谷澤まさみ
谷澤まさみ

ラベルに誤植があるだけで、150瓶の手作りジャムが卸先からキャンセルに…。このような在庫リスク、どう乗り越える?目次を見て必要なところから読んでみてください。

こんにちは。OEFの谷澤まさみです。

あなたが地元の素材を活かして、心を込めた手作りジャムを製造・販売しているとします。
季節の果物を煮詰め、ラベルもオリジナルでデザイン。瓶詰め作業もすべて自分たちで行い、「ようやく卸先も決まって、これからだ」と思っていた矢先——

納品直前、ラベルの表記に“糖度”の数字ミスが見つかった。

たった一文字の誤植でしたが、結果は厳しいものでした。食品表示法の観点から、取引先は「今回はキャンセルで」と判断。
すでに仕込みを終えた150瓶のジャムが、行き場を失ってしまったのです。

なぜこのような事態が起きたのか?

このジャムは、季節のフルーツを活かした春限定のシリーズ。
果実の仕入れから瓶詰めまで約1ヶ月。賞味期限は製造から半年程度。
卸先が決まったことで増産したものの、最終段階での“ラベル印刷時の誤記”が命取りとなりました。

OEMであれば返品交渉の余地があったかもしれませんが、今回は完全な自社製造・自社ブランド。
しかも季節商品。夏には「春のいちごジャム」は売りづらくなります。

販路は限られており、直営のECでは月に20〜30瓶売れるかどうか。150瓶という数は、明らかに供給過剰でした。

在庫と焦りとキャッシュフローのプレッシャー

ジャムの瓶が並ぶ倉庫は、当初は誇らしい風景だったかもしれません。
しかし、その本数が“売れない在庫”と化した瞬間から、景色は一変します。

この在庫のために用意したラベルやガラス瓶、果物の仕入れ。すでに経費は先行して発生しています。
ジャムの保存には温度管理も必要。倉庫の一部を低温で保つためのコストも日々重なっていきます。

“賞味期限まであと4ヶ月”。
しかし、このまま手をこまねいていれば、いずれ「廃棄」という選択肢がちらつくようになる。
売れなければ現金化できない。現金化できなければ、新しい仕込みもできない。

焦る気持ちとは裏腹に、動かない在庫と、じわじわ減っていく口座残高。
小さな事業者ほど、その圧迫感はよりダイレクトです。

「セール」も「EC出品」も、思ったように動かない

とにかく在庫を減らそうと、まず思いつくのは「セール」ですよね。

“ラベルに誤植があるが、中身は問題なし”と説明を加え、30%オフで販売開始。
けれども、思うように売れません。
なぜかというと、「ジャム=ギフト需要」だからです。

買う側の多くは「誰かに贈る」ことを前提にしているため、「訳あり商品」と知った時点で候補から外れてしまうのです。
誤植とはいえ、“不完全な商品”に見えてしまう——それが現実でした。

ECモールへの出品も試しました。
でも、広告費をかけなければ埋もれてしまうし、送料込みで価格を下げると、利益はほぼゼロ。
「1本売れても赤字にならないだけ」という状況。
そんなことをしている余裕は、どこにもありませんでした。

こんな時、OEFの仕組みが活かせるかもしれません

このように、在庫が発生してしまう背景には、ほんの些細なミスや予測不能な事情があるものです。
商品自体に問題がなくても、販路やタイミングのズレで“売れなくなってしまう”。

もしあなたが、
「品質には問題がないが、一般の流通には乗せにくい商品を抱えている」
「安売りでブランドを崩したくない」
といった悩みを持っているなら、OEFのような仕組みが役立つかもしれません。

OEFは、“もったいない”を“選ばれる価値”に変える会員制のプラットフォームです。

会員は、「社会貢献しながらお得に買いたい」という価値観を持った方ばかり。
だから、「訳ありだけど中身に問題なし」という商品の背景にも、しっかりと共感してくれます。

しかも、商品ページは誰でも見られるけれど、購入は会員限定。
これにより、「ブランド価値を傷つけずに売る」ということが可能になるのです。

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“売れ残り”ではなく、“選ばれ待ち”という視点へ

かつての私は、“売れない在庫=失敗の証拠”のように感じていました。
でも、OEFのような仕組みに出会ってから、その見方が大きく変わったんです。

ラベルに誤植があったとしても、
パッケージが旧仕様でも、
賞味期限が迫っていても、

それは“商品としての価値”が失われたわけではありません。

たとえば「環境意識の高い家庭では、少しでも食品ロスを減らすことを家族で実践している」
「“訳あり”の背景を読み取って、自分の消費が誰かの助けになることに喜びを感じる」
そんな方々にとって、この150瓶のジャムは“探していた価値ある商品”になり得ます。

つまり、“売れ残り”ではなく、“選ばれ待ち”だっただけ。

それを支えるのが、「エシカル消費」という考え方なんです。

エシカル消費が、ブランドと消費者の関係を変える

これまでの在庫処分は、“いかに安く売るか”が主軸でした。
しかし今、消費の軸は少しずつ変化しています。

「なぜこの商品が安くなっているのか?」
「背景にある“物語”を知った上で選ぶ」

そんな“共感消費”が広がってきています。

OEFでは、その背景やストーリーを丁寧に伝えることで、
“安くて得”ではなく、“理由があってエシカル”という買い物体験を提供しています。

ラベルにミスがあっても、「それでも欲しい」と思ってくれる人が現れるのです。
しかもその購入は、単なる取引ではなく「自分もフードロス削減に貢献できた」という誇らしい体験にもなります。

この体験が、“ブランドの価値を守りながら広げていく”新しい販路戦略の鍵になるのです。

「まだ、できることがあるかもしれません」

「もう無理だ…」と思っていた在庫が、新しい価値を持って動き始める。

それは決して夢物語ではありません。
ただ、少し見方を変えること。
そして、その変化を受け入れてくれる“場所”と“人”に出会うこと。

OEFの仕組みは、「売れなくなったもの」ではなく「今、必要とされるもの」に変えていく力を持っています。

焦って安売りしたり、誰にも届かないまま廃棄したり——
そんな負のループから抜け出すために。

あなたの事業にも、まだできることがあるかもしれません。

👉 滞留在庫の処分に悩んでいる方はこちらの記事もおすすめです

「ラベルが違うだけ」で、販路を諦めますか?

“品質にまったく問題はない”。
でも「糖度表記が違う」という理由で、卸先から返品された150瓶のジャム。

もしかしたらあなたも、
「商品には自信があるのに、ルールや表示の都合で販売できない」
という経験があるかもしれません。

このジャムを救うため、いくつかの方法が考えられます。

  • 新ラベルを作って貼り直す → コストと手間がかかる。しかも1瓶あたりの利益はごくわずか。
  • ラベルに「誤植についての注意書き」を追記する → ECでの販売は可能でも、ギフト用途には不向き。
  • 友人や既存の顧客に“事情を説明して安く販売” → 数十本は動いても、150本すべてを捌くのは難しい。

「すでに一度、お金をかけて作ったものに、これ以上コストをかけたくない」
それが本音ではないでしょうか。

でもOEFなら、“ラベル誤植”という事実も、価値として受け入れてくれる人に届きます。

1ロットでも、広告費ゼロでも。小規模事業者の味方になる仕組み

OEFの特徴は、在庫に“ワケがあること”を前提にしているところです。

  • ラベルの誤植
  • 外箱のへこみ
  • ギフトパッケージ変更による余剰在庫
  • 季節商品・販促終了品

こういった“ふつうのECでは売りにくい商品”でも、
その背景に共感して購入してくれるサブスク会員が多数います。

しかも、出品者が支払うのは初期費用と月額料金だけ
広告費も掲載費もゼロ。

たった1ロットから出品できるので、「まず試してみたい」という場合にもピッタリです。

配送も自社から直接ユーザーへ。今の物流を変える必要はありません。
必要なのは、「伝えたい商品」と「伝えたい想い」だけです。

廃棄するには、惜しすぎる。

ジャム1瓶を作るために、どれだけの手間と素材、時間をかけてきたか。
仕込みに使った鍋の温度管理。ラベルのデザイン選定。瓶の洗浄と殺菌。
そのすべてが、価値ある“工程”だったはずです。

「もういいか」と諦めて処分してしまうには、惜しすぎる。
でも、「どうしても売りたい!」と無理な販促をして、ブランドを崩してしまうのも本末転倒です。

そんな時こそ、「エシカル消費」という視点で、商品の未来を見つめ直してみてください。

OEFには、「ワケあり」だからこそ応援したいと思ってくれる人が、確かに存在しています。
その商品を、もう一度“誰かの喜び”に変えるお手伝いができるかもしれません。


あなたの在庫にも、「まだできること」がきっとあります。

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Q&A:150瓶のジャム、OEFならどう扱える?

Q1:ラベルに誤植があっても販売できますか?
はい、可能です。OEFの利用者は“エシカル消費”に理解のある方が多く、「中身に問題がない」ことを明記すれば購入の障壁にはなりません。むしろ、その背景を丁寧に説明することで、共感による購入につながるケースが多いです。

Q2:季節商品なのですが、今の時期でも売れますか?
OEFでは“旬外れ”の商品も取り扱っています。購買動機が「安いから」ではなく「救いたいから」というユーザーが多いため、春のジャムが夏に売れることも十分にあり得ます。事実、類似事例では賞味期限の近い冬ギフト商品が、初夏に完売したこともあります。

Q3:少量しかないのですが、登録できますか?
もちろんです。OEFは「1ロットから出品可能」な仕組みです。在庫が少なくても“無理なく・ムダなく・無駄なく”活かせます。むしろ小ロットなら、ユーザーの「今しか買えない!」という購買動機を引き出しやすい側面もあります。

Q4:ジャムのような瓶商品でも大丈夫?配送の不安があるのですが…
はい、大丈夫です。OEFでは出品者様が自社から直送する形式のため、今の配送スタイルを維持したままご利用いただけます。瓶商品を出品している他の生産者の方も多数いらっしゃいますので、梱包・破損防止などのノウハウも参考にしていただけます。

Q5:このジャムを“ギフトとして”ではなく、“自家消費向け”として売る工夫は?
例えば「ラベルに誤植がありますが、味はそのまま。自分用に楽しんでください」といった表現で、“家庭での消費”に訴求する方法が有効です。OEFでは、こうした“家庭向け・エシカルおやつ”としての需要も高く、ギフト需要に偏らない販路づくりができます。

Q6:実際にOEFで同じような商品が売れている事例は?
OEFでは「賞味期限が迫った焼き菓子セット」「旧デザインの調味料ギフト」「規格外果実を使ったジャム」など、多くの“ワケあり食品”が販売され、好評を得ています。とくに“ギフト用には向かないが、自家用なら問題なし”という商品が売れやすい傾向です。

Q7:ブランドの印象が下がる心配はありませんか?
OEFは“クローズドバイイング”方式を採用しているため、誰でも購入できるわけではありません。商品ページは公開されても、購入できるのは「共感した会員」のみ。そのため、通常のブランド販売価格に影響を与えるリスクを最小限に抑えられます。


「訳あり=ネガティブ」ではなく、「訳あり=ストーリーがある」。

ジャム150瓶に込めたあなたの想いが、
「エシカル消費」を通じて、また誰かの食卓に届きますように。

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