限定チャネルでの販売です」と伝える
✅ 「訳あり品を廃棄せず活用したい」という想いを共有する
✅ 「ブランド価値を守るため、情報は非公開で行います」と誓約する
表に出ない形で売ること、そして事前に説明をしておくことで“信頼のブリッジ”が保たれるんです。
こんなちょっとした心くばりが、OEM商品を“訳あり品”として販売するときの安心感につながります。
「ただ売る」のではなく、「大切に売る」という視点。
これこそが、エシカルな訳あり販売の原点ではないでしょうか。
OEFでOEM商品を安全に“訳あり販売”するには?

「まだ使えるけれど、通常のルートでは販売しにくい」
そんなOEM商品をどう扱うかは、多くの企業にとって悩ましいテーマです。
でも、ムダにせず価値ある商品として届けられるなら、きっと社会にも喜ばれるはず。
OEFでは、OEM商品をブランドイメージを守りながら、安全に“訳あり販売”できる仕組みを整えています。
ここではそのポイントを、3つにしぼってご紹介します。
会員限定販売で市場価格に影響を与えない
訳あり品を売るときにいちばん気になるのは、「市場価格への影響」ではないでしょうか。
でもOEFでは、販売ページの閲覧も購入も、すべて“サブスク会員限定”。
つまり、不特定多数に見られることはありません。
✅ 商品ページはGoogleなどの検索にも表示されません
✅ 会員以外は購入ができない仕組みです
✅ 商品情報は「会員専用エリア」でのみ公開されます
このしくみがあることで、価格崩れの心配なく在庫を捌くことができるのです。
しかも、買ってくれるのは“エシカルな消費”に関心のある方たちばかり。
大切な商品が、ちゃんと価値をわかってくれる人のもとに届く安心感があります。
出品者の匿名性やブランド非公開も可能
「OEM元に迷惑がかかるかもしれない」
「自社のブランド名を出したくない」
そんなご相談も、実はとても多いんです。
OEFでは、そうしたご要望に応じて、出品者名を“ブランド名なし”で表示することも可能です。
たとえばこんな風に表示されます。
出品者表示 | 表記例 |
---|---|
ブランド公開あり | 「株式会社〇〇」または「〇〇ブランド」 |
ブランド非公開 | 「OEFパートナー企業」などの一般名 |
※このように表記を選べることで、OEM元との関係性や市場でのポジショニングに配慮することができます。
さらに、商品画像や商品説明にブランド名を記載しない工夫もお手伝いできますので、ご希望があればご相談ください。
フードロス・在庫ロスの解決に貢献できる“エシカルな選択”
訳あり品の販売を、ただの「値引き処分」として終わらせないために——
OEFでは、それを「エシカルな選択」として捉え直しています。
✅ 賞味期限が近い食品を、必要とする人に届ける
✅ 箱潰れや旧パッケージの商品を、使ってくれる人に渡す
✅ 「もったいない」を「ありがとう」に変える場をつくる
こうした商品は、OEFの中では「レスキュー商品」として紹介されます。
購入者にも、「あなたの買い物が社会をちょっと良くする行動になりますよ」と伝えられる場になっているのです。
「訳あり品」=「エシカル品」。
そんな新しい意味づけが、企業にも、消費者にも、やさしく広がっています。
「まだ使える」ものたちに、新しい役割を。
OEFは、そんな未来を一緒につくっていくパートナーです。
OEM商品を“安全に、そして価値を持って”訳あり販売したいと考えている方には、ぜひこの仕組みを活用していただきたいと思います。