
35歳を過ぎてから、生理やデリケートゾーンのケアに「これでいいの?」と感じることが増えました。
今こそ、自分の体と向き合い直すチャンスかもしれません。目次を見て必要なところから読んでみてください。
フェムケアアイテムは“自分ごと化”がカギ(なぜ必要?)
「とりあえず人気って書いてあったから」「みんな使ってるから」——そんな理由で選んだフェムケアアイテムが、結局ほとんど使われずに洗面所の隅に置きっぱなしになっている…。
実はこれ、私自身がかつてやってしまっていた失敗でもあります。
本当に必要なフェムケアアイテムを見つける鍵は、「自分の今」と丁寧に向き合うこと。
とくに35歳前後は、身体やホルモンバランス、ライフスタイルが少しずつ変化してくるタイミングです。ここで一度、「わたしにとっての“心地よさ”とは?」を考えてみることで、選ぶべきアイテムが自然と見えてきます。
今回は、そんな“自分ごと”としてのフェムケアの第一歩を、わたしの経験を交えながら一緒にひも解いていきます。
35歳からの体調変化とフェムケアの必要性
「体調がガラッと変わるわけじゃないけど、なんとなく今までと違う」
35歳を過ぎたころ、こんなふうに感じ始めた方も多いのではないでしょうか。
✅ 生理前の不調が重くなった
✅ デリケートゾーンの乾燥やかゆみが気になるようになった
✅ 冷えやむくみが取れにくくなった
実はこれ、ホルモンバランスの変化や加齢による皮膚のバリア機能低下などが関係しています。しかもこの変化は、婦人科的な病気とは関係なく、誰にでも起こるごく自然なこと。
それでも、「年齢のせい」「仕方ないよね」と流してしまうと、
本来なら日常的なケアで防げる不快感を見過ごしてしまいがちです。
わたし自身も、35歳を迎えた頃に初めておりものの変化や外陰部のヒリつきに悩まされ、「あ、これってフェムケアが必要なんだ」と気づかされました。
そして気づいたのは、ケア=めんどう・手間ではなく、
ケア=自分の機嫌を整える習慣だということ。
フェムケアは決して「特別な人」だけのものではなく、
今の自分の体にちょっと優しくする行為にすぎません。
それに気づいたとき、買うべきアイテムや取り入れるべきケアが、ぐっと自分のものとして見えてきました。
なんとなく買う前に知っておきたい選び方の軸
「何を選べばいいのか分からない」という相談は本当に多いです。
雑誌やSNSではたくさんの商品が紹介されていますが、選ぶべきものは人によってまったく違うんですよね。
だからこそ大切なのは、“軸”を持って選ぶこと。
以下の3つは、わたしがフェムケアアイテムを選ぶときに必ず意識しているポイントです。
- 「いまの私」に必要なケアか?
→たとえば、生理の不快感を軽減したいのか、日常的な乾燥ケアが目的なのか。
目的がはっきりすると、自然と必要なカテゴリが絞れます。 - 続けられる手軽さがあるか?
→高機能でも、使い方が複雑すぎたり香りが苦手だったりすると続きません。
肌ざわり・香り・洗い流しやすさなど、五感での相性確認も大切です。 - 罪悪感なく日常に組み込めるか?
→価格・容量・ライフスタイルとの相性なども無視できません。
気負わずに使えるからこそ、習慣として根付きます。
たとえば、「吸水ショーツ」が気になっている方も多いですが、
本当におすすめなのは「モレたらどうしよう」「乾きにくかったら困る」といった不安をちゃんと確認したうえで選ぶ人です。
そうすれば、選んだあとの満足度が圧倒的に変わってきます。
さらに言えば、「全部そろえる必要なんてない」とも思っています。
フェムケアは“足し算”ではなく、“引き算の美学”でもあるんです。
だからこそ、「5選」とタイトルに掲げた今回の記事でも、あえて厳選したものだけを紹介する構成にしました。
次の章からは、わたしが実際に使ってみて「これは手放せない」と感じた、
本当におすすめしたいフェムケアアイテムを、ひとつひとつご紹介していきます。
あなたの生活や気持ちに、そっと寄り添えるアイテムが見つかりますように。
デリケートゾーン用ソープと保湿ケア(基本のケア)
「なんとなくボディソープで洗っていた」「保湿って顔だけじゃないの?」
そんな声を聞くたびに、かつての自分を思い出します。
デリケートゾーンのケアは、特別なことではなく“肌と同じようにあつかう”だけで十分。
けれど、あまりにも情報が少ないせいで、多くの人が誤った方法で洗ったり、ケアを省略してしまったりしています。
この章では、肌にやさしい洗浄と、乾燥を防ぐ保湿という“フェムケアの基本”について、一緒に見直していきましょう。
肌にやさしい成分とは?石鹸との違い
まずよくある疑問が、「ボディソープや石鹸じゃダメなの?」というもの。
結論から言えば、石鹸や一般的なボディソープは、洗浄力が強すぎることが多いです。
とくに、以下のような成分が含まれている場合は注意が必要です。
- 高濃度の界面活性剤(ラウリル硫酸Naなど)
- アルカリ性の石鹸成分(純石けん)
- 合成香料や着色料
これらは、デリケートゾーン本来の弱酸性バリアを壊しやすいため、乾燥・かゆみ・ヒリつきといったトラブルの原因になりがちです。
一方、専用ソープには以下のような特徴があります。
- pH値が弱酸性(肌と同じ)
- 植物由来の洗浄成分や保湿成分を配合
- 必要以上に洗い流さない処方
わたしがフェムケアを始めたばかりの頃、正直「ソープってそんなに違うの?」と思っていました。
でも使ってみると、その違いは使用感と“あと肌”にハッキリ出ます。
✅ 洗った後も突っぱらない
✅ ほんのり潤いが残る
✅ 生理前後のかゆみやにおいが減った
洗いすぎていた頃の自分に「ちゃんと専用を使って」と教えてあげたくなりました。
デリケートゾーンのケア=“やさしく落とす”が基本。
肌と粘膜の違いを理解して、素材や処方にも目を向けてみると、毎日のケアがぐっと心地よいものになります。
保湿アイテムはなぜ必要?乾燥が招くトラブル
「えっ、デリケートゾーンって保湿するの?」
これは講座やセミナーでいちばん多く出る質問です。でも、本来“保湿ケアがいちばん必要”なのが、デリケートゾーンなんです。
というのも、この部分は
- 皮脂腺が少ない
- 衣類によるムレや摩擦が多い
- ホルモン変化の影響を受けやすい
といった特性があり、乾燥しやすく、外的刺激にも敏感。
とくに35歳以降は、女性ホルモンの分泌が徐々に減ることで、自覚のない乾燥が進行していきます。
乾燥によって起こりうる不調には、以下のようなものがあります。
乾燥による影響 | 内容 |
---|---|
かゆみやヒリつき | 下着やトイレットペーパーの摩擦で刺激を受けやすくなる |
黒ずみ | 慢性的な刺激と乾燥が色素沈着につながることも |
においの悪化 | 乾燥によるバリア機能低下で菌バランスが崩れる可能性 |
保湿に使うアイテムは、専用のジェルやクリームがおすすめです。
顔と同じように、「洗う→保湿」が1セットになることで、肌トラブルの予防効果が格段に高まります。
わたし自身、あるときから入浴後にオイルタイプのデリケートゾーン用保湿剤を使うようにしたら、毎月繰り返していたかゆみがピタッと止まりました。
それだけでなく、なんだか気持ちもふわっとやさしくなれる感覚があるんですよね。
ケアは「がまん」ではなく「心地よさ」のためにある。
そう思えるようになったのは、日々のこうした“地味だけど丁寧な習慣”のおかげかもしれません。
次の章では、生理中やその前後に活躍する、もう一つのフェムケアアイテム「吸水ショーツ」についてお話しします。
「ちょっと気になってた」という方にこそ読んでいただきたい、実用と心地よさのバランスについてお伝えします。
吸水ショーツ(生理との付き合い方を変える)
「吸水ショーツ、気になってはいるけど、ちょっと不安」
実際にそう感じている方、多いのではないでしょうか。わたしも最初はその一人でした。
でも、一度“正しく選んで”“正しく使えた”とき、あまりの快適さに驚いたのをよく覚えています。
ただし、最初に失敗すると「やっぱり合わなかった」で終わってしまうのもこのアイテムの難しさ。
この章では、ナプキンとの違いやメリット・デメリット、そして選ぶときのポイントを分かりやすく整理していきます。
「まだ一歩踏み出せていない方」こそ、読んで損はない内容です。
ナプキンとの違いとメリット・デメリット
まず前提として、吸水ショーツは「ナプキンの代わりに使える下着」という位置づけです。
でも、「ナプキンがいらない」と聞いて、そのまま履いただけでOKだと思っている人も多いんですよね。
では実際、どんな違いがあるのでしょうか?以下にまとめてみました。
比較項目 | ナプキン | 吸水ショーツ |
---|---|---|
吸収の仕組み | 使い捨てのパッドが吸収 | ショーツ内蔵の吸収層が液体を吸収 |
におい・ムレ | ムレやすい、においやすい | 通気性が高くムレにくい |
ごみの量 | 1日あたり3〜5枚ほどのごみが出る | ごみが出ない(洗濯で再利用) |
外出時の交換 | トイレで都度交換が必要 | 基本的に履き替えのみ/交換不要(長時間使用時は別) |
初期コスト | 安い(1パック数百円〜) | やや高め(1枚3,000〜6,000円) |
吸水ショーツの最大の魅力は、「履くだけ」でケアが完結する気軽さ。
ムレが少なく、肌に直接あたる部分が布なので快適さも段違いです。
でも、もちろんデメリットもゼロではありません。
- 使用できる経血量に限界がある(多い日用でも限界あり)
- 使い慣れるまで“漏れ”への不安がつきまとう
- 洗濯の手間とタイミングに慣れが必要
特に最初は、「これ本当に大丈夫かな…?」という不安が大きいかもしれません。
でも、それはみんな通る道です。わたし自身も最初はナプキン併用から始めて、徐々に安心感を得ていきました。
初心者が失敗しないための選び方
吸水ショーツの失敗談でよく聞くのが、
✅ 思っていたより吸収力が足りなかった
✅ サイズが合わなくてモレた
✅ 洗濯や乾燥に手間がかかって面倒になった
つまり、選ぶときのポイントを押さえておくかどうかで、その後の満足度が大きく変わるということです。
初めて吸水ショーツを選ぶときは、以下の3つを意識してみてください。
- 「何日目に使いたいか」を決める
- 例えば、生理1〜2日目は経血量が多く、ショーツだけでは不安が大きいことも。
- 最初は3〜4日目など、「比較的軽い日」に試すのがおすすめです。
- 吸収量(◯ml対応)の表記を必ずチェック
- 吸水量=安心感の目安。メーカーごとに差があるため、最低でも20〜30mlは欲しいところ。
- 多い日用は50ml以上の製品もあります。
- ショーツの形と素材感を確認する
- ボクサー型/ビキニ型など、形の違いでフィット感は大きく変わります。
- 蒸れにくいメッシュタイプや、やわらかいコットン素材など、自分の肌との相性も大事です。
そしてもうひとつのコツは、“ナプキンの代わり”と決めつけずに、「選択肢のひとつ」として取り入れること。
わたしは今でも、日によってナプキンを使う日もありますし、吸水ショーツだけの日もあります。
“使い分けられる自由”こそが、フェムケアの心地よさをつくってくれる。
そう感じています。
次の章では、「月経カップ」や「吸水タンポン」など、さらに進んだ選択肢について紹介していきます。
「これって気になるけど、実際どうなの?」という疑問に、生活者としてのリアルでお応えします。
月経カップ or 吸水タンポン(選択肢を持つ)
「ナプキンも吸水ショーツも試した。でももっと快適な方法ってないの?」
そう思ったこと、ありませんか?
私自身、長年ナプキンを使ってきましたが、外出や旅行、生理中の仕事など動きが多い日にはどうしても“モレ”や“違和感”が気になることがありました。
そんな中で出会ったのが月経カップと吸水タンポンという、“挿入型”のフェムケアアイテムです。
初めて聞いた方も、気になってはいるけど使ったことがない方も、「自分にはムリ」と思う前に、ぜひ知っておいてほしい選択肢です。
月経カップのリアルな使い心地と注意点
月経カップは、医療用シリコーンなどで作られたカップを膣内に挿入して経血を溜めるアイテム。
洗って繰り返し使えるエコな面や、長時間交換不要という点で注目されています。
実際に使ってみると、こんなメリットがありました。
✅ 最大12時間までつけっぱなしOK(※量による)
✅ モレにくく、スポーツや温泉も快適
✅ 経血量が「見てわかる」ので体調管理に役立つ
✅ ごみが出ないから環境にも◎
でも、もちろん向き・不向きがあります。
- 挿入に慣れるまで時間がかかる
最初は入れ方・抜き方に苦労します。角度や姿勢も試行錯誤が必要です。 - 洗浄や持ち運びにひと工夫が必要
外出先での取り扱いには、慣れや準備が求められます。 - 膣や子宮の状態によっては合わないこともある
違和感や痛みを感じる場合は、使用を中止し、必要に応じて受診しましょう。
わたしが初めて使ったときは、うまく入らなくて「これ、本当にみんな使えてるの?」と思ったほど。でも、数回のチャレンジで自分の“入れやすい角度”を見つけたら、まるでつけていないみたいな快適さに驚きました。
月経カップは“慣れ”が必要だけれど、その先には圧倒的な自由がある。
生理との向き合い方が変わる選択肢のひとつです。
吸水タンポンという第3の選択肢も
「月経カップはハードル高いけど、ナプキンだけでは不安」
そんな方にこそ知っておいてほしいのが、吸水タンポンという存在。
一般的なタンポンと似ていますが、使い捨てではなく、吸水ショーツと同じ吸収素材を使った“洗って繰り返し使える”新しいタイプのケアアイテムです。
わたしも最近取り入れてみましたが、思った以上に使用感がよくて、まさに「月経カップとナプキンの“間”を埋める存在」だと感じました。
吸水タンポンの特徴は以下の通りです。
- ナプキンやショーツでは不安な場面で“補助的”に使える
- 繰り返し使えるため、経済的&サステナブル
- 違和感が少なく、初心者でも比較的使いやすい
気をつけたいのは、以下の点です。
- 経血量が多い日は単体使用では足りないこともある
- 正しい洗い方・保管方法を守る必要がある
- 素材や形状によって、合う・合わないがある
「洗って繰り返し使う」という発想に抵抗がある方もいるかもしれませんが、“肌に直接触れるものだからこそ、自分の目でケアできる安心感”もまた魅力です。
フェムケアに正解はありません。
大切なのは、“今の自分”に合うかどうか。
私が大事にしているのは、「全部に頼らなくていい」「いくつか持っておくことで、選べるようになる」という視点です。
生理がくるたびに、「今日はどれにしようかな」と選べることは、わたしたちにとって大きな自由です。
次の章では、冷えやPMS対策に役立つ「温活グッズ」についてご紹介します。生理だけでなく、毎日を快適に過ごすための“隠れた名品”をぜひ知ってください。
温活グッズ(冷えとPMS対策に)
「お腹を温めるとホッとする」
そんな感覚、誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。
でも実はこれ、気のせいではなくちゃんと理にかなったセルフケアなんです。
冷えはPMS(月経前症候群)や生理痛の原因を強める要素にもなりやすく、意識的に“温める習慣”を持つことで、体の不調がやわらぐことも少なくありません。
この章では、どこを温めると何に効くのか?という実感に寄り添いながら、
日常で取り入れやすい温活グッズの選び方と使い分けについて、私自身の愛用品も交えてご紹介します。
温める場所で変わる効果
温活というと「とにかく温めればいい」と思われがちですが、実は温める場所によって得られる効果が違うのをご存じでしょうか?
以下は私が婦人科の先生との対談などでも学んだ、大切な“温めポイント”です。
温める場所 | 得られる主な効果 |
---|---|
下腹部(子宮周辺) | 生理痛の緩和、血流促進 |
腰(仙骨あたり) | 自律神経の安定、PMS対策 |
足首・足元 | 冷え全体の改善、睡眠の質アップ |
お尻〜太もも裏 | 骨盤内の血流UP、温もりの持続効果 |
わたしは以前、「お腹にカイロ貼ってるのにあんまり効かない…」と思っていた時期がありました。
でも腰(仙骨)のあたりを温めるように変えたら、PMSのイライラや落ち込みがやわらいだんです。
場所をちょっと変えるだけで、効果の出方が変わる——これはまさに目からウロコでした。
さらに、温活は「生理中だけ」ではなく、生理前〜排卵期あたりから意識的に取り入れることで、体調の波を穏やかにする助けにもなります。
電子レンジ式・電気式・貼るタイプの違い
温活グッズを選ぶときに迷うのが、「結局どれが自分に合っているのか」ということ。
わたしが使ってきた中でも特に違いを感じた3タイプを、以下にまとめました。
種類 | 特徴 | 向いているシーン |
---|---|---|
電子レンジ式(あずきやセラミック) | 繰り返し使えて、ほんのり湿熱が心地よい | 就寝前、デスクワーク、リラックスタイム |
電気式(コード・USB式) | 温度調整が可能で持続時間が長い | 長時間作業、冷えが強い日、オフィス |
貼るタイプ(カイロなど) | 外出先でも手軽、使い捨てで衛生的 | 通勤・外出・旅行など移動中のケア |
✅ 電子レンジ式は手軽さとナチュラルな温かさが魅力。
ただし、時間が経つと冷めてしまうので、「今だけ温めたい」シーン向きです。
✅ 電気式は温度調整ができ、長く使えるのが強み。
最近では腹巻き一体型やクッション型など、生活になじむデザインも増えてきました。
✅ 貼るタイプは、わたしが出張や移動の多い日によく使うアイテム。
仙骨や下腹部に忍ばせるだけで、じんわり守られているような安心感があるんです。
どのタイプも、「いつ・どこで・どう使いたいか」によって選び方が変わります。
大事なのは、無理して“毎日続ける”のではなく、自分のタイミングで心地よく取り入れること。
温活は、道具にこだわるよりも、「温めることを自分に許す」マインドが一番のケアになると、私は感じています。
次の章では、外出先での小さなフェムケアアイテムについて。
ポーチの中にあると心強い、“実は手放せない”3選をお届けします。
日常的に持っておきたいポーチインアイテム
「ナプキンは一応入れてるけど、他に何があれば安心なの?」
そんな相談をよく受けます。
私自身、仕事柄いろんな場所を移動することが多く、ポーチの中身を工夫するようになってから、「どこでも安心して過ごせる」感覚が変わったと実感しています。
この章では、ナプキン・おりものシート以外に持っておくと安心なアイテムと、実際に私が外出先で使ってよかったアイテム3選をご紹介します。
「何かあったときに自分を守れるポーチ」づくりのヒントにしてください。
ナプキン・おりものシート以外にあると便利なもの
まず前提として、ナプキンやおりものシートはもちろん基本ですが、それだけではカバーしきれない場面もあります。
そこでおすすめなのが、以下のような“補助アイテム”です。
- デリケートゾーン用のウェットシート
→においやムレが気になるとき、さっと拭けてリフレッシュできます。
アルコールフリー&弱酸性タイプが安心です。 - 小さめポーチ or ジップバッグ
→使用済みナプキンやショーツを一時的に入れる用。におい漏れしにくい素材がおすすめ。 - 予備の下着 or 吸水ショーツ1枚
→予期せぬ経血モレや突然の生理開始時に、あると本当に助かります。 - 常備薬(鎮痛剤・整腸剤など)
→急な不調に対応できるよう、自分に合う薬を1回分だけでも持っておくと安心です。
これらは、「毎回使うわけじゃないけど、あると心の余裕がまったく違う」アイテムたち。
実際わたしも、何度も助けられてきました。
外出先で役立つケアアイテム3選
ここでは、わたしが「これは手放せない」と感じたアイテムを厳選して3つご紹介します。
1. ✅ デリケートゾーン用ミスト
トイレ後やムレが気になるときに、シュッとひと吹きでリフレッシュできる優れもの。
アルコールフリーで、ティッシュにスプレーして拭き取りにも使えるタイプが便利です。
香りが強すぎず、さりげなく使えるものを選ぶと、外出先でも気兼ねなく使えます。
わたしは特に長時間座り仕事の日や、生理後半の残尿感が気になる時期に重宝しています。
2. ✅ 使い捨て布ナプキン or パンティライナー
いわゆる「紙ナプキンが合わない」と感じる人には、肌あたりのやさしい布ライナーの使い捨てタイプがおすすめ。
薄くてかさばらず、肌ストレスがかなり減ります。
おりものが増える時期や、生理前後の“備え”として1〜2枚忍ばせておくと安心感が違います。
3. ✅ 携帯用ホットパッド
電子レンジ不要で温まる貼らないタイプの小型カイロは、冬だけでなく、夏の冷房対策にも◎。
腰に当てたり、下腹部にあてて服の上から包むだけで、身体がゆるむ感覚が得られます。
わたしは「今日ちょっと冷えてるな…」という日に、飲み物より先にお腹を温めることで、体調の悪化を防げたことが何度もあります。
“ケア=準備しておくこと”でもある。
そう気づいてから、私は自分のポーチを“安心の箱”のように感じるようになりました。
すべてを毎日持ち歩く必要はありません。でも、「あのとき持っててよかった」と思えるものがひとつでもあれば、
それだけで私たちは、もっと自由に、自分らしく過ごせるようになります。
次は最後のまとめとして、自分に合ったフェムケアを選ぶための視点と、一歩を踏み出すきっかけについてお伝えします。
まとめ:自分に合う“マイ定番”を見つけよう
ここまで、「フェムケアアイテム、結局“これだけは持っておきたい”5選」として、わたしの実体験も交えながらご紹介してきました。
✅ デリケートゾーンソープ&保湿ケア
✅ 吸水ショーツ
✅ 月経カップ or 吸水タンポン
✅ 温活グッズ
✅ ポーチインアイテム
どれも「すべての人に絶対必要」というわけではありません。
大事なのは、「今のわたしにとって、心地いいのはどれか?」という視点で選ぶこと。
それこそが、フェムケアの第一歩だとわたしは思っています。
体調の変化を見逃さず、必要なものを見極める
35歳を過ぎると、ちょっとした変化が「いつものこと」では済まなくなってきます。
たとえば…
- 生理の周期や量が変わってきた
- かゆみや乾燥が気になるようになった
- PMSの波が強くなってきた気がする
こうした小さな違和感は、放っておくと日常の質をじわじわと下げてしまうことも。
でも逆に、「あれ?ちょっと変わってきたかも」と気づける人は、自分のための選択ができる人でもあります。
フェムケアアイテムは、“不快をゼロにする魔法”ではありません。
けれど、自分の変化を見逃さず、それに合った選択肢を持っていることで、
毎日の安心感や自信は、確実に変わります。
生活スタイルと年齢に合ったアップデートを
フェムケアに限らず、自分の定番って“固定するもの”ではなく、“育てていくもの”なんですよね。
20代のころに合っていたものが、30代後半になるとなんだかしっくりこない。
逆に、「これはちょっと勇気がいるな」と思っていたものが、ある日自然に日常に溶け込むようになる。
そうやって“わたし仕様のケア”を見つけていくプロセスこそ、フェムケアの醍醐味だと感じています。
だから無理に「流行ってるから使う」「使わなきゃダメ」ではなく、
「使ってみて心地よかったから、続けてみよう」
そんなふうに選び、続ける理由が自分の中にあるかどうかが、いちばんのポイントです。
わたしの失敗や遠回りが、この記事を通して誰かの近道になれば嬉しいです。
そしていつか、「これが私の定番です」と胸を張って言えるアイテムに出会えますように。
最後に、「自分に合ったフェムケア、もっと知りたい」と思った方へ。
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