こんにちは。OEFの谷澤まさみです。
あなたがアパレルやライフスタイル雑貨の企画に関わる仕事をしていて、ようやく仕上がった展示会サンプルが戻ってきたとき——しかも、それが“返品”という形で返ってきたとしたら。頭を抱えてしまいますよね。
今回は、そんな状況に置かれたと仮定して、「ヴィーガンレザーのトートバッグ50個」が返品された場合に、どう乗り越え、どんな可能性があるのかを見ていきましょう。
展示会のその後、静かに戻ってきたサンプル
展示会は一定の手応えがあり、バイヤーとの接点も多かった。けれど、商談が本契約に結びつかないまま、サンプルだけがぽつんと倉庫に戻ってきた——こんなこと、実際にはよくあることです。
ヴィーガンレザーのトートは、今の時代感にも合った素材選定。サイズ感もよく、カラーも合わせやすいベージュとモカの2色展開で、自信を持っていた商品でした。でも、OEM契約が見送りになったことで、その在庫が行き場を失ってしまった。
数量は50個。少量だけど、だからこそ「どうにかしたい」と思ってしまう。社内では「サンプルだし、倉庫に置いておけば?」という声もありましたが、それにもコストがかかります。
実はコストを食っている「少量在庫」
倉庫保管料は1個あたりは小さくても、時間が経つごとに重くのしかかってきます。保管スペースが足りなくなれば、新たに棚を借りるか、什器を詰め込んで圧迫感のある空間で働くしかなくなってくる。スタッフの動線も悪くなり、効率も落ちる。
さらに厄介なのは、「サンプル品を抱えている」ことへの心理的な圧迫感です。
・展示会は無駄だったのか?
・今後この製品を売るあてはあるのか?
・ブランドの方向性を誤っていたのでは?
そんな自問自答が、日常業務に静かに影を落とします。
「セールで処分」は簡単じゃない
では、どこかのECで割引して売ってしまえば? と思うかもしれませんが、これが意外とうまくいかない。
ヴィーガンレザーという素材に惹かれる人ほど、「安売りされている=質が悪いのでは」というイメージを持ってしまいがちです。D2Cブランドにおいて、価格の下げ方には特に敏感な層が多いのも事実。
実際、以前に別の在庫をセール価格で出したときは、「定価で買った人からの問い合わせが来た」「ブランドの世界観が崩れると言われた」など、逆風を感じたこともあるかもしれません。
この状況、ただの50個の在庫ではなく、「ブランドのこれから」に直結する意思決定が求められているのです。
そんなとき、もしOEFのような仕組みがあったなら
もし、エシカル消費を重視する限定会員にだけ届く販路があるとしたらどうでしょうか?
OEFでは、こういった「訳あって売れ残ったけれど、本来の価値が高い商品」を、“選ばれる商品”として再流通させる仕組みを提供しています。ポイントは以下の通りです。
- 価格は誰でも見られるが、購入できるのは会員だけという設計
- ブランド価値を守りながら、在庫を活かせる
- 小ロットでもOK。50個から出品可能
- 販売手数料は売れた分だけ。広告費はゼロ
このような仕組みなら、無理に安売りせず、商品本来の魅力や背景をしっかり伝えながら、“理解のある顧客層”に届けることができます。
「売れ残り」ではなく、「選ばれ待ち」
ヴィーガンレザーという選択は、ただのお洒落ではありません。動物由来の素材を避け、環境負荷の少ない素材を選ぶ。そんな価値観に共感する消費者は、着実に増えています。
にもかかわらず、販路の都合や商談の流れひとつで、こうした商品が行き場を失ってしまうのは、本当にもったいないことです。
でも、OEFのような会員制の販路なら——商品の背景や想いまで含めて、しっかり受け止めてくれる人にだけ届く。そんな「理解ある販路」があることで、あなたのヴィーガントートは、もう“売れ残り”ではなくなるんです。
私たちは、こう呼んでいます。
「選ばれ待ちの商品」と。
実際、OEFには「この商品の想いに共感して購入しました」といったレビューも多く届いています。買い手が“ストーリーに共感して買う”という循環があるからこそ、単なる在庫処分とはまったく違う価値が生まれるんです。
OEFは“社会貢献と利益”を両立できる販路です
エシカル消費を実践するお客様は、「安いから買う」ではなく、「意味のある買い物をしたい」と思っている方々です。だから、価格競争に巻き込まれる必要がありません。
実際、OEFで売れているのは、見た目や価格だけで選ばれた商品ではなく、
- なぜこの在庫が生まれたのか
- どんな人がつくったのか
- どういう背景を持つ素材なのか
といった情報がしっかり伝わる商品です。
「ヴィーガンレザーのトート50個」も、展示会で使われたというストーリーや、環境への配慮、ものづくりへのこだわりを添えることで、ただの在庫が「エシカルな選択肢」に生まれ変わるかもしれません。
まだ、できることはあります
たった50個。でも、その50個をどう扱うかで、ブランドの姿勢が問われます。
在庫を「失敗」として蓋をしてしまうのではなく、「もう一度価値を見直す機会」として捉えることができれば、それはブランドの未来にとっても大きな一歩になるはずです。
「まだできることはあるかもしれない。」
そう思えたなら、ぜひ一度OEFのような販路の可能性を検討してみてください。
よくある質問にお答えします
最後に、「在庫が少量なんだけど…」「返品品でも大丈夫?」など、よくいただく質問に、少しお答えしておきますね。
Q. たった50個しかない在庫でも、OEFで販売できますか?
はい、大丈夫です。
OEFは小ロット・短期出品にも対応しています。最小1ロットから始められるため、「テスト的に出してみたい」という場合にも最適です。また、売れた分だけ手数料が発生するため、在庫が少ない場合でも無駄なコストが発生しにくいのが特徴です。
Q. 展示会で使用したサンプル品でも、販売していいのでしょうか?
基本的に、製品としての品質に問題がなければ出品可能です。
OEFでは、「パッケージが少し汚れている」「本来の用途と異なる流通経路から戻ってきた」など、販売チャネルの理由で“正規販売が難しい商品”でも、しっかりとストーリーを添えることで「価値ある商品」として紹介できます。
Q. OEFに出店するには、どんな費用がかかりますか?
初期登録費用が15,400円(税込)、月額2,980円(税込)、販売手数料は売上の10%(クレジットカード手数料込み)です。
広告費は一切不要ですので、初期投資が最小限で済むのが魅力です。特に在庫が少量の場合、これ以上ないコスト設計ではないでしょうか。
Q. 物流や発送はどうなりますか?
OEFは在庫を預かりません。発送は、出品者様から購入者様への直送となりますので、今の物流体制をそのまま活かせます。新たに倉庫契約や発送代行を手配する必要はありません。
Q. どんなお客様がOEFで買い物をしていますか?
OEFの会員は、単なる安売り狙いのユーザーではなく、「背景や価値観に共感して商品を選ぶ人たち」です。
「まだ使えるのに捨てられるのはもったいない」「エシカルな選択をしたい」と考えている方々に直接届けることができるため、価格より“想い”が伝わる販売体験になります。
たとえ少量でも、たとえ返品された商品でも、それは「不要」ではありません。
伝え方と届け先さえ間違えなければ、その在庫は“救われる”のです。
今、目の前にある在庫。もしかしたら、OEFのような販路で、新しい物語を歩み始められるかもしれません。