
返品されたクッキー200袋。賞味期限は残りわずか30日──捨てるか、活かすか。小さな焼き菓子工房が直面した選択と、そのとき考えたこととは?目次を見て必要なところから読んでみてください。
焼き菓子工房のクッキー200袋|もし賞味期限残30日で返品が戻ったら?
廃棄3万円 vs. OEF粗利8万円
こんにちは。OEFの谷澤まさみです。
あなたが小さな焼き菓子工房を営んでいて、丁寧に焼き上げたクッキーのセットをギフト卸で展開していたとします。ギフト需要の波に合わせて、ラッピングも華やかに、賞味期限も60日あるものを納品したはずでした。
ところがある日、取引先からの一本の電話。
「売れ残った分を返品したいのですが、受け取ってもらえますか?」
返品数は200袋。しかも、賞味期限まで残り30日。
あなたなら——どうしますか?
ギフト商品の“返品”が突きつける現実
焼き菓子、とくにギフト向けのクッキーは「見た目」「日持ち」「数のバランス」が重視されます。そのため、賞味期限が短くなった時点でギフト用途には不向きになります。たとえ商品自体の味や品質にまったく問題がなくても、取引先としては「売りにくい」「クレームになりかねない」から返品対応を選ぶのです。
そして戻ってきたクッキー200袋。
開けると、どれも美しくラッピングされたまま。焼きムラもなく、われながら良い出来。でも、棚に並べてみると胸の奥がズシンと重くなります。
「これ、どうしよう……」
在庫という名の“プレッシャー”
30日後には確実に賞味期限を迎える商品。今まさに「売らなければならない」商品です。
でも、この時期はシーズンオフ。自社ECもあるけれど、広告に費用をかける余裕はなし。インスタ投稿も頑張ってはいるけれど、数千フォロワーでは200袋の動きは期待できません。
かといって、値下げしても大量販売の見込みは薄く、ギフトではなく“訳あり品”に格下げすれば、せっかく築いてきたブランドイメージにも影響しかねません。
冷静に考えてみましょう。
- 廃棄費用:約3万円(産廃業者に依頼+人件費)
- 保管コスト:クッキーは軽いけれど、箱がかさばる
- 精神的負担:「あの商品、売れなかったな…」という記憶が刻まれる
この時点で、すでに大きな損失が始まっているのです。
“セール”という最後の手段、でも…
実際、多くの人がこう考えます。
「とにかく売らないと…」
そこで真っ先に浮かぶのは、自社ECや楽天モールなどでのセール出品です。
けれどもここでまた壁が立ちはだかります。
- セールを打つには、目立つバナーや広告が必要
- 利益を確保するには、割引率を抑えたい
- でも価格競争が激しく、目に留まらない
- 過去に“訳あり商品”を出したせいで、次回の通常商品が売れにくくなった
いわゆる「ブランド毀損リスク」です。
真面目にコツコツ作ってきた商品たちが、値引き競争に飲み込まれる姿は、なんともやるせないもの。
こんなとき、OEFのような仕組みがお役に立てるかもしれません。
OEFなら「エシカルな買い手」に届く
もし、あなたが今のような状況に直面していたら、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
OEFは、賞味期限が近い、ラベルに傷がある、OEMで戻ってきた——そんな「訳ありだけど品質には問題ない商品」を、「エシカル消費を実践したい人」に届けるための販売プラットフォームです。
しかも、
- サブスク会員だけが購入できる“クローズド販売”
- 誰でも商品ページは見られるが、買えるのは登録ユーザーのみ
- 広告費ゼロ・月額2,980円だけで出品可能
- 手数料10%、在庫は直送でOK
- 小ロットから出品できる
という仕組みだから、コストをかけずに“テスト的”な販路としても利用できます。
たとえば、今回のケース。
クッキー200袋(定価1,500円 → OEF販売価格1,000円)
▶ 100袋が売れた場合の粗利シミュレーション:
- 売上:1,000円 × 100袋 = 10万円
- 手数料:▲1万円(10%)
- 原価:500円 × 100袋 = 5万円
→ 粗利:4万円
200袋のうち半分が動いただけで、廃棄の場合と比べて7万円以上のプラス。
しかも、購入者は「エシカル消費」に共感している人たち。値下げ商品を“安かろう悪かろう”で見るのではなく、「救われるべき商品」として歓迎してくれる人たちです。