谷澤まさみ
谷澤まさみ

「ナプキンってどれも同じ」と思っていた私が、自分に合う種類を知ることで生理期間が驚くほど快適になりました。ナプキン選びに迷っている方は、目次を見て必要なところから読んでみてください。

「ナプキンの種類ってこんなにあるの?」と驚いた24歳の私の気づき

生理用ナプキンを「なんとなく」で選んでいませんか? 実は私自身、24歳になるまで“自分に合ったナプキン”なんて考えたこともありませんでした。でも、それが肌荒れや不快感につながっていたと気づいたのは、ちゃんと種類を知って向き合ったから。ここでは、私の体験を通して「ナプキンの選び方」へのヒントをお届けします。

ナプキンとの出会いは“とりあえず市販の有名ブランド”

私が初めてナプキンを使ったのは中学生のころ。母が買ってきてくれた市販のロングセラー商品を、そのままずっと使い続けていました。当時は「これを使っておけば間違いない」って、なんとなく思っていたんですよね。

でもそれって、“わからないから選ばない”という選択だったのかもしれません。肌に合っているか、モレやすくないかなんて、ちゃんと比べたこともなかった。いわゆる「最初に使ったものを、なんとなく使い続けている状態」でした。

今振り返ると、“生理用品を選ぶ”という感覚自体が、自分の中に存在していなかった気がします。

学生時代にありがちな「なんとなくで選ぶ」パターン

学生のころって、忙しいし、生理のことを深く話す機会もあまりないから、ナプキンも「みんなと同じやつ」で済ませがちですよね。友達に相談するのもちょっと恥ずかしい。だから、たとえモレたり、かぶれたりしても、「そういうものかも」で片づけてしまう。

使い心地がよくないのに、そのまま使い続けている
パッケージのデザインや“枚数のお得感”で選びがち
そもそも種類の違いがよくわかっていない

これ、ぜんぶ過去の私に当てはまっていました。でもあるとき、「肌にやさしいナプキンってどれだろう?」って調べたことがきっかけで、ナプキンには素材・サイズ・機能などいろんな違いがあることを知ったんです。

そして、知ったからこそ、ようやく“自分で選べるようになった”。それはまさに、自分の体と向き合うスタートラインでした。

次の章では、「ナプキンの種類とその違い」について、わたしの実体験をベースに深掘りしていきますね。

ナプキンの種類を知ると、体のサインに気づけた

「ナプキンってどれも一緒じゃないの?」そう思っていた私が、種類を知ることで体調の変化や不快感の原因に気づけるようになりました。ナプキンには明確な機能の違いがあって、自分の生理のリズムや肌質に合ったものを選ぶことが、快適な日常への第一歩になります。ここでは、知っておきたい基本的な違いと選び方のコツをお伝えします。

昼用・夜用・多い日用の違いは?吸収量と長さの関係

市販のナプキンを見ると、「昼用」「夜用」「多い日用」などの表示がありますが、それぞれ吸収量や長さに大きな違いがあること、意外と知られていないんですよね。

種類長さの目安吸収量適したタイミング
昼用20〜25cm少〜中日中・動きが多いとき
多い日用26〜30cm中〜多生理2日目など経血量が多い日
夜用30〜40cm超多〜特多就寝時・横漏れが気になるとき

長さが違えば、守れる範囲も違う
経血の量だけでなく、姿勢(座る・寝る)も重要な選定ポイント

私も昔は「夜用ナプキン=量が多い人向け」と思い込んでいましたが、実は“寝る姿勢でモレやすい人”には必要なケアだったんですよね。

羽あり・羽なしって何が違う?モレ防止だけじゃない役割

「羽あり」「羽なし」も、パッケージでよく見かける表記。でも正直なところ、昔の私は「羽ありの方がモレないっぽいから…」とそれだけで選んでました。

でも実際には、羽の有無は吸収力ではなく“フィット感とズレにくさ”に関係しているんです。

  • 羽あり:下着に固定しやすく、ズレ防止・横モレ防止に◎
  • 羽なし:着け心地が軽く、ごわつきが気になる人や肌が敏感な人に◎

私の場合、長時間座っている日は羽ありの方が安心。でも肌が荒れてるときは、羽なしの方がやさしかったりする。その日の状態に合わせて使い分けるだけでも、不快感がぐっと減る実感がありました。

肌トラブルの原因は「素材の違い」だったことも

生理のたびにかゆみやかぶれが出るのが当たり前になっている人、いませんか?私も長い間、「生理中は肌が荒れるもの」と思い込んでいた一人でした。

でも、ナプキンの素材表示を見てみると、実は肌に直接触れるトップシートの素材が商品によって大きく違うんです。

素材タイプ特徴肌への影響
ポリエチレン系ツルッとした感触。吸収性は高い蒸れやすく肌が敏感な人には不向きな場合も
コットン系自然素材でやわらかい肌にやさしく、敏感肌向き
吸水ポリマー吸収力に優れる長時間使用に適しているが、密着感あり

ナプキンによる肌トラブルは、体質じゃなく“相性”の問題であることも
✅ 肌に優しいナプキンを選ぶことで、「生理中のかゆみがなくなった」という声も多いです

私自身、ある時からコットン素材のナプキンに切り替えたことで、「あれ?いつものかゆみがない!」という小さな変化に気づけました。

ナプキンの種類をきちんと知ること。それは単なる商品選びではなく、自分の体と丁寧に向き合うというセルフケアの一歩だと、今では強く感じています。

実際に使ってよかったフェムテックグッズ【体験ベースで紹介】

フェムテックって、結局どれが良いの?そんな疑問に、実際に使って感じた「リアルな声」で応えたい。
SNSやレビューサイトの情報は多いけれど、「自分にも合うかどうか」は使ってみないと分かりませんよね。この章では、私が実際に使ってみて本当に良かったと感じたフェムテックグッズを、使い心地・変化・選んだ理由を交えてご紹介します。

デリケートゾーンケア:やっと出会えた心地よさ

私が初めて「これは一生使いたい」と思ったのは、低刺激で弱酸性のデリケートゾーン用ソープでした。

それまでの私は、ボディソープで一緒に洗っていたし、それが当たり前だと思っていました。でも実は、ボディソープの洗浄力はデリケートゾーンには強すぎることが多いんです。

この専用ソープを使ってみて気づいたのは、
あのムズムズ感やかゆみが明らかに減ったこと
✅ 香りも自然で、使うたびにホッとできる
✅ 「自分のケア時間」を持てたという小さな自信

ケア=めんどくさいと思っていた私が、ケア=気持ちいいに変わった瞬間でした。

今では、そのソープとオイルをセットで使いながら、週に1回は温かいタオルで拭き取りケアもプラス。
「自分の体に手をかけること」=「自分を大事にすること」を、体感できたプロダクトでした。

温活・冷え対策:日常に取り入れやすかったグッズ

20代後半に入って特に感じるようになったのが、“なんとなくのだるさ”や“足先の冷え”
生理痛も、冷えが強い月はいつもより重く感じていました。

そんなときに取り入れたのが、使い捨てではない温熱パッド(USB式)でした。
これが想像以上に良かったんです。

✅ 生理前や在宅ワーク時に、じんわりと温かくしてくれる
✅ カイロと違って、肌がカサつかないし、長時間使っても安心
✅ なにより、“温めるだけでこんなに違うんだ”と気づけた

朝の身支度中に使ったり、夜ベッドに入る前に10分当てたり。
「冷えを我慢する」のではなく、「温める時間をとる」だけで、心身の安定感が全然違うと実感しました。

さらに、腹巻きタイプのインナーも併用するようになり、今では“冷え対策は日常の一部”という感覚です。

メンタル・PMS対策に役立ったアイテム

PMSのときの不安定な気分や、なんとも言えないイライラ。
私の場合、生理前の1週間はいつも“別人みたい”になってしまって、自分でも扱いづらさを感じていました。

そんなときに取り入れたのが、CBD配合のバームとハーブティーです。

✅ バームはこめかみや首筋に塗ると、ふわっと香りが広がって深呼吸したくなる
✅ ハーブティーは、リラックス成分がブレンドされたものを選んで、夜の習慣に
✅ どちらも“気分をリセットするきっかけ”になった

フェムテックというと物理的なケアアイテムが注目されがちですが、“気分を整える”アイテムも立派なフェムケアです。

「この時期は、こうして乗り切る」が見えてくると、不安が減ってくる。
フェムケアは“我慢を減らす道具”でもあり、“自分を知るヒント”でもある。そう実感したアイテムたちでした。

次章では、フェムテックと無理なく付き合うために私が続けている、日常の中での工夫や視点についてお話しします。
“無理しないケア”を、あなたの暮らしにもぜひ取り入れてみてください。

20代女性がフェムテックと上手に付き合うために

フェムテックって気になるけど、情報が多すぎて結局よくわからない。
そんな声をよく耳にします。実際、私も最初は「これも良さそう、あれも試してみたい」と手あたり次第に試しては疲れてしまった時期がありました。ここでは、“自分に合うフェムテックとの向き合い方”を見つけるためのシンプルな考え方と、情報に振り回されないためのコツ、そして日常に取り入れやすい習慣をご紹介します。

「知る→選ぶ→続ける」の3ステップで始めよう

フェムテックとの付き合い方でいちばん大切なのは、焦らないこと。
おすすめは、この3ステップで少しずつ距離を縮めていくことです。

知る:まずは“自分の体”を理解することから
 アプリで生理周期を記録する、排卵日前後の体調を意識してみるだけでも十分です。

選ぶ:気になるアイテムは「1つだけ」試してみる
 一度にいろいろ買わず、まずは1つをじっくり。レビューよりも、自分の感覚を信じること。

続ける:「よかった」と思えるものをリピートして習慣化
 使い心地や変化を記録することで、自分なりの“よく効くパターン”が見えてきます。

完璧を目指す必要はありません。
あくまで、自分にとっての“ちょうどよさ”を見つける旅だと思ってください。

SNSとどう付き合う? 情報の取り入れ方のコツ

フェムテックに関する情報って、ほとんどがSNSから入ってくることが多いですよね。
でも、その情報量に圧倒されたり、「みんなやってるのに、私は何もしてない」と落ち込んだりした経験、ありませんか?

私が実践している“SNSとの上手な距離感”の取り方はこちらです。

✅ 「比較」ではなく「参考」に見る
 完璧なケアをしているように見える投稿も、編集された一部でしかないと割り切る。

自分のタイミングで見る
 生理前やPMS中は心が揺れやすいので、その時期はフェムケア系の情報から一時的に距離を置くのもあり。

信頼できる発信者をフォローする
 実体験に基づいている人や、専門性がある人の情報を中心に取り入れる。

情報はあくまでヒント。選ぶのは自分の体と相談してから。
そう思えるようになってから、私はずいぶん楽になりました。

自分の体と仲良くなるためのおすすめ習慣

フェムテックを上手に取り入れるには、「これを使えばOK」というよりも、“自分の体と仲良くなる習慣”を持つことが何より大切です。

私が実際に続けている、小さな習慣をいくつか紹介しますね。

朝起きたときの体調チェック(だるさ・浮腫み・眠気)
日記やアプリに気分と体調を記録(毎日じゃなくてもOK)
湯船に入る日を週に1〜2回確保(体と心をほぐす時間に)
寝る前に、下腹部に手をあてて深呼吸3回(リセットの合図)

こうした習慣を少しずつ重ねていくと、“調子が崩れる前に気づける”自分になっていきます。
それこそが、フェムケアの本質だと私は思っています。

誰かに「これが正解」と言われたものではなく、“私はこれが心地いい”と思えるものを選び取ること。
その積み重ねが、フェムテックと健やかに付き合うための一番の近道です。

次の章では、フェムテックを取り入れてきた私自身が、最後にどう感じたのか。そして、これからどんなふうに向き合っていきたいのかをお伝えします。誰かの一歩の後押しになれたらうれしいです。

フェムテックに向き合った私が伝えたいこと

ここまで読んでくださったあなたに、ひとつだけ伝えたいことがあります。
それは、「フェムテックは“特別な人”のためのものじゃない」ということ。24歳のとき、自分の体の違和感にフタをしていた私が、“ケアすること”の意味を知り、少しずつ“自分の選択”ができるようになったように。これは、あなたにもできることです。そしてきっと、その先にあるのは「がまんしない自分」だと信じています。

誰かの“普通”じゃなく、自分に合う選択を

フェムテックの世界に飛び込んでから気づいたのは、“当たり前”が人それぞれ違うということでした。

生理痛が軽い人もいれば、毎月寝込む人もいる。
吸水ショーツが快適な人もいれば、ナプキンの方が安心な人もいる。
毎日ケアを続けられる人もいれば、気が向いたときだけでも十分という人も。

つまり、正解はいつも“自分の中”にあるんです。

SNSやクチコミを参考にしながらも、最後に「これがいい」と決めるのは自分。
他人の“普通”に自分を合わせすぎないこと。
それこそが、フェムケアとの向き合い方でいちばん大切な姿勢なんじゃないかと私は思います。

「ひとりじゃない」と思えるツールとしてのフェムテック

フェムテックに出会ったとき、私がいちばん救われたのは「わたしだけじゃなかったんだ」と思えたことでした。

レビューに並ぶ声、SNSの投稿、誰かのさりげないコメント。
それらがそっと、“共感”というやさしい光をくれました。

フェムテックは、単なる商品じゃありません。
「言えなかったことに、名前をつけてくれる」存在でもあります。

生理、PMS、デリケートゾーンの不快感、性の違和感…
これまで黙ってきた私たちの声に、「それ、ちゃんとあるよ」「気づいていいよ」と言ってくれる。
だから私は今、フェムテックを“売りたい”とは思っていません。“届けたい”と思っています。

誰かにとってのきっかけになれたら、それが一番うれしい。

この文章を読んでくれたあなたが、「自分の体に目を向けてみようかな」と感じてくれたなら、
それはもう立派な一歩です。

わたしの1歩が、あなたのケアのきっかけになりますように。
そしていつか、あなた自身の物語を誰かに届ける日が来ることを願っています。

▼一人で悩まないで。フェムケアのこと、もっと気軽に話しませんか?▼

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