谷澤まさみ
谷澤まさみ

「資金繰りが厳しい…でも借金には頼りたくない」——そんなとき、実は社内に眠る在庫が“資金”になるかもしれません。目次を見て必要なところから読んでみてください。

資金繰りに悩んだとき、まず見直したい「社内資産」とは?

「売上が落ち込んでいて、資金繰りが厳しい…」そんな時、真っ先に浮かぶのは金融機関への相談かもしれません。でも、ちょっとだけ視点を変えてみませんか? 実は、借りずに資金を生み出す方法が、すぐそばに眠っていることもあるんです。

銀行融資は選択肢の一つ。でも…

金融機関からの融資は、もちろん有効な資金調達の手段です。ただ、審査や手続きには時間がかかり、何より「借りる」というプレッシャーが重くのしかかることもありますよね。

資金繰りに追われていると、「借りるしかない」と思い込んでしまいがちですが、会社の中にある“使われていない資産”に目を向けることで、もっとやさしい選択肢が見えてくることもあります。

たとえば、こんな経験はありませんか?

✅ 売れ残った商品を泣く泣く処分した
✅ パッケージに傷があるだけで、正規ルートに出せなかった
✅ 季節外れの在庫が倉庫の奥で眠っている

これらは、「負債」ではなく「資産」に変えられる可能性があるんです。

実は“お金を生む”のは、あなたの倉庫かもしれない

どんな企業でも、少なからず「売れ残り」や「在庫の滞留」は発生します。それを「失敗」や「コスト」として処分してしまう前に、一度立ち止まってみてください。

それ、本当に“いらないもの”ですか?

賞味期限が少し迫っているだけ、パッケージが旧デザインなだけ。そんな理由で市場に出せない商品は、実はたくさんの人に「ちょうどいい」価値として届けられる可能性があります。

たとえば、節約を意識している家庭や、エシカルな選択を大切にしている人たちは、「訳あり品」や「フードロス商品」にこそ価値を見出しています

それは、単なる安さではなく、「誰かの困りごとを減らすことにつながる消費」という、あたたかいストーリーを持っているから。

もし、今あなたの倉庫に「まだ売れるのに止まっている商品」があるのなら、それは立派な資金源。銀行の融資を待つよりも、すぐに動ける“換金術”かもしれません。

次の章では、そんな在庫を現金に変える具体的な方法を、わかりやすくご紹介していきますね。

滞留・余剰在庫は本当に「負債」なのか?

谷澤まさみ
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倉庫にある滞留在庫を見つめて、「どう処分しよう…」とため息をついていませんか?確かに在庫は売れなければ“お荷物”のように感じてしまうもの。でもその考え、少しもったいないかもしれません。実は、見方を変えれば“現金化できる資産”にもなりうるのです。

捨てる=コスト。売れば=キャッシュ

在庫を捨てるときには、想像以上にコストがかかります。廃棄物処理費はもちろん、スタッフの手間や時間、廃棄証明の手続きなど…積み重なると、見えにくい経費がじわじわと利益を削っていくんです。

一方で、その在庫を「訳あり商品」として販売できればどうでしょうか?
多少値引きしても、売れた瞬間にキャッシュが手元に入る。しかも、廃棄コストはかからず、お客様にも喜ばれる。これは、企業にも消費者にもやさしい“レスキュー”のかたちです。

実際、最近では「賞味期限間近でも欲しい」「エコな買い方をしたい」と考える方が増えており、訳あり商品やアウトレット品へのニーズは高まり続けています。

廃棄コストだけで済まない“見えない損失”

在庫を処分するときの損失は、「処理費用」だけではありません。見落としがちなのは、“ブランドの価値”や“企業の信頼”にも影響が及ぶ可能性があることです。

たとえば、「あの会社、また大量廃棄しているらしい」といった噂が立てば、社会的信用に傷がついてしまうことも。
また、環境に配慮しない企業という印象がついてしまえば、若い世代の共感は得られにくくなります。

一方で、「廃棄せず、社会に還元している企業」として認知されれば、ブランドイメージは大きくアップし、ファンや応援者が自然と増えていくこともあります。

これは、単なる在庫処分ではなく、“企業としての姿勢”を問われる場面でもあるのです。

在庫は、売れなかった過去の結果ではありますが、同時に、未来のチャンスの入り口でもあります。
見方を変えて、“再出発の一歩”にしてみませんか?

在庫をキャッシュに変える現実的な方法5選

谷澤まさみ
谷澤まさみ

「この在庫、どうにかお金にならないかな?」
そんな時に思い浮かぶのは、きっと「セールに出す」くらいかもしれません。でも、視野を広げてみると、在庫を現金化できる手段は意外とたくさんあるんです。ここでは、コストを抑えつつ売上につなげやすい5つの方法をご紹介します。

1. アウトレットモール型ECでの在庫販売

まずおすすめしたいのが、訳あり品や余剰在庫に特化したECプラットフォームを使う方法です。
通常のECと違い、「賞味期限が近い」「パッケージに傷がある」などの商品でも価値として受け止めてもらえる土壌があり、安さだけではなく“もったいないを救う買い物”として共感されやすいのが特徴です。

✅ メリット:ブランドを守りつつ販売できる
✅ 向いている在庫:食品・日用品・季節商品など

価格はオープン、でも買えるのは会員限定といった「クローズド・バイイングモデル」を採用しているところもあり、ブランド毀損の心配が少ないのも安心材料です。

2. 業者間ネットワークでのBtoB換金

次に検討したいのが、企業間の在庫取引サービスや業者ネットワークの活用です。
たとえば、卸売業者や小売店に「ロットでまとめて売る」形なら、多少の値下げでスピーディーな現金化が期待できます。

✅ メリット:一括処分できる
✅ 向いている在庫:まとまった数量のある商品、定番品

単価は落ちやすいですが、在庫圧縮とキャッシュ確保を同時に実現できるので、急ぎの資金繰りには心強い選択肢です。

3. 自社サイトでの「訳あり」特設販売

すでに自社ECサイトをお持ちであれば、「訳ありコーナー」や「エシカルセール」を期間限定で設けるのもおすすめです。
普段の価格帯よりも手軽に手に取ってもらいやすくなり、“掘り出し物を見つける楽しさ”も提供できます

✅ メリット:既存顧客に訴求しやすい
✅ 向いている在庫:過去の人気商品・季節外れ品など

商品説明に“訳あり理由”をきちんと明記することで、信頼を得ながら売上にもつなげられます

4. フリマ・オークションでの個別出品

メルカリやヤフオクなど、個人間で売買できるサービスを活用するのも一つの手です。
特に単価の高い商品や、ユニークなアイテムは注目を集めやすく、想定以上の価格で売れることもあります。

✅ メリット:ニッチな商品が売れやすい
✅ 向いている在庫:美容グッズ・趣味商品・限定品など

ただし、梱包や対応に手間がかかるため、少量向きです。小規模の在庫処分やテスト販売に使うのが◎です。

5. 地域マルシェやイベントでの直接販売

意外と見落としがちですが、地域のマルシェやイベント出店もとても有効な方法です。
対面販売だからこそ、商品のストーリーやこだわりを伝えやすく、「安いから買う」ではなく「共感して買ってもらう」場になります。

✅ メリット:ブランドや商品への理解が深まりやすい
✅ 向いている在庫:地産商品・食品・季節商品など

少し手間はかかりますが、「地域とのつながり」や「新しいファンの獲得」という副産物も期待できます。


在庫を抱えて悩んでいる時こそ、“捨てる”以外の選択肢に目を向けてみることが大切です。
小さなひと工夫が、在庫を価値ある資源に変えてくれるかもしれません。

「安売り」でブランド価値を壊さない販路とは?

谷澤まさみ
谷澤まさみ

在庫をさばこうとするとき、多くの企業が直面するのが「ブランドの価値が下がってしまうのでは…?」という不安です。値引きして販売すること自体が悪いわけではありませんが、そのやり方次第で、これまで築いてきた信頼やイメージが揺らぐこともあるんです。
だからこそ、「売る場所」と「伝え方」に工夫が必要です。

単なる値引きではなく、“ストーリーある価格”へ

値引きされた商品を見ると、どうしても「売れ残り」や「在庫処分」の印象が先に立ってしまいがち。でも、少し視点を変えてみましょう。
たとえば、「このドレッシング、あと10日で期限切れ。でも、まだまだおいしく食べられるんです」
そんな風に背景を伝えられたら、“もったいないを救う選択”として受け止めてもらえることが多いんです。

このように、ただ価格を下げるのではなく、「なぜその価格なのか」という理由と背景をセットで伝えることがとても大切です。
価格にストーリーが乗ると、値引きは“価値の伝達”になります。

そして、こうしたストーリーには、ちゃんと共感してくれる人がいます。
「安いから」ではなく、「誰かの困りごとを減らせるから」「社会の役に立てるから」
そんな理由で選ばれる商品には、ブランドの信頼やあたたかさが、むしろ深まる可能性すらあるんです。

ブランドを守るための「購入クローズド」モデルとは?

それでもやっぱり、「価格を見られるだけで、市場の価格が崩れないか不安…」という声もあると思います。
そんなときに有効なのが、“購入できる人を限定する仕組み”です。

たとえば、商品情報はオープンにしても、実際に購入できるのは「サブスク会員のみ」といった形
これは「クローズド・バイイングモデル」と呼ばれ、特定の顧客にのみ販売を許可することで、ブランドの価格帯やイメージを守ることができるしくみです。

ポイントは、「価格は見える、でも買えるのは限られた人だけ」という設計。
この方法なら、透明性もありつつ、誰にでも流通しないことで、ブランド価値の毀損を最小限に抑えることができます。

そしてその「限られた人」というのは、価格だけで動く人ではなく、共感を軸に購入する人たち
つまり、ブランドの理念やストーリーに共鳴し、価値を感じて買ってくれる人です。

こうした販路を選ぶことで、「安売り=ブランドダウン」という図式から抜け出し、“安くてもエシカル、特別な選ばれた場所で売られている”という印象づけが可能になります。

値段だけじゃない、“想いごと届ける販路”を選ぶことが、これからの企業に求められていることなのかもしれません。

OEFという選択|在庫を捨てずに活かす販路

谷澤まさみ
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「まだ使えるのに捨てなければならない」「値引きしたくてもブランドを守りたい」
そんな葛藤を抱える企業やお店の方に、ぜひ知っていただきたいのがOEFという販路です。OEFは、ただ在庫を売る場所ではなく、価値を守りながら社会につなげる“エシカルな出口”なんです。

価格は見える、買えるのは会員限定=値崩れを防げる

OEFでは、商品情報や価格は誰でも見ることができます。でも、実際に購入できるのは月額制の会員だけ
この仕組みが、「ブランド価値を守りながら在庫を販売する」ための大きなポイントです。

たとえば、一般公開されたECサイトで値下げ商品が並ぶと、どうしても市場価格に影響を与えてしまいますよね。
でもOEFなら、“価格は透明だけど、取引は限定されたクローズド空間で行われる”ので、値崩れや取引先との関係悪化を未然に防ぐことができるのです。

この「価格オープン/購買クローズド」という仕組みは、商品を買う人にとっては信頼性があり、売る側にとってはブランドを守れるバランスのとれた方法なんです。

クローズド・バイイングモデルで安心して在庫換金

OEFが採用している「クローズド・バイイングモデル」とは、限られた会員だけが購入できる特別な空間のこと。
誰でも商品ページを見ることはできますが、カートに入れたり購入したりできるのは、OEFの価値観に共感し登録しているサブスク会員だけ。

このモデルのいいところは、単に「安く売る」ための場ではなく、「まだ価値があるのに行き場を失っていた商品に、もう一度チャンスを与える販路」になっていることです。

たとえば、
✅ 期限が近い食品
✅ パッケージに傷がある日用品
✅ 季節外れのギフトセット
こうした商品も、OEFでは「レスキュー品」として紹介され、お得に・エシカルに購入したい人たちの手に届いています

さらに、OEFでは企業や作り手の想いも一緒に発信しており、「商品を捨てなかった理由」や「もったいないを減らしたい想い」が共感を生んでいます

廃棄コストではなく、売上というカタチで在庫を活かせる。しかも、社会貢献やファンづくりにもつながる。
そんな一石三鳥の販路が、OEFです。

「もったいない」を、誰かの「ありがとう」に変えてみませんか?
OEFは、その第一歩を、あなたと一緒に踏み出したいと思っています。

👉 エシカルに在庫を処分する方法がまとめられた記事はこちら

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