谷澤まさみ
谷澤まさみ

冷えとストレスに悩み続けた私が、温活に本気で取り組んだ理由とは?体の声を無視していた日々から抜け出した実体験をもとに、変化と気づきをリアルに綴ります。目次を見て必要なところから読んでみてください。

「冷え」と「ストレス」が引き起こす不調とは?【私の体に起きていたこと】

「なんとなく調子が悪い」——それが毎日続くと、体にも心にもダメージが蓄積していきます。私が本気で温活に取り組むようになったのは、冷えとストレスによる不調が限界を迎えたから。この記事では、そんな私自身の経験から、“冷え”と“ストレス”が女性の体に与える本当の影響をお伝えします。

慢性的な冷えとストレスで自律神経がボロボロに

あの頃の私は、「疲れやすい」「朝起きるのがつらい」「なんとなくイライラする」が常態化していて、それが“普通”になっていたんですよね。でも、あるときふと気づいたんです。こんなにも日常が重たく感じるのは、もしかして自律神経が乱れてるのかもしれないって。

自律神経って、体温やホルモンバランス、睡眠、消化機能までコントロールしている大事な神経。でも、ストレスや冷えが続くと、このバランスが崩れてしまうんです。

私の場合、仕事のプレッシャーや夜型の生活に加え、年中「手足が冷えている」状態が続いていて、体がずっと緊張しているような感覚でした。これがまさに、自律神経が乱れているサインだったんですよね。

「なんとなく不調」が日常になる怖さ

生理周期もバラバラ。肌も乾燥しやすく、吹き出物も増えて…。でも、忙しさにかまけて、「まぁこんなもんか」と見て見ぬふりをしていたんです。

本当に怖いのは、「不調に慣れてしまうこと」。

ある日、友人との会話の中で「え、そんなにいつも体調悪いの?私だったら無理」と言われた瞬間、はっとしました。私は“がまんするのが当たり前”になっていた。そこからようやく、「これって、普通じゃないんだ」と思えるようになったんです。

病院では異常なし。でも確かにツラかった

もちろん、あまりにつらかったので病院にも行きました。でも、血液検査やホルモン値には目立った異常はナシ。

「問題ないですね」「様子を見ましょう」と言われるたびに、モヤモヤは大きくなりました。だって、“私の不調”は確かにここにあるのに、誰にも見えていない。

医療で解決できないことがある、という現実に直面したとき、私は初めて「じゃあ、自分で自分の体を整えていくしかない」と腹をくくったんです。そこから始まったのが、私の“温活”でした。

ポイントまとめ

  • 冷えとストレスは、自律神経を直接乱す要因に
  • なんとなくの不調も、見逃さずに向き合うことが大切
  • 医療ではわからない“未病”のサインを、自分で拾っていく感覚が必要

この経験を通して感じたのは、「誰かにケアしてもらう前に、まず自分でケアを選べることの大切さ」。だから私は、温活を“がんばる”ことではなく、“自分を取り戻す時間”として捉えるようになったんです。

次回のセクションでは、私が温活を始めたきっかけと、どんな変化があったのかを具体的にお話ししていきます。あなたの「なんとなく不調」も、きっと意味があるサイン。見過ごさないであげてくださいね。

私が温活を始めたきっかけ【変わりたかった理由】

毎日しんどいのに、どこかで「こんなもんだろう」と自分を納得させてしまう——。そんな日々に、終わりを告げたかった。体調不良が当たり前になっていた私が、“温活”に本気で取り組もうと決意したのは、ある決定的な出来事がきっかけでした。この章では、私がどうして温活にたどりついたのか、そのリアルな理由をお話しします。

体の声を無視し続けた先にあった“限界”

不調のサインって、最初は小さな違和感なんですよね。朝起きても疲れが抜けない、夜になると気分が落ち込む、手足がいつも冷たい…。でもそのたびに、「寝れば治る」「栄養ドリンク飲んだから大丈夫」って、ごまかしていました。

ある冬の朝、布団から出た瞬間に貧血のようなフラつきで倒れたことがあったんです。誰もいない家の中で、「このままじゃまずい」と、本気で思いました。自分の体が発していたSOSに、ようやく耳を傾けることができた瞬間でした。

それはまるで、「もうムリだよ」と体が私に訴えていたような感覚。冷えもストレスも、ずっとため込んできた結果だったんだと、やっと気づいたんです。

「温める」ってそんなに大事?と疑っていた頃の私

正直言うと、それまでの私は“温活”という言葉に半信半疑でした。「どうせ女性誌の特集か何かでしょ?」「腹巻きして白湯飲んだくらいで何が変わるの?」って。

でも、調べてみると、体温が1℃下がると免疫力が30%落ちるという話や、冷えがホルモンバランスや自律神経にも影響することを知って、ようやく「これは放っておけないな」と思うようになりました。

さらに、生理前のイライラや不安感、寝つきの悪さも、“体が冷えている”状態からくることがあると知って、急に腑に落ちたんです。

温活って、単なるリラックス法じゃない。“体の仕組みを整える手段”なんだと、やっと納得できたんです。

小さな習慣から始めた“本気の温活”

本気の温活といっても、最初はできることから一つずつでした。

私がまず始めたことリスト

  • 朝、白湯を飲む
  • 電車やオフィスでも腹巻きを忍ばせる
  • 毎日湯船につかる(ぬるめのお湯で15分以上)
  • 生姜や根菜など“温め食材”を意識して摂る
  • スマホ時間を減らして、夜は早めに布団に入る

どれも特別なことではないけれど、「私のために時間を使っている」という感覚が、心まで整えてくれました。冷えって、体だけの問題じゃなくて、自分に無関心でいることの結果でもあったのかもしれません。

こうして、少しずつ少しずつ、自分の体と向き合うようになったんです。

「変わりたい」と思ったら、その気持ちが第一歩。誰かに許可をもらう必要なんてないし、完璧にやらなくていい。少しだけ、自分をあたためてあげるところから始めてみてください。

次の章では、私が実際に続けている温活習慣を具体的にご紹介します。明日から取り入れられるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

実際に取り組んだ温活習慣【今すぐ真似できることばかり】

温活って、何から始めればいいのかわからない——そんな声をよく聞きます。でも大丈夫。私も最初は「白湯ってほんとに意味あるの?」と思っていたくらいですから。ここでは、実際に私が続けている温活習慣の中から、“今日からできること”を厳選してご紹介します。どれも簡単だけど、確実に体に変化をくれる習慣ばかりです。

朝の白湯習慣と腹巻きで、冷えない体づくり

私の温活のスタートは、「朝起きてすぐ白湯を飲むこと」でした。熱すぎずぬるすぎない温度(大体50℃前後)で、ゆっくり口に含んで飲むだけ。これだけで、内臓がじんわり温まる感じがするんです。

そして、もう一つの相棒が腹巻き。特に冬だけじゃなく、夏の冷房対策にも大活躍。下腹部を冷やさないだけで、生理痛が軽くなった実感がありました。

おすすめポイント

  • 白湯は寝起きの“内臓の目覚まし”として
  • 腹巻きは天然のカイロ。肌に直接触れるコットン素材がおすすめ

「そんなことで?」と思うかもしれませんが、この2つだけでも、体の基礎体温がじわじわ上がってくるのを感じられます。

自律神経を整える“ぬるめのお風呂”ルーティン

忙しいとついシャワーだけで済ませてしまいがち。でも、冷えや不調がひどかったとき、私は“湯船に浸かること”を最優先のケアにしました。

ポイントは、熱すぎないお湯(38〜40℃)に15分以上ゆっくり浸かること。お気に入りの入浴剤を使って深呼吸しながら入ると、交感神経のスイッチがオフになって、副交感神経が優位になる感覚があります。

これだけで、寝つきの良さがまるで違いました。お風呂って、ただのリラックスタイムじゃなくて、自律神経ケアの最前線だったんですよね。

腸を温める食べものリスト✅

食事も温活の大切な一部。特に「腸を冷やさない」ことを意識して、日々の食事を見直しました。

腸から温める食材たち

カテゴリー食材例特徴
発酵食品味噌・納豆・キムチ腸内環境を整え、体温アップをサポート
根菜類ごぼう・にんじん・れんこん土の中で育つ食材は“温め食材”の代表格
スパイス生姜・シナモン・黒胡椒血行を促進し、内側からポカポカに

「冷たいものを控えて、温かいものを選ぶ」というだけでも、体は確実に変わっていきます。

私は、夏でも朝にお味噌汁を飲むようにしています。小さなことだけど、こうした選択の積み重ねが冷えにくい体をつくってくれるんです。

生理前の過ごし方も変え

生理前は特に冷えやすく、心も不安定になりがち。だからこそ、私は「生理前は一番やさしくする期間」と決めて、過ごし方を見直しました。

私の生理前温活ルール

  • カフェインを控える(代わりにルイボスティーやハーブティー)
  • 体を冷やさない服装を選ぶ(首・手首・足首を死守)
  • ゆるめのストレッチを夜寝る前に

特に意識していたのは、“がんばらない”ことをがんばること。予定を詰め込まず、気分のムラも「こういう時期だよね」と受け入れるようにしました。

生理って、心も体も冷えやすくなる時期だから、無理に抗わず、「温めて休む」だけで、次の周期の質がぐっと良くなるんです。


温活って、“特別なこと”じゃなくて、日々の積み重ねが未来の自分を整えてくれるケアなんです。

この次は、私が実際にどんな変化を感じたのか、そして「変わった」と実感できたタイミングについてお話しします。続けてきたからこそ見えた景色、ぜひ読んでみてくださいね。

温活で変わった私の体と心【体験ベースでリアルに伝える】

「温めるだけで、そんなに変わる?」と疑っていた私。でも、続けるうちに気づいたんです。体の冷えがなくなると、心のざわつきも落ち着いていくことに。ここでは、温活を通して実際に感じた体と心の変化を、嘘なくリアルにお伝えします。“変わった”と実感できたその瞬間が、あなたのヒントになれば嬉しいです。

冷えが改善されて感じた“朝の軽さ”

温活を始めて数週間経った頃、最初に気づいた変化が「朝の目覚めがラクになったこと」でした。

以前の私は、目覚ましを何度も止めて、ギリギリまで布団から出られず…。まるで体に重りが乗っているような感覚でした。でも、毎日湯船に浸かり、白湯を飲む生活に切り替えてから、自然と目が覚めて「よし、起きよう」と思える朝が増えていったんです。

あのズーンとした倦怠感が軽くなったのは、冷えによる血行不良が改善されて、全身にエネルギーが巡るようになったからだと思います。

そして、体がラクだと、自然と気持ちも前向きになるんですよね。「起きるのがつらい」って、実は“冷え”のサインだったのかもしれません。

気づけばイライラも減っていた

もうひとつ驚いたのは、「最近あんまりイライラしないな」と思えたこと。以前は、生理前になると家族や仕事仲間に八つ当たりして自己嫌悪…のループ。頭ではわかっていても、感情の波に逆らえなかったんです。

でも温活を続けるうちに、感情の起伏が緩やかになっていきました。特に感じたのは、“怒り”より“余裕”が出てきたこと。

その背景には、やっぱり自律神経の安定があると実感しています。ぬるめのお風呂や食事の見直し、睡眠の質を上げることで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、心の反応にも変化が現れたのだと思います。

何より、「自分を丁寧に扱う」という意識が、心の安心感につながったんですよね。

女性ホルモンのバランスも安定してきた実感

これが一番うれしかった変化かもしれません。以前は、生理周期がバラバラだったり、PMS(月経前症候群)の症状がひどかったりして、「このままで大丈夫かな」と不安になることもありました。

でも、温活を継続していくうちに、生理周期が安定し始め、経血の状態もスムーズに。あれだけ重かった生理痛も、「ちょっと痛いかも」くらいまで軽くなったんです。

ホルモンバランスって、とても繊細。でも、冷えを改善し、腸内環境を整え、自律神経を安定させることで、自然と女性ホルモンにもいい影響があるんだと、体感をもって理解しました。

実際、婦人科でも「生活習慣を整えることが一番のセルフケア」と言われたことがあります。温活は、まさに“女性の体を土台から整える”ケアだったんです。


体を温めるだけで、こんなにたくさんの変化が起きるなんて、正直なところ想像していませんでした。でも、今は声を大にして言えます。温活は、体だけじゃなく心まであたためてくれるセルフケアの基本です。

次の章では、私がこの温活を「無理せず、でも続けられた」理由と、途中でやめそうになったときにどう乗り越えたかも、正直にお伝えしますね。自分をあたためること、あなたにも届けたいです。

続けられた理由と、やめたくなったときの工夫

温活って、始めるのは意外と簡単。でも“続ける”となると、正直しんどい瞬間もありました。すぐに結果が出ないこともあるし、気分が乗らない日だってある。でも私が温活をやめずに続けられたのは、「がんばらなくてもいい」って思えたから。ここでは、そんな私の工夫や支えてくれたアイテムをお伝えします。あなたが続けていくうえでのヒントになればうれしいです。

結果が出るまでに時間がかかったからこそ

温活を始めてすぐ、魔法のように冷えがなくなったかというと…そんなことはありませんでした。体質改善って、どうしても時間がかかるもの。だから、最初の1〜2週間は「これ、意味あるのかな?」と不安になることも多かったです。

でもあるとき、「あれ?そういえば最近、生理前に寝込んでないかも」とふと気づいたんです。変化って、じわじわ来るんですよね。気づかないうちに、確実に体は応えてくれていました。

だからこそ、すぐに結果を求めすぎないことが大切。「やってるのに変わらない」と焦ったときこそ、体は少しずつ整っている途中なんだって信じてみてください。

私を支えてくれた3つのアイテム✅

毎日の温活を無理なく続けるには、“気持ちよさ”と“ラクさ”が必要不可欠。そこで私が本当に助けられたアイテムを、正直にシェアします。

温活を続けるための相棒たち

アイテム特徴と活用法
電気湯たんぽ布団の中に入れておくと、寝る前から体がリラックスモードに。冬だけでなく、夏の冷房対策にも重宝
お灸ツボを温めることで、自律神経や内臓機能を整えるサポートに。生理前に使うと体がほぐれる感覚が◎
植物性たんぱくのプロテイン朝食代わりや間食に。冷えやすい人は筋肉量が少ないことも多いので、たんぱく質補給は地味に重要

アイテムに頼ることで、「がんばらなくても、ちゃんとケアしてる」感覚を持てるようになったのも大きかったです。

「頑張りすぎない温活」のすすめ

これは声を大にして伝えたいんですが、温活は“がんばらないこと”が何より大事です。全部を完璧にやろうとすると、どこかで疲れて続かなくなります。

私が意識していたのは、「できなかった日があっても、また戻ればいい」というゆるさ。白湯を飲めない日も、お風呂に浸かれない日もある。でも、それでいいんです。

ケアって、続けることよりも、自分に戻る場所をつくること。

「またやってみようかな」と思える選択肢があるだけで、私たちはちゃんと自分を守れている。そう信じて、今日も自分を少しだけあたためてあげましょう。


この章を通して伝えたかったのは、温活は“生活の中に溶け込むケア”であってほしいということ。気合や根性ではなく、日々の選択で少しずつ整えていけるものなんです。

次の章では、そんな温活にまつわるよくある疑問や不安にQ&A形式でお答えしていきますね。「これってどうなの?」という声にも、できるだけリアルに寄り添っていきます。

まとめ:自分の不調に気づいて、向き合うという選択

「なんとなく不調」って、誰かに言うほどでもない。でも、確かにそこにある。
それを見て見ぬふりし続けた結果、私は体も心もすり減らしていました。
でもある日、自分の“冷え”と“ストレス”に気づき、温活を始めたことで、ようやく自分の体とちゃんと向き合うことができたんです。

温活って、特別なことじゃありません。
白湯を飲む、湯船につかる、体を冷やさない食事を選ぶ——
そんな小さな“あたためる”選択が、自分を大切にする第一歩になります。

何より、温活は「がんばるケア」じゃなくて、「戻れる場所」なんです。
疲れたときも、調子が悪いときも、「またやってみよう」と思えるだけで十分。
自分の体にやさしくすることを、自分に許してあげてほしい。

冷えやストレスは、決して“自分が弱いから”ではありません。
でも、それに気づいてあげられるのは、他の誰でもなく“あなた自身”だけです。

どうか今日から、自分の不調に気づき、「ちゃんとケアする」選択を。
それが、明日の自分をつくる確かな一歩になりますように。

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