
40代になってから、生理がつらくなったのに誰にも言えない…。そんな“生理の孤独”を感じたことはありませんか?どう伝えればわかってもらえるのか悩むあなたへ。目次を見て必要なところから読んでみてください。
40歳で感じた“生理の孤独”とは(共感の共有と課題提起)
年齢を重ねるにつれ、生理との向き合い方が変わってきた――そんなふうに感じたことはありませんか?
かつては「毎月の当たり前」としてやり過ごしていた生理が、40代になって急につらく、不安で、誰にも話せないものに変わってしまった。
その背景には、体の変化だけでなく、家庭・職場・人間関係など、言い出しにくい環境の変化もあると私は思っています。
この記事では、私自身の経験を交えながら、「どうしてこんなに孤独なのか?」「誰に、どう伝えたらいいのか?」を一緒に考えていきます。
✅「誰にも共感してもらえない」と感じたとき、どうしたらいい?
✅家族や職場での「気まずさ」の正体とは?
✅40代女性にとっての生理の悩みとは何か?
そんな問いへのヒントになれば嬉しいです。
10代や20代の頃とは違う「つらさ」
私が「生理ってこんなにしんどかったっけ?」と思うようになったのは、38歳のある月のことでした。
下腹部の痛みが1日中続き、微熱のようなだるさに加えて、仕事の集中力がまったく保てない。なのに、日常は待ってくれない――。
10代や20代の頃と違うのは、「つらい」に重なるものが増えていること。
- 家族の世話
- キャリアのプレッシャー
- 周囲に弱みを見せづらい空気
- 体力やホルモンの変化
そして何より、「これって更年期のはじまり?」という不確かな不安が、症状のつらさに輪をかけてきます。
生理は、単なる「出血」の話ではありません。
心と体が揺さぶられる、女性のライフステージ全体に関わることなんです。
でも、それを正しく語れる言葉を、私たちはなかなか持っていない。
だからこそ、「誰かと比べられない」「言葉にできない」「誰にも言えない」。
そうやって、“孤独”が日常の中に潜り込んでしまうのだと思います。
家族や職場に言いづらい背景
正直に言うと、私もずっと「言えない」側の人間でした。
とくにパートナーや職場では、「生理だから休みます」「今日は無理です」と口にすることに、なぜか罪悪感がありました。
なぜ言えないのか。理由は1つではありません。
- 「わがままに見られたくない」
- 「甘えてると思われたくない」
- 「理解されないのが怖い」
つまり、言えないこと自体に、自己防衛が働いているんですよね。
さらに職場では、「女性だから」「年齢的に仕方ない」という根拠のないラベリングが起こることもあります。
家庭内でも、「また?」という無意識の一言に傷ついた経験、ありませんか?
私自身、子どもの前でしんどそうにしていたとき、パートナーに「大げさじゃない?」と冗談ぽく言われて、その夜、布団の中でひとり泣いたことがあります。
「大したことない」と思われることで、自分のつらさを“なかったこと”にされたような気がして。
こうした環境では、生理の話題はますます「口にできないもの」として、孤独を深めてしまうんです。
「誰にもわかってもらえない」という感情
体は確かにつらい。でもそれ以上に重たいのが、「この気持ちを誰にも理解してもらえない」という感覚です。
周りはいつもどおり動いている。
自分だけが取り残されている。
「がんばらなきゃ」「誰にも迷惑かけちゃいけない」と、自分を押し込めるクセがついてしまう。
でも、それって本当に必要な“がんばり”でしょうか?
40代になると、キャリアも家庭も「ある程度安定している」と思われがち。
でも実際は、女性の体や心の揺らぎがもっとも大きくなる時期です。
なのに、「大人なんだから」「母なんだから」「リーダーなんだから」といった“役割”が優先されてしまう。
結果、「自分のことは後回し」。
そして、その状態が長く続くと、自分の気持ちすらわからなくなるんですよね。
✅誰にも言えないのは、あなたのせいじゃありません
✅わかってもらえないと感じるのは、正常な反応です
✅言葉にできない痛みこそ、まずは自分で認めてあげてください
“孤独”の第一歩は、「これくらい大丈夫」と自分に言い聞かせてしまうこと。
でも、“ケア”の第一歩は、「これってつらいよね」と自分の感情を見つめることから始まります。
次章では、「なぜパートナーに伝えるのがこんなに難しいのか?」その構造に踏み込んでいきます。
“言葉にする勇気”を持つために、必要な視点を一緒に整理していきましょう。
なぜパートナーに伝えるのが難しいのか(すれ違いの構造)
生理でつらいとき、本当は助けてほしいのに、なぜかうまく伝えられない。
そもそも「伝える」こと自体に、私たちはどこかでハードルの高さを感じていますよね。
でも、それにはちゃんと理由があると私は思っています。
ここでは、生理のつらさをパートナーに「うまく伝えられない」背景にある、すれ違いの構造を解きほぐしていきます。
✅なぜ毎月のことなのに理解されにくい?
✅自分ばかり我慢している気がするのはなぜ?
✅「察してほしい」が伝わらない理由とは?
そんな疑問に、少しずつ答えていきましょう。
理解してもらえない理由とは
「毎月のことだし」「自分でなんとかできるし」。
そうやって言わずに過ごしてきた私たちの多くが、“普通にふるまうこと”を選んできた結果、パートナーには「そんなに大変なものなの?」と驚かれてしまうことがあります。
生理のつらさは、目に見えにくい不調です。
出血の量も、痛みの強さも、人によってまったく違う。
だからこそ、「説明しないと伝わらない」のに、どこかで「わかってくれるはず」と期待してしまう。
さらに、男性側には生理に関する具体的な知識や経験がないことがほとんど。
そのため、「何が大変なのか」が想像しづらく、事実として受け止める準備ができていないという面もあります。
例えば、私の知人の夫は、妻の生理の話を「愚痴」や「ヒステリー」と捉えていたそうです。
でもそれは、怒っていたのではなく、痛みや不安を誰かに共有したかっただけだった。
誤解は、伝えなかった私たちと、知らなかった相手の間に生まれます。
遠慮・我慢・説明不足が生むギャップ
「本当は助けてほしいけど、迷惑かけたくない」
「言ってもどうせわかってもらえないから…」
そんなふうに遠慮や我慢を重ねた結果、“何も言わない=大丈夫なんだ”と誤解されてしまうこと、ありませんか?
このギャップの正体は、説明しないまま期待してしまう構造にあります。
- 本音を言わずに我慢する
- 気づいてくれることを期待する
- でも気づいてもらえない
- 傷ついて、さらに言いづらくなる
こうした悪循環に陥ると、お互いに「なぜ分かり合えないのか」がわからなくなります。
でも、これはコミュニケーションの問題というより、情報の非対称性なんです。
相手にとっては「見えていないもの」を、私たちは「見て当然」と思いがち。
でも、見えないからこそ、言葉にして差を埋める必要がある。
その一歩が、すれ違いを減らす大きなきっかけになります。
「察してほしい」はなぜ伝わらない?
「言わなくても、少しくらい気づいてほしい」
これは多くの女性が感じている本音だと思います。私もそうでした。
でも現実には、“察してほしい”は、思っている以上に伝わらない。
その理由は明確で、相手が「普段通り」に見える私たちを基準にしているからです。
いつも通り家事もして、仕事もして、笑っている。
だからこそ、「今日は違う」ということに気づくのは難しい。
さらに、男性には「問題解決型」の思考が強い傾向があります。
つまり、「具体的な依頼がないと行動できない」というケースが多い。
- 「今日は頭が痛くてしんどいから、子どもの送りをお願いしたい」
- 「夕飯は無理そうだから、外食にしてもいい?」
このように明確なリクエストを伝えた方が、相手には理解されやすくなります。
察してもらうより、小さなお願いを重ねて“気づく力”を育ててもらう方が、長い目で見て関係性を深めることにもつながります。
✅察することは、経験値の上にある
✅経験がないなら、まずは情報を届ける
✅相手の変化ではなく、自分の伝え方を変えてみる
それは“諦め”ではなく、“育てる”という選択。
お互いに歩み寄る第一歩として、「察してほしい」の代わりに、小さな一言から始めてみるのがおすすめです。
生理のしんどさをどう伝える?(実用的アプローチ)
「伝えたほうがいいのは分かってるけど、やっぱり言いにくい」。
そんな声をたくさん聞いてきました。私自身も、ずっとその一人でした。
でも、ある時ふと気づいたんです。「伝える」って、“説得”じゃなくて“共有”でもいいんだなって。
ここでは、生理のしんどさを無理なく、わかりやすく伝えるための方法を、ステップごとに紹介します。
✅どう言えば相手に責められずに済む?
✅そもそも、何をどう言葉にしたらいい?
✅相手が受け取りやすい伝え方って?
そんなモヤモヤをほどいていきましょう。
言いにくい気持ちを言語化する方法
「今日は生理でつらい」――この一言が、なぜこんなに言いづらいのでしょうか?
その背景には、感情・経験・期待・不安がぐちゃぐちゃに絡み合っていることが多いです。
言語化の第一歩は、それらを整理してみること。
私がおすすめしているのは、「主観」と「事実」を分けてメモする方法です。
例えば:
- 【事実】下腹部が痛くて集中できない
- 【感情】イライラしてしまう自分に自己嫌悪
- 【希望】今日だけは家事を代わってほしい
- 【不安】わがままだと思われそうで怖い
このように自分の中の情報を整理しておくと、相手に伝えるときの“軸”ができます。
何がつらいのか、何を助けてほしいのかが明確になれば、伝え方にも自信が持てるようになります。
✅「どう伝えればいいかわからない」は、まだ“言葉”になる前の感情
✅一度書き出すことで、自分の気持ちが見えてくる
✅言語化は、“わかってほしい”の第一歩
伝えるタイミングとフレーズ例
伝え方と同じくらい大事なのが、タイミングの見極めです。
相手が忙しいとき、余裕がないときに話しかけると、どうしても「面倒な話」として処理されやすくなります。
おすすめは、“予告型”の会話。たとえば、
- 「ちょっと話したいことがあるんだけど、今いい?」
- 「今日は少ししんどくて、お願いがあるんだ」
この一言があるだけで、相手は「聞く準備」ができます。
また、「伝える内容」をお願いベースにするのも効果的です。
フレーズ例:
- 「今日は頭痛が強くて、夕飯を外で済ませてもらえると助かるな」
- 「子どもの寝かしつけ、代わってくれると本当にうれしい」
- 「言いにくいんだけど…今日、生理2日目でかなりしんどくて」
ポイントは、“がんばっている感”を無理に消そうとしないこと。
正直さと柔らかさがセットになっている方が、相手の心に届きやすくなります。
相手が理解しやすい説明の工夫
生理のつらさは、「月に1回」でも「毎回同じ」ではありません。
その変動をどう説明するかが、相手の理解を得るカギになります。
私が実践してよかったのは、「3段階で状態を伝える」という方法です。
体調レベル | 状態 | 相手への希望例 |
---|---|---|
軽度 | いつもより少しだるい | 普通に接してくれたら大丈夫 |
中度 | 動けるけど家事はつらい | 食事や育児を一部サポートしてほしい |
重度 | 強い痛み・休息が必要 | 声かけや配慮だけでもありがたい |
このように「今日は中くらいかな」などと伝えると、相手は具体的にどう動けばいいのかがわかります。
他にもおすすめなのが、
- 「今日は痛み+気分の落ち込みがセットで来てて…」とセットで伝える
- 「今月はまだましだけど、来週がピーク」など時系列で伝える
- 「この前は平気そうだったけど?」という誤解を避けるために、個人差や周期のブレも説明する
つまり、「こういう状態で、こうしてもらえると助かる」という構造で伝えることが大切です。
✅“分かりやすく伝える”は、気づきやすくするための工夫
✅数値や段階にすると、主観的なつらさが伝わりやすくなる
✅理解されるには、相手の立場も想像して伝えてみる
パートナーとの関係を壊さずに伝えるには(共感と対話のコツ)
生理のつらさをパートナーに伝えることで、「関係がぎくしゃくしそう」「重たく思われそう」と不安に感じる方は少なくありません。
でも本当は、伝えることが“壊す”原因ではなく、“伝え方”が関係性に影響していることが多いのです。
ここでは、パートナーとの距離を縮めながら、自分のしんどさもちゃんと伝える対話の工夫をご紹介します。
✅感情的にならずにどう伝えればいい?
✅頼りたいのに、責めるように聞こえてしまうのはなぜ?
✅伝えたら関係が良くなった…そんな実例ってある?
無理せず、我慢せず、それでいて関係を深めるためのヒントをまとめました。
感情ではなく事実ベースで話す
「本当にしんどいのに、うまく伝わらない」
そんなとき、私たちはつい感情をぶつけてしまいそうになることがあります。
でも、相手に理解してもらうためには、まずは“何が起きているか”を冷静に伝えることが大切です。
たとえば、
- 「なんでわかってくれないの?」
- 「毎月なのに、また同じこと言わせるの?」
こうした言い方は、どうしても責められている印象を与えてしまいがち。
その代わりに、“事実+お願い”の構造で話すよう意識してみてください。
例:
- 「今日、生理2日目でお腹と腰が痛いから、寝かせてもらえると助かる」
- 「夜ごはんを作る体力がないので、今日は簡単に済ませたい」
感情を否定する必要はありません。
でも、まずは“起きていること”を相手と共有するだけで、受け取られ方がぐっと変わります。
✅主観より、客観情報から入ると伝わりやすい
✅感情は最後に添える程度でも十分伝わる
✅「怒ってるわけじゃない」と言葉で補足しても◎
「責めない」「求めすぎない」姿勢が大切
生理中のつらさに寄り添ってほしいのに、「なんか冷たいな」と感じてしまう。
そこでイライラが爆発して、パートナーとの関係がぎくしゃくしてしまう。
これはとてもよくあるケースです。
でも、よく考えてみてください。
私たちが求めているのは、“100点の対応”ではなくて、「味方だと感じられる安心感」なんですよね。
だからこそ大事なのが、
- 「できる範囲でいいから、手伝ってもらえると助かる」
- 「理解できなくても、話を聞いてくれるだけでありがたい」
というような、責めず、求めすぎない伝え方です。
相手も人間なので、完璧な対応は難しいこともあります。
でも、こちらが一歩ゆるめることで、相手も肩の力が抜けて、「協力してみようかな」という余地が生まれます。
私自身、「これくらいやって当然でしょ」と思っていた時期には、毎月のように口論になっていました。
でも、「正直今日はつらいけど、できる範囲で一緒に乗り越えられたらうれしい」と伝えるようになってから、雰囲気がガラッと変わったんです。
✅正しさではなく、余白を持った言い方が鍵
✅「一緒に乗り越える」という姿勢が信頼につながる
✅“感謝”を言葉にするだけでも関係性は変わる
協力を得られたときの実体験・声
実際に「伝え方を変えてみたら、パートナーの反応も変わった」という声は、私の元にもたくさん届いています。
いくつかご紹介しますね。
📣30代女性・2児の母の場合
「これまでは『また生理?』と言われてイラッとしてたけど、“その一言がしんどくなる”と正直に伝えたら、翌月から“今日どう?”と聞いてくれるように。夫なりに寄り添おうとしてくれてるのがわかって、嬉しかった」
📣40代前半・会社員の場合
「言わなくても分かってほしいと思ってたけど、ある日『何をしてほしいかわからない』と言われてハッとした。“何もしなくていい、話だけ聞いて”と伝えたら、それだけで安心できた自分に驚いた」
📣30代後半・フリーランスの場合
「生理のしんどさを5段階で共有するようにしたら、夫が“今日は何レベル?”って聞いてくれるように。気づかい方がスマートになったし、自分も頼みやすくなった」
✅相手の中に「優しさがない」わけではなく、「情報がない」だけ
✅伝え方を変えると、行動が変わることは本当にある
✅小さな成功体験が、自分を少しずつ楽にしてくれる
Q&A:よくある悩みと対処法
生理のつらさをパートナーに伝える――。それは小さなようで、とても勇気のいる行動です。
だからこそ、「伝えても意味ないかも」「わかってもらえなかったら怖い」といった不安や、伝えた後の戸惑いも出てくると思います。
この章では、私がこれまで寄せられた声の中でも特に多かった3つの悩みに、Q&A形式でお答えしていきます。
✅共感されないとき、どうやって気持ちを立て直せばいい?
✅伝えたのに何も変わらなかったら、どうすれば?
✅そもそも伝える意味ってあるの?
そんな“こころのつまずき”に、ひとつずつ寄り添っていきます。
「どうせわかってもらえない」と思ったら?
Q:何度も話したけど、わかってもらえた感じがしません。もう伝えるのをやめた方がいいのでしょうか?
A:まず最初にお伝えしたいのは、「わかってもらえないつらさ」を抱えてきたあなた自身が、何も間違っていないということ。
何度もトライして、それでもうまくいかなかった。その事実が、どれだけしんどかったか、私にはよくわかります。
でも、「伝えるのをやめる」前に、一度だけ確認してほしいことがあります。
それは、“理解”と“共感”を同じものとして求めていないか?ということです。
たとえば、生理の痛みを実際に体験することは、パートナーにはできません。
だから「完全にわかる」は難しい。
でも、「それがつらいってことはわかるよ」「できることがあれば言ってね」という“姿勢”での理解は可能です。
つまり、「全部わかって」じゃなく、「少しでも歩み寄ってくれたら嬉しい」という形に、期待のレベルを変えることで、関係が少しずつ変わることもあります。
✅“共感”は、「体験を共有すること」ではなく、「理解しようとする姿勢」
✅「何度も説明させてごめんね」と言える相手かどうかも大切
✅あなたが我慢しすぎていないか、一度だけ自分に問い直してみてください
共感してもらうにはどうしたらいい?
Q:「しんどい」と言っても、「そうなんだ」と流されることが多くて。どうしたらちゃんと向き合ってもらえますか?
A:「そうなんだ」――この言葉、冷たく感じることもありますよね。
でも、相手にとっては「どう返せば正解かわからない」から、とりあえず口にしている場合も多いです。
共感を引き出すには、実は“相手が反応しやすい伝え方”を選ぶことが近道です。
そのために私が意識しているのは、「事実+感情+希望」のセットで伝えること。
例:
- 「今朝から頭が重くて集中できない。ちょっと気分も落ちてて、帰ったら話だけでも聞いてほしいな」
- 「今日、生理2日目で腰がズーンとしてるの。ごはん、何か簡単なもので済ませたい気分」
こうすると、相手は「どうしたの?」「じゃあ今日はゆっくりしようか」と“具体的な反応”がしやすくなるんです。
また、相手の反応に過度な期待をしないことも、自分の心を守るポイントです。
✅共感されたいなら、「どう共感すればいいか」を相手に渡してあげる
✅思ったリアクションがなかった=共感がなかった、ではない
✅「ちゃんと伝えた自分」をまず肯定してあげてください
伝えても変わらなかったときは?
Q:勇気を出して伝えたのに、相手の態度がまったく変わらず、逆に虚しくなってしまいました。どうすればいいでしょうか?
A:その気持ち、すごくよくわかります。
「言えば変わるはず」「わかってもらえるはず」という期待が裏切られると、自分の価値まで否定されたように感じてしまいますよね。
そんなときは、まず「変わらない相手」に注目するのではなく、「伝えられた自分」に意識を戻すことが大切です。
✅今日、私は自分の状態を正直に伝えられた
✅無理せず、助けを求める選択ができた
✅それだけで、自分の心を守る行動ができている
もちろん、それでも何度も無視されたり、軽視されたりすることが続くなら、「伝える」以上に大切な決断が必要なケースもあります。
ただ、「変わらなかった=ムダだった」と思い込まないでください。
あなたの“ケアする力”は確実に育っているし、相手にとっても「伝えられた事実」は残っています。
変化はすぐに起きないこともある。
でも、伝え続けることでしか見えない景色もある。
そのことを、どうか忘れないでください。
✅「伝える」は、自分のケアの一部
✅相手の反応ではなく、自分の行動を評価して
✅一歩ずつでも「自分を後回しにしない習慣」が大切