谷澤まさみ
谷澤まさみ

「年末セールを見送ったら、在庫が残ってしまった…」そんな企業やメーカーさんへ。値崩れせずに在庫を現金化する方法、気になりませんか?目次を見て必要なところから読んでみてください。

年末セールを見送ったら、在庫が山積みに。よくある3つの誤算

「今年はセール、やらなくても大丈夫かも」
そう思って年末を乗り切ったはずが、新年を迎えても在庫が減らない…。
年末セールを見送った企業やお店が、意外と多くの“誤算”に気づかされることがあります。ここでは、在庫が想像以上に残ってしまった背景にある、ありがちな3つの誤解について整理してみましょう。

想定より売れなかった…「年明けまでには捌けるだろう」の落とし穴

年末を避けて年始の需要を狙う。それは一見、理にかなっているように感じられます。
でも実際には、年末と年始では「買う理由」が違うことが多いのです。

✅ 年末は「自分へのご褒美」や「まとめ買い」のタイミング
✅ 年始は「財布のひもが締まる」「初売りだけで満足」しがち

こうした違いを見落としてしまうと、「年明けまでに売れるだろう」と見込んだ商品が手つかずのまま、棚や倉庫に眠ることになります。

特に日用品や食品はタイミングが命。新年に持ち越した瞬間に、売れ筋から“余りモノ”に変わってしまうことも少なくありません。

セールをやらないことで、実は“売上の機会損失”も発生

「今年は値引きしない」という判断、もちろんブランドや利益を守るための大切な選択です。
でも、その裏で見えなくなってしまう“機会損失”もあることを忘れてはいけません。

たとえば…

見えていない損失内容
潜在顧客の離脱セールを期待していた顧客が、他ブランドに流れてしまう
回転率の低下売れない在庫がスペースを圧迫し、新商品の展開が遅れる
キャッシュフローの悪化売上が立たない分、次の仕入れ資金が確保できない

こうした“隠れたコスト”は、売り逃した金額以上に大きな影響を与えることも。
「値下げしない勇気」が、思わぬところで足かせになることもあるのです。

「値下げしたくない」がブランドと在庫のジレンマを生む

「セールはブランドを安売りしているように見えるからやりたくない」
この気持ち、本当によくわかります。とくに丁寧につくられた商品ほど、安く出したくないという想いは強いですよね。

でもその間にも、在庫はどんどん価値を失っていくのが現実です。

✅ 賞味期限が迫っている
✅ シーズンが過ぎてしまった
✅ 型が古く見えるようになった

こうした商品の“消費期限”は意外と短く、守りすぎると「捨てるしかない」という選択肢に近づいてしまいます。

「値崩れさせたくない」vs「廃棄したくない」
その間で揺れる中で、もうひとつの販路を探す声も増えてきています。

捨てる前に、売る以外の選択肢を持てること。それが、これからのエシカルな在庫管理にとって、大切な視点になるのかもしれません。

廃棄コストを抑えたい。だけど「訳あり販売」には不安がある

谷澤まさみ
谷澤まさみ

「売れ残った在庫をこのまま廃棄するなんて…」と感じていても、
いざ“訳あり販売”やアウトレットに出そうとすると、不安がよぎることがあります。
安く売ることで信頼を損ねたり、ブランドのイメージが崩れてしまうかもしれない──
そんなジレンマに直面する方は少なくありません。ここでは、「訳あり販売に踏み切れない理由」を、よくあるケースから見ていきましょう。

取引先や顧客の信頼を失うリスクがこわい

正規ルートで販売しているパートナーがいる場合、値下げ販売は関係性にヒビを入れかねません
「うちでは定価で売っているのに、別ルートで安く売られているなんて…」という声が、
これまで築いてきた信頼を揺るがす可能性があるからです。

また、既存のファンにとっても、急な値下げはショックに映ることがあります。

✅ 「自分が買った価格より安くなってる」
✅ 「もう、正規ルートで買わなくていいのかも…」

価格の不一致は、期待や信頼を裏切る形になってしまうことも。
だからこそ、“訳あり販売”をする際には、見せ方や販路の選び方がとても重要になるのです。

メルカリや自社ECで売るには限界がある

「じゃあ、自分で売ればいいかも」と思っても、実際にやってみると想像以上に大変です。
たとえばフリマアプリや自社ECを使った場合、こんな壁にぶつかることが多いです。

  • 販路の拡張性がない:売れる量に限りがあり、在庫をさばききれない
  • 管理コストがかかる:発送・問い合わせ対応・価格調整など、手間が膨大
  • ブランド価値のコントロールが難しい:不特定多数に価格が露出してしまう

特に、自社サイトで割引販売をすると、「あれ、いつも定価で買ってたのに?」と
既存顧客の混乱や不信感を招くことも。思っていたよりも簡単ではないのが現実です。

SNSで炎上した事例も…価格露出のコントロールが難しい

ここ数年でよく見かけるのが、「どこかで安売りしてる」と気づいたユーザーがSNSで発信し、
それが思わぬ形で拡散・炎上してしまうケースです。

✅ 「公式では〇円なのに、こっちでは半額?」
✅ 「定価で買った人が損するって、おかしくない?」

こうした投稿が広まると、たとえ好意で訳あり販売をしていても、
「安売り=ブランドの価値が下がった」という印象を持たれてしまいます。

訳あり販売は、売る場所・見せ方・相手を慎重に選ばなければ逆効果になりかねません。
だからこそ、価格が見えても“買える人が限られている”販路のような、
ブランドを守りながら在庫を活かせる場所が求められているのです。

ブランドを守りながら、在庫を現金化できる“もうひとつの選択肢”

谷澤まさみ
谷澤まさみ

在庫を処分したい。でも、ブランドは絶対に守りたい。
この2つを同時に叶えるのは、決して夢物語ではありません。
「広く見せる、でも売る相手は選ぶ」という、新しい販路の考え方が少しずつ広がってきています。
ここでは、ブランドを傷つけずに在庫を現金化するための
“もうひとつの選択肢”をご紹介します。

「見えるけど買えない」販路があるという事実

実は最近、「価格はオープンに見せるけれど、買えるのは限られた会員だけ」という販売スタイルが増えています。
これは“クローズド・バイイングモデル”と呼ばれるもので、特にエシカル系やB品・アウトレット品の販路として注目されています。

このモデルのメリットは…

✅ 一般の価格比較サイトに載らない
✅ 商品情報は公開できるため集客しやすい
価格露出と購買行動を切り離せるため、取引先との関係も守れる

つまり、「訳あり商品だけど、どこに売ったか知られたくない」というブランドにとって、とても相性の良い仕組みなのです。

会員制の販売モデルが、ブランド価値を守る鍵になる

この「見えても買えない」状態を実現しているのが、月額会員制の販売モデルです。
誰でも商品は見られるけれど、実際に購入できるのは選ばれた会員だけ。
だからこそ、ブランドを安く“ばらまいた”という印象にはならないんですね。

また、会員限定というプレミア感があるため、正規ユーザーとの住み分けもできます。

✅ 一般客 → 通常価格&フルラインナップでの購入
✅ 会員客 → 訳ありやB品を「応援購入」の形でお得に入手

このように、「価格」ではなく「意味」で選ばれる販路になっているのが、今の潮流です。

実際に在庫を資産に変えた事例紹介(ストーリーベース)

ある食品メーカーさんのお話です。
年末にギフト用の高級ドレッシングを大量に製造したものの、ギフト需要が読めずに約800本が残ってしまいました。
「もうすぐ賞味期限も近づくし、廃棄も検討していた」とのこと。

そんなときに試してみたのが、会員限定の販路でした。

✅ 商品情報はそのまま掲載
✅ 価格も参考価格と販売価格を明示
✅ でも、実際に買えるのは登録会員だけ

その結果、掲載からわずか1週間で在庫の7割が売れたそうです。
しかも、「ブランドの世界観が壊れることなく、むしろ応援コメントまで届いた」との声もありました。

この事例からわかるのは、「売り方」が変われば、“売れ残り”は資産に変わるということ。

「安く売る=ブランドを傷つける」ではなく、
“誰に・どう売るか”で、商品は生き返るという、新しい視点が必要なのかもしれません。

OEFという販路が選ばれる理由

谷澤まさみ
谷澤まさみ

「訳あり在庫を売りたい。でも、ブランドは守りたい。」
そんな想いを抱える企業の方から、私たちOEFにはたくさんのご相談が届きます。
なぜ今、OEFという販路が選ばれているのか? それは「エシカル」と「収益性」を両立できる新しい仕組みがあるからです。
ここでは、その選ばれる理由を3つの視点からお伝えします。

クローズド・バイイングモデルで価格はオープンでも安心

OEFでは、商品ページは一般公開されています。
誰でも価格を見ることができますし、商品名で検索されてもヒットします。
でも——
実際に購入できるのは、月額サブスクに登録した会員だけ。これが「クローズド・バイイングモデル」の仕組みです。

✅ ブランドの透明性は保ちつつ、購買行動はコントロールできる
✅ 価格を見せることで“安売り感”ではなく、“応援購入”として伝わる
✅ 値崩れリスクを最小限に抑えながら、在庫処分ができる

この“買える人を限定する”という設計が、信頼と販売を両立させている大きな理由です。

サブスク会員限定の取引=外部価格への影響は最小限

OEFのもうひとつの特徴は、「サブスク会員のみが購入できる」というクローズドな購買設計にあります。
これにより、既存の取引先との価格バランスや、外部での価格比較からの影響を受けにくくなります

たとえば…

  • 取引先から「なんでこんなに安く売ってるの?」と問い合わせが来にくい
  • 一般流通に出回らない=価格が比較対象にならない
  • ファンやリピーターが会員として参加=“訳あり”も好意的に受け止められる

この仕組みによって、メーカー様・卸様は安心して在庫を出品できます。
しかも、ただのアウトレットではなく、“エシカル消費”という文脈の中で伝えられるため、ブランドの信頼感を損ないません。

捨てるしかなかった在庫に“第二の価値”を与える

OEFに出品される商品は、どれも「本来の価値があるのに、行き場を失ってしまったもの」ばかり。
たとえば、こんな商品たちです。

✅ パッケージのデザイン変更で、旧ラベルになっただけの調味料
✅ 百貨店の催事が中止になって行き場を失ったスイーツ
✅ 賞味期限が数ヶ月先だけど、正規ルートには戻せない食品

これらを、ただ安く売るのではなく「再評価して届ける」のがOEFの役割です。

EPポイント(エシカル・ポイント)という仕組みを活用しながら、
消費者に「お得」と「社会貢献」の両方を感じてもらう設計になっています。

つまりOEFは、在庫を廃棄物ではなく、“価値ある資産”に変える販路
売る人にとっても、買う人にとっても、気持ちのいい選択肢を実現しています。

あなたの在庫も、「もう終わり」じゃなくて、「ここから、もう一度」へ。
そんな転換を、一緒に叶えていけたらうれしいです。

👉 ブランドを傷つけずにアウトレット販売を行う方法を知る

✅ 在庫処分に悩んでいる
✅ ECに出したけど広告費ばかりかかる
✅ ブランド価値を守りながら売りたい
その悩み、OEFでまるごと解決できます!
初期費用を抑えて、今ある在庫を新しい売上に。