谷澤まさみ
谷澤まさみ

生理前の甘い物欲、むくみ、胃もたれで自己嫌悪…その悪循環、仕組みから変えませんか。5日間の実録と低GI×フェムテックで整える方法をまとめました。目次を見て必要なところから読んでみてください。

目次
  1. はじめに:なぜ「PMSと食べ物」がつらく感じるのか(仕組みと背景)
    1. 食欲の乱高下と血糖値の関係
    2. むくみ・胃腸不調・情緒変化と食行動のつながり
    3. 注意書き(医療情報ではなく一般情報/受診推奨)
    4. Day1:突然の甘いもの欲と倦怠感(何を食べたか・失敗点)
    5. Day2:塩分過多とむくみ(外食の落とし穴)
    6. Day3:低GIへ切り替え(主食と間食の工夫)
    7. Day4:オメガ3とB6・マグネシウムを意識(簡単メニュー)
    8. Day5:フェムテック導入で可視化(記録→予測→行動)
  2. 食べ物の選び方:悪化しやすいもの/助けになるもの
    1. 悪化しやすい例(高糖質・高脂質・高塩分・カフェイン・アルコール)
    2. 助けになる例(低GI・たんぱく質・食物繊維・B6・マグネシウム・オメガ3・鉄)
    3. コンビニ・外食での具体例(選び方のコツ)
  3. フェムテックでできたこと:記録・通知・振り返りの設計図
    1. 周期予測と症状タグ付け(食欲・腹痛・むくみの相関)
    2. リマインド活用(買い置き・水分・歩数・睡眠)
    3. デバイス・アプリの違い(記録重視/行動支援重視)
    4. 7日分の買い置きリストと作り置きアイデア
    5. 朝昼夜+間食のモデルメニュー
    6. 急な誘い・外食時のリスク回避術
    7. 甘いものは完全NG?どう折り合う?
    8. カフェインはどれくらいまで?
    9. サプリは必要?食事で足りる?
    10. 生活・仕事に支障が強いときの目安
    11. 他の疾患が隠れている可能性
    12. 受診前に準備する記録と伝え方
    13. 今日からできる3ステップ
    14. 5日間で学んだことの要点
    15. 次周期へのアクションプラン

はじめに:なぜ「PMSと食べ物」がつらく感じるのか(仕組みと背景)

PMSと食べ物の関係は「気のせい」ではありません。ホルモン変動→血糖値の揺れ→食欲・むくみ・情緒の波という流れが起きやすく、いつも通りの食事でも負担が増えます。ここでは、PMSと食べ物のつながりを仕組みから整理し、次の実践編につなぐ“地図”を作ります。

食欲の乱高下と血糖値の関係

排卵後から生理前まで(黄体期)は、プロゲステロンの影響で代謝や体温がやや上がり、血糖値が不安定になりやすい時期です。結果として、普段より甘い物や高脂質を欲しやすい、満腹感が遅れて届く、といった現象が起こります。

  • 低血糖に近づくとイライラ・不安・集中困難が出やすくなり、手っ取り早い砂糖に手が伸びます
  • 急上昇した血糖値は急降下しやすく、再び強い空腹感や眠気が出ます
  • これが捕食(食べてはすぐにまた欲しくなる)のスパイラルにつながります

対策の軸はシンプルです。低GIの主食+たんぱく質+食物繊維で、血糖値の山をなだらかにすること。例えば、白パンより全粒粉パン、白米のみより雑穀米+納豆や卵。間食はナッツやヨーグルトを少量。
「何を減らすか」より「何を先に足すか」がコツです。まずはたんぱく質と食物繊維を先に口へ

よくあるつまずき

  • 「甘い物をゼロにする」が続かず反動が強くなる
  • 朝食を抜いて昼にドカ食い→午後の眠気・イライラ
  • コーヒー+甘い菓子の血糖ジェットコースター

PMS 食べ物で悩むときは、ゼロか100ではなく、“急上昇させない選び方”に切り替えるだけでも体感は変わります。

むくみ・胃腸不調・情緒変化と食行動のつながり

PMS時期は、体内の水分バランスも揺れます。塩分と糖分が多い食事は水分をため込み、むくみやだるさを悪化させます。また、プロゲステロンの作用で腸の動きがゆるやかになり、便秘・ガス感・胃もたれが出やすくなります。この不快感がストレスを高め、“気分を上げるための食べ過ぎ”へとつながることも。

  • むくみ:塩分・加工食品・インスタント麺・ポテトチップスで悪化しやすい
  • 胃腸:揚げ物・生クリームたっぷりの菓子・アルコールで胃排出が遅れ、重さが長引く
  • 情緒血糖乱高下+睡眠不足+カフェイン過多の組み合わせで不安・焦燥感が増幅

ここで役立つ“足し算”

  • カリウムが多い野菜や果物(ほうれん草、ブロッコリー、バナナ)で水分バランスをサポート
  • マグネシウム(大豆製品、ナッツ、海藻)とビタミンB6(鶏むね、かつお、バナナ)は神経伝達と代謝の要
  • オメガ3(青魚、えごま油、亜麻仁油)は炎症性のだるさの軽減に期待
  • 温かいスープや味噌汁で消化にやさしく、満足感を底上げ

PMS 食べ物のつらさは、意志の弱さではなく仕組みの問題“むくみや胃腸の不快→食欲の乱れ→また不快”を断ち切るために、塩分・砂糖・カフェイン・アルコールは少し控えめ、代わりにタンパク質・食物繊維・オメガ3・ミネラルを足す。この配置換えが、情緒の波にもやさしく効きます。

注意書き(医療情報ではなく一般情報/受診推奨)

ここでお伝えしているのは、生活者としての経験と一般的な情報です。医療行為をすすめるものではありません。
以下に該当する場合は、医療機関への相談を検討してください。

  • 日常生活や仕事・学業に明らかな支障が出ている
  • 抑うつ・不安・怒りが強く、自己コントロールが難しい
  • 急な体重増減、激しい腹痛、不正出血など、いつもと違う症状がある
  • 食事を整えても改善がほとんどない、または悪化する

PMS 食べ物の調整だけで良くなる方もいますが、PMDDや他の疾患が隠れている可能性もあります。症状の記録(周期、食事、睡眠、気分、痛みスコア)をつけて受診すると、説明がスムーズです。
✅ 迷ったら早めの相談。セルフケアと医療の両輪でいきましょう。

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参考情報・出典
本記事は筆者の体験と生活者視点をもとに構成していますが、医学的な理解を深めるために以下の公的情報を参考にしています。体調に不安がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。

日本産科婦人科学会「月経前症候群と月経前不快気分障害」
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=4

厚生労働省 e-ヘルスネット「月経前症候群(PMS)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/woman/w-03-007.html

MSDマニュアル家庭版「月経前症候群(PMS)」
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/女性の健康問題/月経障害/月経前症候群-pms

日本女性医学学会「PMSとPMDDについて」
https://www.jaog.or.jp/public/health/pms_pmdd/

順天堂大学「女性ホルモンと心の健康」
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/nc/premenstrual.html

5日間のリアル記録:食べ物がつらかった私がフェムテックを使うまでの道のり

PMSの黄体期に入ると、「食べても満たされない」「むくみで重い」「判断がぶれる」が同時に来ます。ここでは私が実際に5日間でやらかしたこと、立て直した順番、そしてフェムテックで可視化した瞬間に変わった意思決定を、具体的な食事例と一緒に共有します。PMS 食べ物の悩みを現実的な一歩に変える記録です。

Day1:突然の甘いもの欲と倦怠感(何を食べたか・失敗点)

朝、軽い吐き気で朝食をスキップ。午前中の会議後、強い空腹に耐えきれずドーナツ2個+ラテ。一気に楽になったあと、眠気とイライラが加速。夕方にポテトチップスへ手が伸び、夜はパスタ大盛り。お腹は苦しいのに満足感がこない、典型的な血糖ジェットコースターでした。

  • 失敗点
    • 朝食抜きで低血糖寄り→甘い物の爆発
    • たんぱく質と食物繊維が圧倒的に不足
    • カフェイン+砂糖のセットで乱高下を増幅
  • 翌日に活かしたこと
    たんぱく質を最初に一口(ゆで卵やヨーグルト)
    主食は低GI(全粒粉パン・オートミール・雑穀米)
    間食はナッツ+プレーンヨーグルトを小分けに

学び:「我慢」より順番の最適化。まずたんぱく質、次に食物繊維、最後に主食。これだけでPMS 食べ物の暴走が緩みます。

Day2:塩分過多とむくみ(外食の落とし穴)

仕事が詰まって外食。ラーメン+餃子+アイスティー。その夜から指輪がきつい・脚が重い。翌朝の顔のむくみで一気に気持ちが沈みました。PMS期は水分バランスが揺れやすいので、塩分・糖分・油の組み合わせはむくみ×だるさの増幅器。

  • 失敗点
    • スープを飲み切り、塩分と油分を抱え込み
    • 甘いドリンクで糖分を上乗せ
    • 水の摂取が後手に
  • その場でできた回避策
    ✅ スープは最初から半分残す前提
    ✅ トッピングを卵・海苔・青菜にして満足度UP
    ✅ ドリンクは無糖の水か炭酸水

学び:むくみには塩分×砂糖×油の三重奏が効いてしまう。“減らす”より“置き換える”を外食の基本に。

Day3:低GIへ切り替え(主食と間食の工夫)

反省を活かして、血糖の山を作らない日に。朝はオートミール+プレーンヨーグルト+ベリー+くるみ。昼は雑穀ごはん+鮭+ひじき。間食はりんご1/2個とアーモンド。夜は豆腐と野菜たっぷりの味噌汁+鶏むね

  • Before/After(間食の置き換え例)
    • Before:クッキー3枚+カフェラテ
    • After:ギリシャヨーグルト100g+はちみつ小さじ1+ナッツ
      → 満足感が長持ち、午後の眠気が目に見えて減少。
  • コツ
    主食を“茶色い”ものへ(全粒粉・雑穀・玄米)
    たんぱく質を20g目安で確保(卵2個、鶏むね100g、ヨーグルト200gなど)
    最初の3口はたんぱく質でスタート

学び:低GIは制限ではなく波形調整。穏やかな波が、イライラ・眠気・捕食をまとめて下げます。

Day4:オメガ3とB6・マグネシウムを意識(簡単メニュー)

この日はだるさと落ち込みが強め。オメガ3・ビタミンB6・マグネシウムを“足す”ことに集中しました。

  • 簡単ワンボウル
    • さば缶トマトスープ:さば缶1つ+カットトマト+玉ねぎ+オリーブ油少々。仕上げにえごま油をほんの少し。
    • ほうれん草と豆腐の胡麻和え(マグネシウム)
    • バナナ(B6)をデザートに
  • なぜ効きやすいか
    オメガ3は体の“こわばり”やだるさの炎症性反応の緩和に役立つ可能性
    B6・マグネシウムは糖代謝や神経伝達をサポート
    温かい汁物で胃腸にやさしく、満足感も底上げ

学び:“引き算の我慢”より“足し算の設計”。栄養素を足すと、自然に菓子量が減っていきます。

Day5:フェムテック導入で可視化(記録→予測→行動)

最後に、フェムテックを入れました。周期記録アプリで月経日・症状・食欲・睡眠をタグ付け。スマートウォッチと連携し睡眠と歩数も同時に可視化。すると、「寝不足の翌日は甘い物に走る」がデータで見えてきます。

  • セットした仕組み
    黄体期3日前に“買い置きリマインド”(ヨーグルト・ナッツ・鯖缶・炭酸水)
    午後2時に“散歩10分通知”(座りっぱなし→間食暴走のブレーキ)
    カフェインは午前中までリマインド(睡眠の質→甘い物欲に直結)
  • 変化した行動
    • 外食前にメニューを下見し、たんぱく質の源を先に決める
    • 会議の前にプロテイン一口で血糖安定
    • 「今日は波が来る日」とわかるだけで、自己嫌悪が減り選択が楽に

学び:可視化は自分を責めないための道具PMS 食べ物の波は消せなくても、予測→準備→小さな選択で、体感は確実に変わります。

食べ物の選び方:悪化しやすいもの/助けになるもの

「何を食べるか」でPMSの波は変わります。ここでは悪化しやすい食べ物助けになる栄養の足し方を、現実的な選び方で整理します。PMS 食べ物の迷いを減らすために、今日から使える置き換えのコツまで一気にまとめます。

悪化しやすい例(高糖質・高脂質・高塩分・カフェイン・アルコール)

PMS期は血糖値・水分バランス・消化が乱れやすい時期。急上昇・長停滞・貯め込みを起こすものは避けると楽です。

  • 高糖質(精製小麦・砂糖菓子・甘いドリンク)
    → 血糖の急上昇→急降下で、イライラ・眠気・過食のループに。
  • 高脂質(揚げ物・生クリーム・チーズ過多)
    → 胃排出が遅く胃もたれ、その後のドカ食いにつながりやすい。
  • 高塩分(ラーメンのスープ、加工肉、スナック)
    むくみ・だるさが強くなり気分も沈みがちに。
  • カフェイン
    → 一時的にシャキッとする反面、睡眠の質低下→甘い物欲を増幅。
  • アルコール
    → 睡眠分断・利尿でだるさ+むくみを悪化、食欲のブレーキもゆるむ。

✅ ルールは「ゼロか100ではなく、量と組み合わせ」。同じ食べるでも、先にたんぱく質・野菜で血糖の山を小さく。

助けになる例(低GI・たんぱく質・食物繊維・B6・マグネシウム・オメガ3・鉄)

“足し算”で整えるのがPMS 食べ物対策の近道。栄養素→食品例→ポイントの順で覚えると実践しやすいです。

  • 低GI主食:雑穀米、オートミール、全粒粉パン
    → 血糖の波をなだらかに。最初の3口はおかずで。
  • たんぱく質:卵、鶏むね、魚、豆腐・納豆、ヨーグルト
    → 満足感と代謝の土台。1食20g目安を意識。
  • 食物繊維:海藻、きのこ、豆類、野菜、果物(皮つき)
    → 血糖スパイクを緩和。汁物に入れて量を稼ぐ
  • ビタミンB6:かつお・まぐろ、鶏むね、バナナ
    → 糖代謝と神経のサポート。間食にバナナ半分が手軽。
  • マグネシウム:大豆製品、ナッツ、海藻、カカオ70%以上
    → 筋のこわばり・イライラの土台ケアに。
  • オメガ3:青魚、えごま油、亜麻仁油
    → 炎症性だるさの軽減に期待。加熱後に小さじ1/2たらす
  • :赤身肉、レバー、ひじき、ほうれん草
    → 疲労感対策。ビタミンC(柑橘・ブロッコリー)と一緒に。

目安の組み合わせ例(ワンプレート)

  • 雑穀ごはん100g+焼き鮭+ひじき煮+ほうれん草のおひたし+味噌汁
  • 全粒粉トースト+卵2個スクランブル+アボカド+ヨーグルト

ポイント:まず“足す”→自然に“減る”。たんぱく質と繊維が入ると、砂糖や塩分に手が伸びにくくなります。

コンビニ・外食での具体例(選び方のコツ)

忙しい日の選択肢が、PMS 食べ物の体感を左右します。NG→OKの置き換えで無理なく調整しましょう。

  • コンビニの朝
    • NG:菓子パン+カフェラテ
    • OK:おにぎり(雑穀系)+ゆで卵+無糖ヨーグルト、飲み物は無糖コーヒーか水
  • コンビニの昼
    • NG:揚げ物弁当+甘いお茶
    • OK:サラダチキン or 焼き魚+玄米おにぎり+具だくさん味噌汁、飲み物は炭酸水
  • コンビニの間食
    • NG:クッキーやドーナツ
    • OK:ナッツ小袋+カカオ70%チョコ2片バナナ半分ギリシャヨーグルト
  • 外食(麺類)
    • NG:ラーメン+スープ完飲
    • OK:蕎麦+温玉+海苔でたんぱく追加、スープは残す
  • 外食(丼もの)
    • NG:かつ丼大盛り+甘いドリンク
    • OK:海鮮丼 or 親子丼+味噌汁+小鉢ごはんは少なめ申告
  • カフェ
    • NG:フラペチーノ系+スイーツ
    • OK:無糖ラテ(ミルク)+プロテインバー or ヨーグルトシロップ抜きを選ぶ

✅ コツのまとめ

  • 最初にたんぱく質を一口飲み物は無糖スープは残す
  • 茶色い主食(全粒粉・雑穀・蕎麦)を選ぶ
  • 甘い物は“食後に少量”へタイミングをずらす

「完璧」を目指すほど折れてしまいます。6割OKを積み上げるほうが、次の周期での再現性が高い。これが、私がPMS 食べ物のつらさを現実的に軽くしたやり方です。

フェムテックでできたこと:記録・通知・振り返りの設計図

PMS 食べ物の乱れは、体感だけだと「運」任せに見えます。記録→予測→行動をフェムテックで回すと、甘い物・むくみ・睡眠不足の相関が見える化されます。ここでは私が実際に設定した項目と、忙しい日でも続く“省エネ運用”のコツを共有します。

周期予測と症状タグ付け(食欲・腹痛・むくみの相関)

まずは月経開始日と体調のタグ付けから。完璧を狙わず、1日30秒の入力に絞りました。

  • 基本のトラッキング
    • 月経開始日・終了日
    • 体温(測れる日だけでOK)
    • 症状タグ:食欲↑/甘い物欲/腹痛/むくみ/頭痛/眠気/気分の落ち込み
  • 週1回の振り返り
    • 「甘い物欲」が強い日と睡眠時間の関係
    • 「むくみ」が強い日と外食/塩分の関係
    • 「腹痛」と冷え/カフェインの関係

見えてきたパターン(私の例)

  • 睡眠6時間未満の翌日→甘い物欲↑
  • 外食でスープ飲み切り→翌朝のむくみ↑
  • カフェイン午後以降→入眠が遅れ→翌日の過食

ここまで分かると、PMS 食べ物の“我慢勝負”から脱出できます。波が来るタイミングを予測して、前日に仕込みを変えるだけ。

リマインド活用(買い置き・水分・歩数・睡眠)

記録より効いたのが、事前のリマインドでした。通知の数は増やさず、タイミングと内容を厳選。

  • 黄体期の入口リマインド(予測日の3日前)
    • ✅ メモ:「買い置きチェック」
      • 無糖ヨーグルト、ナッツ小袋、鯖缶、豆腐、炭酸水、カカオ70%チョコ
    • ✅ 予定:「外食はたんぱく質が取れる店を候補に」
  • 1日の行動リマインド(各1回だけ)
    • 10:30:「水分300ml」→むくみ対策は“水を抜く”でなく“適正に飲む”
    • 14:00:「歩数+1000歩 or 10分散歩」→間食の暴走ブレーキ
    • 16:30:「カフェインはここまで」→睡眠の質→翌日の食欲に直結
  • 就寝前の環境リマインド
    • 22:30:「画面をオフ→照明を落とす
    • 枕元に炭酸水を置く(夜間の甘味欲が来たら一口)

小ワザ

  • 通知は曜日固定にして“考える負担”を減らす
  • できなかった日はスヌーズしない(未達の可視化も次の改善材料)

デバイス・アプリの違い(記録重視/行動支援重視)

フェムテックは何を変えたいかで選ぶと失敗しません。PMS 食べ物を整えたいなら、この切り口が実用的です。

  • 記録重視タイプ(例:月経・症状ログ特化)
    • メリット:入力が速い/カレンダーが見やすい/相関が掴みやすい
    • 向いている人:まずは自分の波を知りたい人
    • 留意点:客観データ(睡眠・歩数)が別アプリになりがち
  • 行動支援重視タイプ(例:スマートウォッチ連携)
    • メリット:睡眠・心拍・歩数と症状を同じ画面で見られる/通知が柔軟
    • 向いている人:通知で行動を変えたい人
    • 留意点:充電/装着の手間、就寝時の装着が苦手だと続かない
  • 併用のコツ
    • 月経・症状は手入力の精度が命
    • 睡眠・歩数は自動取得に任せてズレを減らす
    • 週1で1枚のメモに要点だけ書き出す(「睡眠↓→甘欲↑」など)

プライバシーと続けるコツ

  • バックアップ(クラウド/端末)を確認
  • 使わない機能の通知は全部オフにして“通知疲れ”を防ぐ
  • 目標は“完璧なデータ”ではなく“行動が1つ変わる”こと

注意書き

  • 本内容は一般情報で、医療的助言ではありません。症状が強い、抑うつが続く、生活に支障がある場合は医療機関にご相談ください。記録を持参すると説明が伝わりやすいです。

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参考情報・出典
本記事は筆者の体験と生活者視点をもとに構成していますが、医学的な理解を深めるために以下の公的情報を参考にしています。体調に不安がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。

日本産科婦人科学会「月経前症候群と月経前不快気分障害」
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=4

厚生労働省 e-ヘルスネット「月経前症候群(PMS)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/woman/w-03-007.html

MSDマニュアル家庭版「月経前症候群(PMS)」
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/女性の健康問題/月経障害/月経前症候群-pms

日本女性医学学会「PMSとPMDDについて」
https://www.jaog.or.jp/public/health/pms_pmdd/

順天堂大学「女性ホルモンと心の健康」
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/nc/premenstrual.html

すぐできる対処法:買い置き・メニュー・外食の工夫

PMS 食べ物のつらさは、当日の根性より前日の準備で軽くなります。ここでは私が実際に回した「買い置き・作り置き・外食の選び方」の型を公開。忙しくても崩れにくい、6割OKを積み上げる設計にしてあります。

7日分の買い置きリストと作り置きアイデア

狙いは“血糖の山を作らない+むくみをためない”常備です。冷蔵・冷凍・常温の3ゾーンに分けると迷いません。

  • 冷蔵(たんぱく質・発酵)
    • 卵10個、鶏むね2枚、豆腐2丁、納豆4パック、ギリシャヨーグルト無糖、牛乳 or 豆乳
  • 冷凍(作り置き&主食)
    • 玄米/雑穀ごはん小分け、ブロッコリー・きのこミックス、さばフィレ(またはさば缶は常温へ)、ベリー類
  • 常温(低GI・オメガ3・間食)
    • オートミール、全粒粉パン、鯖缶/鮭缶、ひじき・わかめ、ツナ水煮、えごま油 or 亜麻仁油、ミックスナッツ小袋、カカオ70%以上チョコ、炭酸水

作り置きアイデア(所要30〜40分)

  • 蒸し鶏(鶏むね+塩少々)→サラダ・丼・スープに展開しやすい
  • ひじき煮(にんじん・大豆入り)→鉄+食物繊維の定番
  • 味玉(半熟を塩麹orめんつゆで)→間食の“最初の一口”に◎
  • さば缶トマト煮(缶+玉ねぎ+トマト缶)→温めるだけの主菜
  • 具だくさん味噌汁ベース(玉ねぎ・きのこ・わかめ)→毎食1杯で満足度UP
  • オートミール30gずつの小分け→朝の判断を省エネ化

塩分は“素材で満足感”を作って抑えるのがコツ。だし・きのこ・海藻・油脂は“香りとコク”で満たす役割に。

朝昼夜+間食のモデルメニュー

「最初の3口はたんぱく質」「主食は茶色」「汁物で満足感」を軸に。

    • オートミール30g+無糖ヨーグルト150g+ベリー+くるみ
    • ゆで卵1個、炭酸水
    • ✅ ポイント:低GI+たんぱく質で午前の血糖安定
    • 雑穀ごはん120g、焼き鮭、ひじき煮、ほうれん草のおひたし、具だくさん味噌汁
    • ✅ ポイント:食物繊維とB6/鉄を同時に
  • 間食(14〜16時)
    • ギリシャヨーグルト100g+はちみつ小さじ1、アーモンド10粒
    • 代替:バナナ1/2本+高カカオチョコ2片
    • ✅ ポイント:甘味は脂質・たんぱくと組ませて吸収をゆるやかに
    • 鶏むねのソテー、ブロッコリーときのこソテー、豆腐とわかめの味噌汁、玄米100g
    • 仕上げにえごま油小さじ1/2をサラダへ
    • ✅ ポイント:オメガ3+マグネシウムでだるさケア

変化球(忙しい日)

  • コンビニで:玄米おにぎり+サラダチキン+カップ味噌汁、無糖ラテ
  • 外出朝:全粒粉トースト+スクランブルエッグ+ヨーグルト

覚えておく一行ルール
甘い物は“食後に少量”、スープは“残す”、最初の3口は“たんぱく質”。

急な誘い・外食時のリスク回避術

PMS 食べ物の山を作らない“現場対応”です。選ぶ順番と一言フレーズで8割決まります。

  • 共通ルール
    • ✅ 最初に「卵/豆腐/魚」などたんぱく質を一皿
    • 無糖ドリンク(水・炭酸水・お茶)、アルコールは1杯まで
    • スープ・ソースは残す/別添に、サラダはドレッシング別添
  • 麺類
    • 蕎麦+温玉+海苔、スープは残す
    • ラーメンならトッピングを卵・青菜へ、替え玉はしない
  • 丼・定食
    • 海鮮丼 or 親子丼+味噌汁+小鉢、ごはん少なめを先に伝える
    • 唐揚げ定食→個数シェア+キャベツ先食べ
  • 居酒屋
    • 先手:冷奴、刺身、焼き魚、枝豆、だし巻き
    • 回避:ポテトフライ・濃い味つけの煮込みはシェアにとどめる
  • イタリアン/カフェ
    • 前菜にサラダ+プロシュートは量控えめ、主菜は魚 or 鶏
    • クリーム系よりトマト系、デザートはシェアで一口

使える一言

  • 「ドレッシングは別添でお願いします」
  • 「ごはんは少なめで」
  • 「シロップ抜きで」
  • 「スープは結構です」

結論:完璧に抑えるより、最初の注文で“たんぱく質+無糖飲料+別添”を宣言。これだけで翌朝のむくみと甘い物欲が変わります。✅

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参考情報・出典
本記事は筆者の体験と生活者視点をもとに構成していますが、医学的な理解を深めるために以下の公的情報を参考にしています。体調に不安がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。

日本産科婦人科学会「月経前症候群と月経前不快気分障害」
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=4

厚生労働省 e-ヘルスネット「月経前症候群(PMS)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/woman/w-03-007.html

MSDマニュアル家庭版「月経前症候群(PMS)」
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/女性の健康問題/月経障害/月経前症候群-pms

日本女性医学学会「PMSとPMDDについて」
https://www.jaog.or.jp/public/health/pms_pmdd/

順天堂大学「女性ホルモンと心の健康」
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/nc/premenstrual.html

よくある質問(Q&A)

PMS 食べ物の悩みは「やめる/続ける」の二択では解けません。ここでは、甘いもの、カフェイン、サプリの3つを現実的な折り合いで整理します。今日から使える量・タイミング・組み合わせのコツを短くまとめました。

甘いものは完全NG?どう折り合う?

結論は完全NGではなく“条件付きOK”です。血糖の乱高下を避ける配置にすれば、満足感は保ちつつ波を小さくできます。

  • タイミング:空腹時は避け、食後に少量
  • 量の目安:チョコならカカオ70%以上を2〜3片、アイスはハーフカップ
  • 組み合わせたんぱく質 or 脂質+繊維と一緒に
    • 例:ギリシャヨーグルト+はちみつ小さじ1ナッツ+高カカオチョコ
  • 頻度:黄体期(生理前)に1日1回までの“計画的スイーツ”

ポイント:甘い物を“ゼロ”にせず、先にたんぱく質を一口PMS 食べ物の暴走は、順番と組み合わせで弱まります。

カフェインはどれくらいまで?

一般的な成人の目安として、1日最大400mgまでが参考にされます。ただしPMS期は睡眠の質が食欲と直結するため、午後は控えめが無難です。

  • よくある飲み物のカフェイン量(おおよそ)
    • ドリップコーヒー1杯(200ml):約120mg
    • カフェラテ1杯(200ml):約80mg
    • 紅茶1杯(200ml):約50mg
    • 緑茶1杯(200ml):約40mg
  • 運用のコツ
    • 午前中に2杯まで、午後はデカフェ/麦茶/炭酸水
    • 眠気対策は明るい光+短い散歩で代替

ポイント:午後のカフェイン→睡眠の質↓→翌日の甘い物欲↑の連鎖を切ることが、PMS 食べ物の安定に効きます。

サプリは必要?食事で足りる?

基本は食事が土台です。とはいえ、忙しい日や食が細い時の“補助輪”としてサプリを使う選択肢もあります。

  • まず食事で狙う栄養
    • たんぱく質(卵・魚・大豆)、食物繊維(海藻・きのこ・豆)、
      ビタミンB6(鶏むね・かつお・バナナ)、マグネシウム(大豆・ナッツ・海藻)、
      オメガ3(青魚・えごま/亜麻仁油)、(赤身・ひじき・ほうれん草)
  • サプリ検討の目安
    • 外食続きで魚や大豆が不足オメガ3補助
    • 間食が甘くなりがち→マグネシウム少量でバランス補助
    • 疲れやすい/立ちくらみ→自己判断で長期使用せず、可能なら医療機関で相談
  • 注意点
    • 過剰摂取のリスク(脂溶性ビタミン・鉄など)
    • 薬との相互作用、体質による消化不良
    • 「飲めば治る」ではなく、食事・睡眠・活動の土台が前提

結論:サプリは“足りない期間の補助”として短期利用が現実的。合わない/症状が強い場合は、受診と血液検査を優先しましょう。

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参考情報・出典
本記事は筆者の体験と生活者視点をもとに構成していますが、医学的な理解を深めるために以下の公的情報を参考にしています。体調に不安がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。

日本産科婦人科学会「月経前症候群と月経前不快気分障害」
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=4

厚生労働省 e-ヘルスネット「月経前症候群(PMS)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/woman/w-03-007.html

MSDマニュアル家庭版「月経前症候群(PMS)」
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/女性の健康問題/月経障害/月経前症候群-pms

日本女性医学学会「PMSとPMDDについて」
https://www.jaog.or.jp/public/health/pms_pmdd/

順天堂大学「女性ホルモンと心の健康」
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/nc/premenstrual.html

受診の目安と注意点(PMSとPMDDの境界)

PMSのセルフケアには限界があります。「いつもの波」を超えた強い不調や、仕事・学業・対人関係に実害が出ているなら、早めの受診が近道です。ここでは受診の目安、鑑別の視点、準備物と伝え方を実務的にまとめます。PMS 食べ物の工夫を続けても辛いときの次の一手に。

生活・仕事に支障が強いときの目安

「つらい」だけでなく“機能が落ちているか”が判断ポイントです。下記のうち複数が当てはまる場合、受診を検討しましょう。

  • 欠勤・遅刻・早退が増える/家事・育児が回らない
  • 怒り・涙・不安が制御できず、対人トラブルや自己嫌悪が増える
  • 集中困難・記憶力低下で明らかな業務ミスが続く
  • 強い希死念慮や自傷衝動がよぎる(迷わず緊急受診)
  • 痛み・腹部症状・頭痛で鎮痛薬を常用しても耐えにくい
  • これらが月経前の1週間に出現し、月経開始後数日で改善する状態が少なくとも2周期以上続く

PMDDの可能性があるのは、特に情緒症状(怒り・抑うつ・不安)が強く、生活支障が顕著な場合です。セルフケアやPMS 食べ物の調整だけでは追いつかないことがあります。

他の疾患が隠れている可能性

PMS様の不調に、別の要因が重なっていることは珍しくありません。以下は受診時に医師が鑑別を考える代表例です。

  • 内科系:甲状腺機能異常、鉄欠乏性貧血、低血糖傾向、ビタミン欠乏
  • 婦人科系:子宮内膜症・子宮腺筋症、卵巣嚢胞、排卵障害
  • 精神科・心療内科系:うつ病・不安症、双極スペクトラム、適応障害
  • 神経・消化器系:片頭痛、過敏性腸症候群(IBS)
  • 服薬・嗜好品:一部の薬剤、アルコール、カフェイン過多

ポイント

  • 月経サイクルに連動するか(連動しない落ち込みは別の疾患も疑う)
  • 痛み・出血の性質(強い疼痛や不正出血は婦人科受診を優先)
  • カフェイン・アルコール・睡眠の影響(連鎖で悪化することが多い)

受診前に準備する記録と伝え方

受診の質は準備で半分決まると言っていい。“簡潔な記録セット”を持参しましょう。

  • 最低限の記録(2周期分あると理想)
    • 月経開始・終了日、周期日数
    • 主要症状と重症度0〜10(イライラ、落ち込み、腹痛、頭痛、むくみ、過食・甘い物欲)
    • 睡眠時間、カフェイン・アルコール量、強いストレスイベント
    • 服薬・サプリ一覧(用量・開始時期)
  • 1日の例(書式のサンプル)
    「周期24日目/仕事ミス2件。午前イライラ7/10、午後眠気8/10。頭痛6/10。コーヒー2杯、就寝1:00、起床7:00。外食でスープ完飲→翌朝むくみ強い。」
  • 口頭での伝え方テンプレ
    • 月経前7日間に情緒が不安定になり、開始2日目には軽くなります。2周期以上続いています。仕事のミスと対人衝突が増えました。」
    • 「PMS対策として低GIの食事やカフェイン制限を試し、やや改善しましたが、日常支障は残っています。」

受診先の目安

  • 婦人科:周期との関連が強い/痛みや出血も気になる
  • 心療内科・精神科:情緒症状が強い/希死念慮がある
  • 内科:倦怠感・動悸・冷えが強く、貧血や甲状腺などの可能性をチェックしたい

結論:「波の強さ」×「生活支障」×「周期との連動」が受診の三本柱。記録を持って相談することが、最短の改善ルートです。なお、本記事は一般情報であり医療的な助言ではありません。迷ったら早めに医療機関へ。

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参考情報・出典
本記事は筆者の体験と生活者視点をもとに構成していますが、医学的な理解を深めるために以下の公的情報を参考にしています。体調に不安がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。

日本産科婦人科学会「月経前症候群と月経前不快気分障害」
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=4

厚生労働省 e-ヘルスネット「月経前症候群(PMS)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/woman/w-03-007.html

MSDマニュアル家庭版「月経前症候群(PMS)」
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/女性の健康問題/月経障害/月経前症候群-pms

日本女性医学学会「PMSとPMDDについて」
https://www.jaog.or.jp/public/health/pms_pmdd/

順天堂大学「女性ホルモンと心の健康」
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/nc/premenstrual.html

まとめ:次回に向けたセルフチェックと振り返り

PMS 食べ物の悩みは「根性論」でなく、仕組み×準備×可視化で軽くできます。ここでは、明日から回せる3ステップ、5日間の学びの要点、そして次周期に向けた現実的なアクションを1ページに凝縮しました。迷ったときの“カンペ”として保存しておいてください。

今日からできる3ステップ

  • ステップ1:足し算の先手
    朝いちでたんぱく質を一口(ゆで卵/ヨーグルト)。主食は茶色いものに置き換える。✅
  • ステップ2:通知で行動を固定
    10:30「水300ml」、14:00「散歩10分」、16:30「カフェイン終了」の3通知だけをセット。
  • ステップ3:食後デザートのルール化
    甘い物は“食後に少量+たんぱく質と一緒”。空腹スイーツは禁止。

5日間で学んだことの要点

  • 血糖の波を作らないことが最優先
    「低GI+たんぱく質+食物繊維」でイライラ・眠気・捕食がまとめて軽減。
  • むくみは塩分×糖分×脂の三重奏で悪化
    スープは残す、ドリンクは無糖、トッピングで卵・青菜を足す。
  • “引き算の我慢”より“足し算の設計”
    オメガ3、B6、マグネシウム、鉄をメニューに組み込むと自然にお菓子が減る。
  • フェムテックは自己嫌悪を減らす道具
    睡眠不足→甘欲↑などの相関が見え、予測→準備に変えられる。
  • PMS 食べ物はゼロか100ではない
    完璧より6割OKの積み上げ。続く選択が“正解”。

次周期へのアクションプラン

  • 周期−7〜−5日:下ごしらえ期間
    • 買い置き:無糖ヨーグルト/ナッツ小袋/鯖缶/豆腐/雑穀ごはん/炭酸水/高カカオチョコ
    • 作り置き:蒸し鶏、ひじき煮、具だくさん味噌汁ベース
    • アプリ設定:黄体期3日前リマインド(買い置きチェック)
  • 周期−4〜−2日:波の入口をなだらかに
    • 朝はオートミール+ヨーグルト固定、最初の3口はたんぱく質
    • 外食予定がある日はメニュー下見で“魚/卵/豆腐”を先に決定
    • カフェインは午前中まで、午後は炭酸水へ
  • 周期−1〜0日:ピークの安全運転
    • 甘い物は食後に2〜3口まで、ナッツ/ヨーグルトと組ませる
    • スープ・ソースは別添/残す、ごはんは少なめ宣言
    • 就寝1時間前は画面オフ+照明ダウンで睡眠の質を死守
  • 月経開始後:振り返り10分
    • 「むくみ強い日」「甘欲強い日」を睡眠・外食・カフェインと並べて一行メモ
    • 次周期の買い置きに反映。PMS 食べ物の“罠のパターン”を一つずつ潰す。

最後に:PMS 食べ物の波は、完全に消すではなく小さく整える。そのための武器は、足し算の食事・3つの通知・短い振り返りです。今日から、ひとつだけ始めましょう。✅

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参考情報・出典
本記事は筆者の体験と生活者視点をもとに構成していますが、医学的な理解を深めるために以下の公的情報を参考にしています。体調に不安がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。

日本産科婦人科学会「月経前症候群と月経前不快気分障害」
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=4

厚生労働省 e-ヘルスネット「月経前症候群(PMS)」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/woman/w-03-007.html

MSDマニュアル家庭版「月経前症候群(PMS)」
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/女性の健康問題/月経障害/月経前症候群-pms

日本女性医学学会「PMSとPMDDについて」
https://www.jaog.or.jp/public/health/pms_pmdd/

順天堂大学「女性ホルモンと心の健康」
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/nc/premenstrual.html

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